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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。


このたび、「永田法による小耳症手術」のホームページをリニューアルしました。

↓↓↓
「永田法による小耳症手術」



今後行われる手術の報告ブログは、ホームページに掲載していきます。
下記のページからご覧いただけます。
↓↓↓
『手術記録』


2024HPリニューアル



※このFC2ブログは閉鎖しません。過去の手術報告を見たい場合は、引き続きご覧いただけます。

2nd-stage operation for lobule type microtia 1/March/2024
耳垂残存型小耳症(右耳)の耳立て手術 2024年3月1日

Surgeon: Seiichi Maruyama (plastic surgeon, Hills Aesthetic and Cosmetic Clinic)
Assistant:Yasuyo Nakashima (plastic surgeon, Narita Tomisato Tokushukai Hospital)

執刀医/丸山成一 (ヒルズ美容クリニック)  

助手/中島康代 (成田富里徳洲会病院)

施  設/成田富里徳洲会病院

2024年3月1日

耳垂残存型小耳症(右耳)の耳立て手術

※1回目・肋軟骨移植術の様子はこちら→『耳垂残存型小耳症(右耳)の肋軟骨移植術』


20230620OP_術前

耳垂残存型小耳症(1回目手術前の状態)

20230620OP_術後再建耳介

肋軟骨移植術(1回目手術) 手術直後の状態


2023年6月に成田富里徳洲会病院で、1回目肋軟骨移植術を行った耳垂残存型小耳症(右耳)の症例です。

1回目手術から8カ月半が経過し、このたび耳介挙上術(耳立て手術)を行いました。


20240301OP_術前斜め前

Preoperative appearance

手術前の状態



20240301OP_デザイン

The outline for the 2nd-stage operation.

耳介挙上術(耳立て手術)のデザインです。


20240301OP_肋軟骨ブロック

20240301OP_術前後ろ

肋軟骨ブロックは、健側(左耳)の耳の立ち方に合わせるように工夫して作成しています。


20240301OP_術中

Ultra-delicate split thickness scalp skin
   [UDSTS] is harvested.

頭皮分層皮膚を採取しています。


The temporoparietal fascia flap
  [TPF] is elevated.
Costal cartilage block
  for ear projection is fabricated.

浅側頭筋膜(TPF)を挙上しています。


20240301OP_術後横

20240301OP_術後斜め

20240301OP_術後角度

The reconstructed auricle is projected.

再建した耳介はしっかり立っています。

手術直後のため腫れや赤みがありますが、時間の経過とともに徐々に治まります。



丸山成一


★ホームページでも手術記録を掲載しています
→ 『手術記録』


★入院中の様子はこちら→ 『小耳症治療の様子』


Cases presented here are to help you understand microtia surgeries. The results vary by case.
※ここに供覧した症例は、小耳症の手術をご理解いただくためのものです。症例により結果は異なります。


Complications after microtia surgery:

Pneumothorax (1 out of 2000 cases), alopecia, partial necrosis of skin flap, partial exposure of costal cartilage grafted, skin graft failure due to congenital poor blood circulation of superficial temporal artery and vein, etc.

In the event such complications arise, an additional surgery may be performed to address them.

◆今回の手術の術後合併症

■重篤な合併症
顔面神経や血管の走行に異常を認めることが多く、手術によって顔面神経麻痺や皮膚壊死を起こすことがあります。
また軟骨の採取部位では気胸・血胸・心タンポナーデの可能性があります。

■その他の合併症
①植皮の生着不良・壊死
②感染、移植軟骨の露出
③糸やワイヤーの露出
④傷跡が目立つ
⑤薄毛・脱毛
⑥長時間同じ体位による環軸椎亜脱臼{第一頸椎(環椎)と第二頸椎(軸椎)}
⑦長時間同じ体位による褥瘡
⑧その他、予測不可能な合併症
以上のような合併症が起こった場合は、再手術や処置を行う場合もありますが、不可逆的な状態もありえますのでご了承ください。

Hills Aesthetic and Cosmetic Clinic and its affiliated companies hold the copyright for the text, photos/images and illustrations, etc. on this blog.
Any reproduction, quotation or use of the contents of this website without permission is prohibited.

※ブログの文章、写真画像、イラスト等の著作権はヒルズ美容クリニック及び関連会社が保有します。
許可なく無断複製・引用・使用を禁じます。


1st-stage operation for lobule type microtia 20/February/2024
耳垂残存型小耳症(左耳)の肋軟骨移植術 2024年2月20日

Surgeon: Seiichi Maruyama (plastic surgeon, Hills Aesthetic and Cosmetic Clinic)
Surgeon: Yasuyo Nakashima (plastic surgeon, Narita Tomisato Tokushukai Hospital)

執刀医/丸山成一 (ヒルズ美容クリニック)   

執刀医/中島康代 (成田富里徳洲会病院)

施設/成田富里徳洲会病院


2024年2月20日

耳垂残存型小耳症の肋軟骨移植術



20240220OP_横

Preoperative appearance
  of lobule type microtia.

耳垂残存型小耳症の術前。

20240220OP_デザイン

The outline for the 1st-stage operation.

肋軟骨移植術の手術デザイン。


20240220OP_術中

Skin flaps formed,
  anterior skin flap of the lobule,
  posterior skin flap of the lobule,
  mastoid skin flap,
  tragus skin flap.
All remnant ear cartilage removed.
Skin pocket created.

皮弁形成を行った。
  耳垂前面皮弁、
  耳垂後面皮弁、
  乳突洞部皮弁、
  耳珠用皮弁。
すべての遺残耳介軟骨を摘出した。
皮下ポケットを作成した。

20240220OP_肋軟骨フレームと健常側耳

Fabricated 3-dimensional costal cartilage frame
  [3-D frame] and paper template.

作成した3次元肋軟骨フレームと紙型。
反対側(右耳)の耳もやや変形がありますが、ご本人とご家族の希望を考慮して
反対側の耳の形に近づけるように工夫しました。
永田のフレームを上の写真のように加工し肋軟骨のモデルを作成しました。
このように、なるべく反対側の形に近づける工夫を行っております。


20240220OP_術直後

3-D frame is grafted
  under the skin pocket
  and reconstructed auricle.

3次元肋軟骨フレームを
 皮下ポケットへ移植して再建した耳介。



丸山 成一

★当院ホームページでも手術記録を掲載しています→ 『手術記録』

★入院中の様子はこちら→ 『小耳症治療の様子』


Cases presented here are to help you understand microtia surgeries. The results vary by case.
※ここに供覧した症例は、小耳症の手術をご理解いただくためのものです。症例により結果は異なります。

Complications after microtia surgery:

Pneumothorax (1 out of 2000 cases), alopecia, partial necrosis of skin flap, partial exposure of costal cartilage grafted, skin graft failure due to congenital poor blood circulation of superficial temporal artery and vein, etc.

In the event such complications arise, an additional surgery may be performed to address them.


◆今回の手術の術後合併症

■重篤な合併症
顔面神経や血管の走行に異常を認めることが多く、手術によって顔面神経麻痺や皮膚壊死を起こすことがあります。
また軟骨の採取部位では気胸・血胸・心タンポナーデの可能性があります。

■その他の合併症
①植皮の生着不良・壊死
②感染、移植軟骨の露出
③糸やワイヤーの露出
④傷跡が目立つ
⑤薄毛・脱毛
⑥長時間同じ体位による環軸椎亜脱臼{第一頸椎(環椎)と第二頸椎(軸椎)}
⑦長時間同じ体位による褥瘡
⑧その他、予測不可能な合併症
以上のような合併症が起こった場合は、再手術や処置を行う場合もありますが、不可逆的な状態もありえますのでご了承ください。

Hills Aesthetic and Cosmetic Clinic and its affiliated companies hold the copyright for the text, photos/images and illustrations, etc. on this blog.
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許可なく無断複製・引用・使用を禁じます。


2nd-stage operation for lobule type microtia 6/February/2024
耳垂残存型小耳症(左耳)の耳立て手術 2024年2月6日

Surgeon: Seiichi Maruyama (plastic surgeon, Hills Aesthetic and Cosmetic Clinic)
Assistant:Yasuyo Nakashima (plastic surgeon, Narita Tomisato Tokushukai Hospital)

執刀医/丸山成一 (ヒルズ美容クリニック)  

助手/中島康代 (成田富里徳洲会病院)

施  設/成田富里徳洲会病院

2024年2月6日

耳垂残存型小耳症(左耳)の耳立て手術



※1回目・肋軟骨移植術の様子はこちら→『耳垂残存型小耳症(左耳)の肋軟骨移植術
※1回目術後1カ月半の経過はこちら→『2023年1月31日手術症例の術後報告①【1カ月半後】
※1回目術後6カ月の経過はこちら→『2023年1月31日手術症例の術後報告②【6カ月後】

20230131OP_術前

20240206OP_術前真横

Preoperative appearance

手術前の状態


2023年1月末に成田富里徳洲会病院で、1回目肋軟骨移植術を行った耳垂残存型小耳症(左耳)の症例です。

1回目手術から約1年が経過し、このたび耳介挙上術(耳立て手術)を行いました。


20240206OP_デザイン

The outline for the 2nd-stage operation.

耳介挙上術(耳立て手術)のデザインです。

20240206OP_術中

Ultra-delicate split thickness scalp skin
   [UDSTS] is harvested.

頭皮分層皮膚を採取しています。


The temporoparietal fascia flap
  [TPF] is elevated.
Costal cartilage block
  for ear projection is fabricated.

浅側頭筋膜(TPF)を挙上しています。


20240206OP_術直後真横

20240206OP_術直後斜め前

20240206OP_術直後角度


The reconstructed auricle is projected.

再建した耳介はしっかり立っています。
立てる角度は、患者様の反対側の耳の立ち方に合わせるように工夫しています。

手術直後のため腫れや赤みがありますが、時間の経過とともに徐々に治まります。



丸山成一


★入院中の様子はこちら→ 『小耳症治療の様子』


Cases presented here are to help you understand microtia surgeries. The results vary by case.
※ここに供覧した症例は、小耳症の手術をご理解いただくためのものです。症例により結果は異なります。


Complications after microtia surgery:

Pneumothorax (1 out of 2000 cases), alopecia, partial necrosis of skin flap, partial exposure of costal cartilage grafted, skin graft failure due to congenital poor blood circulation of superficial temporal artery and vein, etc.

In the event such complications arise, an additional surgery may be performed to address them.

◆今回の手術の術後合併症

■重篤な合併症
顔面神経や血管の走行に異常を認めることが多く、手術によって顔面神経麻痺や皮膚壊死を起こすことがあります。
また軟骨の採取部位では気胸・血胸・心タンポナーデの可能性があります。

■その他の合併症
①植皮の生着不良・壊死
②感染、移植軟骨の露出
③糸やワイヤーの露出
④傷跡が目立つ
⑤薄毛・脱毛
⑥長時間同じ体位による環軸椎亜脱臼{第一頸椎(環椎)と第二頸椎(軸椎)}
⑦長時間同じ体位による褥瘡
⑧その他、予測不可能な合併症
以上のような合併症が起こった場合は、再手術や処置を行う場合もありますが、不可逆的な状態もありえますのでご了承ください。

Hills Aesthetic and Cosmetic Clinic and its affiliated companies hold the copyright for the text, photos/images and illustrations, etc. on this blog.
Any reproduction, quotation or use of the contents of this website without permission is prohibited.

※ブログの文章、写真画像、イラスト等の著作権はヒルズ美容クリニック及び関連会社が保有します。
許可なく無断複製・引用・使用を禁じます。



今回は、小耳症患者様が学校の自由研究課題で自身が体験した小耳症手術についてのレポートと、そのお母様の手記をご紹介します。

患者様は、昨年5月に成田富里徳洲会病院で、小耳症手術 1回目『肋軟骨移植術』を行い、今年、2月2日に、2回目手術 『耳介挙上術(耳立て手術)』を終えられました。

レポートは1回目の手術『肋軟骨移植術』をするための入院、手術、退院までの様子が日記形式で綴られています。

手術前後の患者様の心境から、術後の痛みや体が回復していくまでのリアルな様子を知ることができる、素晴らしいレポートになっています。

また入院・手術中の患者様に常に寄り添われていたお母様からの手記もご紹介いたします。

これから手術を受けられる患者様やそのご家族、小耳症手術を検討されている方々にも、ぜひ読んでいただきたい内容です。



◆患者様の自由研究レポート全文はこちらからご覧ください。
↓↓↓↓
「知ってほしいな! ボクの耳。」

◆患者様のお母様の手記全文はこちらからご覧ください。
↓↓↓↓
「個性輝く我が子」


↓レポート一部抜粋紹介
patient-work_20230509-20240202-ph



★1回目手術報告ブログはこちら→『耳垂残存型小耳症(右耳)の肋軟骨移植術』
  ----術後経過報告はこちら→『2023年5月9日手術症例の術後報告① 【8日後ガーゼ交換と2週間後経過】』
  ----術後経過報告はこちら→『2023年5月9日手術症例の術後報告② 【7カ月後】』

★2回目手術報告ブログはこちら→『耳垂残存型小耳症(右耳)の耳立て手術』

★ホームページにも掲載中★
患者様の小耳症作品集


※患者様とご家族のご厚意により掲載許可を得ています。写真・本文等掲載データの無断転載・複製・引用を禁じます。