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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

小耳症(右耳)術後 瘢痕拘縮形成術 皮弁作成術 2022年11月29日

Surgeon: Seiichi Maruyama (plastic surgeon, Hills Aesthetic and Cosmetic Clinic)
Assistant: Yasuyo Nakashima (plastic surgeon, Narita Tomisato Tokushukai Hospital)

執刀医/丸山成一 (ヒルズ美容クリニック)

助手/中島康代 (成田富里徳洲会病院)

施設/成田富里徳洲会病院

Secondary reconstruction for microtia

小耳症(右耳)術後 瘢痕拘縮形成術 皮弁作成術



今回の症例は、永田先生が2回手術(挙上術まで終了)していましたが、

術後に軟骨とワイヤーが露出し、一部皮膚欠損をおこした症例です。

放置しておくと感染のリスクがあることや、

形態の変形が起こります。

20221129OP_before

変形した(拘縮した)耳介の皮膚を部分的に除去(デブリドマン)して、

生じる欠損部に対して、

耳の前の皮膚および皮下組織(皮弁)を作成してふさぐデザインです。

20221129OP_desigin

ワイヤーや露出した肋軟骨を部分的に除去(デブリドマン)して

耳の前の皮膚および皮下組織(皮弁)を回転させて閉創しています。

このように、術後数年経過して、

万が一ワイヤーの露出、感染等を起こしても対応できます。

20221129OP_op


丸山成一



★入院中の様子はこちら→ 『小耳症治療の様子』

Cases presented here are to help you understand microtia surgeries. The results vary by case.
※ここに供覧した症例は、小耳症の手術をご理解いただくためのものです。症例により結果は異なります。
  
Complications after microtia surgery:

Pneumothorax (1 out of 2000 cases), alopecia, partial necrosis of skin flap, partial exposure of costal cartilage grafted, skin graft failure due to congenital poor blood circulation of superficial temporal artery and vein, etc.

In the event such complications arise, an additional surgery may be performed to address them.

◆今回の手術の術後合併症
 
■重篤な合併症
顔面神経や血管の走行に異常を認めることが多く、手術によって顔面神経麻痺や皮膚壊死を起こすことがあります。

■その他の合併症
①皮弁の生着不良・壊死
②感染、軟骨の露出
③糸やワイヤーの露出
④傷跡が目立つ
⑤薄毛・脱毛
⑥長時間同じ体位による環軸椎亜脱臼{第一頸椎(環椎)と第二頸椎(軸椎)}
⑦長時間同じ体位による褥瘡
⑧その他、予測不可能な合併症
以上のような合併症が起こった場合は、再手術や処置を行う場合もありますが、不可逆的な状態もありえますのでご了承ください。

Hills Aesthetic and Cosmetic Clinic and its affiliated companies hold the copyright for the text, photos/images and illustrations, etc. on this blog.
Any reproduction, quotation or use of the contents of this website without permission is prohibited.

※ブログの文章、写真画像、イラスト等の著作権はヒルズ美容クリニック及び関連会社が保有します。
許可なく無断複製・引用・使用を禁じます。




1st-stage operation for lobule type microtia 15/November/2022
耳垂残存型小耳症(右耳)の肋軟骨移植術 2022年11月15日

Surgeon: Seiichi Maruyama (plastic surgeon, Hills Aesthetic and Cosmetic Clinic)
Assistant: Yasuyo Nakashima (plastic surgeon, Narita Tomisato Tokushukai Hospital)

執刀医/丸山成一 (ヒルズ美容クリニック)  

助手/中島康代 (成田富里徳洲会病院)

施設/成田富里徳洲会病院


2022年11月15日

耳垂残存型小耳症(右耳)の肋軟骨移植術



20221115OP_術前

Preoperative appearance
  of lobule type microtia and the outline for the 1st-stage operation.

耳垂残存型小耳症の術前と肋軟骨移植術の手術デザイン。


20221115OP_4
Skin flaps formed,
  anterior skin flap of the lobule,
  posterior skin flap of the lobule,
  mastoid skin flap,
  tragus skin flap.
All remnant ear cartilage removed.
Skin pocket created.

皮弁形成を行った。
  耳垂前面皮弁、
  耳垂後面皮弁、
  乳突洞部皮弁、
  耳珠用皮弁。
すべての遺残耳介軟骨を摘出した。
皮下ポケットを作成した。

今回の症例は皮膚が厚く、輪郭が出てくるまで時間がかかると思います。


20221115OP_flame
Fabricated 3-dimensional costal cartilage frame
  [3-D frame] and paper template.

作成した3次元肋軟骨フレームと紙型。

軟骨は15歳という年齢が原因かかたい印象がありました。


20221115OP_5

3-D frame is grafted
  under the skin pocket
  and reconstructed auricle.

3次元肋軟骨フレームを
 皮下ポケットへ移植して再建した耳介。

20221115OP_kotei
At the end of the 1st-stage operation
  with Bolster fixation sutures.

ボルスター縫合固定を行って手術終了。



丸山 成一



★入院中の様子はこちら→ 『小耳症治療の様子』

Cases presented here are to help you understand microtia surgeries. The results vary by case.
※ここに供覧した症例は、小耳症の手術をご理解いただくためのものです。症例により結果は異なります。

Complications after microtia surgery:

Pneumothorax (1 out of 2000 cases), alopecia, partial necrosis of skin flap, partial exposure of costal cartilage grafted, skin graft failure due to congenital poor blood circulation of superficial temporal artery and vein, etc.

In the event such complications arise, an additional surgery may be performed to address them.


◆今回の手術の術後合併症

■重篤な合併症
顔面神経や血管の走行に異常を認めることが多く、手術によって顔面神経麻痺や皮膚壊死を起こすことがあります。
また軟骨の採取部位では気胸・血胸・心タンポナーデの可能性があります。

■その他の合併症
①植皮の生着不良・壊死
②感染、移植軟骨の露出
③糸やワイヤーの露出
④傷跡が目立つ
⑤薄毛・脱毛
⑥長時間同じ体位による環軸椎亜脱臼{第一頸椎(環椎)と第二頸椎(軸椎)}
⑦長時間同じ体位による褥瘡
⑧その他、予測不可能な合併症
以上のような合併症が起こった場合は、再手術や処置を行う場合もありますが、不可逆的な状態もありえますのでご了承ください。

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小耳症(左耳)長期感染を繰り返していた症例の壊死組織除去  2022年10月18日

Surgeon: Seiichi Maruyama (plastic surgeon, Hills Aesthetic and Cosmetic Clinic)
Assistant: Yasuyo Nakashima (plastic surgeon, Narita Tomisato Tokushukai Hospital)


執刀医/丸山成一 (ヒルズ美容クリニック)  

助手/中島康代 (成田富里徳洲会病院)  藤原廉(成田富里徳洲会病院 脳外科)

施  設/成田富里徳洲会病院


2022年10月18日

デブリードマン(壊死組織除去; debridement)

永田先生が耳介再建を行い7~8年後してから、

1年に1回、炎症と排膿を繰り返していた症例です。

外耳道(皮膚成分)が部分的に残っていたためか、

はっきりとした原因がわからない状態でした。

また患者さんはもともと心疾患もあるため、

感染性心内膜炎や敗血症のリスクもあり、

今回は根治目的で、脳外科医と何度も検討を重ね下記①〜③のプランをたて手術を行いました。

①全て除去

②眼鏡とマスクだけをかけれるようにするために、一部だけを残し除去

③永田先生が再建した耳介をできるだけ温存して治療


20221018OP_1

耳珠の皮膚を残すようにして赤いラインで切開しました。

20221018OP_2

20221018OP_3

CT画像を確認しながらの手術です。

20221018_MRI-1

20221018_MRI-2

術中所見ですが、

内部に外耳道(皮膚成分)が残っていて、

ここに垢がたまり炎症を繰り返していた原因と考えられたので摘出。

その下にもともとあった耳の軟骨(遺残軟骨)がありこれも摘出

さらにその下に隠れるように細くなった外耳道の続き(皮膚成分)がありこれも摘出しました。

一部は顕微鏡下で脳外科医とともに摘出しました。

摘出した後は、中に膿がたまらないようにスポンジを挿入して吸引しています。

局所陰圧閉鎖療法です。

こうすると膿がたまらずに肉芽が盛り上がり創傷治癒を早めてくれます。

↓スポンジを装着したところ

20221018OP_4

↓スポンジを吸引した状態。
20221018OP_5

なお手術では顔面神経を傷つけないように、

神経刺激装置を使用して安全に行えました。


今回は脳外科の先生の協力、

「永田先生が再建した耳介をできるだけ温存したい」という思い、

そして何より患者さんの思いを受け、

永田先生が再建した耳介を温存して治療することができました。


丸山成一


★入院中の様子はこちら→ 『小耳症治療の様子』


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※ここに供覧した症例は、小耳症の手術をご理解いただくためのものです。症例により結果は異なります。


Complications after microtia surgery:

Pneumothorax (1 out of 2000 cases), alopecia, partial necrosis of skin flap, partial exposure of costal cartilage grafted, skin graft failure due to congenital poor blood circulation of superficial temporal artery and vein, etc.

In the event such complications arise, an additional surgery may be performed to address them.

◆今回の手術の術後合併症

■重篤な合併症
顔面神経や血管の走行に異常を認めることが多く、手術によって顔面神経麻痺や皮膚壊死を起こすことがあります。
また軟骨の採取部位では気胸・血胸・心タンポナーデの可能性があります。

■その他の合併症
①植皮の生着不良・壊死
②感染、移植軟骨の露出
③糸やワイヤーの露出
④傷跡が目立つ
⑤薄毛・脱毛
⑥長時間同じ体位による環軸椎亜脱臼{第一頸椎(環椎)と第二頸椎(軸椎)}
⑦長時間同じ体位による褥瘡
⑧その他、予測不可能な合併症
以上のような合併症が起こった場合は、再手術や処置を行う場合もありますが、不可逆的な状態もありえますのでご了承ください。

上記のような合併症が起こった場合は、再手術や処置を行う場合もありますが、
不可逆的な状態もありえますのでご了承ください。

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2nd-stage operation for lobule type microtia 4/October/2022
耳垂残存型小耳症(右耳)の耳立て手術

Surgeon: Seiichi Maruyama (plastic surgeon, Hills Aesthetic and Cosmetic Clinic)
Assistant: Yasuyo Nakashima (plastic surgeon, Narita Tomisato Tokushukai Hospital)

執刀医/丸山成一 (ヒルズ美容クリニック)  

助手/中島康代 (成田富里徳洲会病院)

施  設/成田富里徳洲会病院

2022年10月4日

耳垂残存型小耳症(右耳)の耳立て手術



20210820永田先生OP_術前

右小耳症_20221004_1

小耳症(左耳)に対し、2021年8月に永田先生が肋軟骨移植術を行って再建した耳介です。

耳介挙上術(耳立て手術)を引き継いで行いました。


右小耳症_20221004_2

The outline for the 2nd-stage operation.

耳介挙上術(耳立て手術)のデザインです。


右小耳症_20221004_肋軟骨


右小耳症_20221004_3

Ultra-delicate split thickness scalp skin
   [UDSTS] is harvested.

頭皮分層皮膚を採取しています。

The temporoparietal fascia flap
  [TPF] is elevated.
Costal cartilage block
  for ear projection is fabricated.

浅側頭筋膜(TPF)を挙上しています。

耳を立てるための肋軟骨ブロックを作成しています。

右小耳症_20221004_4

手術直後で腫れていますが問題ありません。

今後数ヶ月かけて輪郭がはっきりしてきます。

右小耳症_20221004_5

右小耳症_20221004_6

The reconstructed auricle is projected.

再建した耳介はしっかり立っています。



丸山成一


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Complications after microtia surgery:

Pneumothorax (1 out of 2000 cases), alopecia, partial necrosis of skin flap, partial exposure of costal cartilage grafted, skin graft failure due to congenital poor blood circulation of superficial temporal artery and vein, etc.

In the event such complications arise, an additional surgery may be performed to address them.

◆今回の手術の術後合併症

■重篤な合併症
顔面神経や血管の走行に異常を認めることが多く、手術によって顔面神経麻痺や皮膚壊死を起こすことがあります。
また軟骨の採取部位では気胸・血胸・心タンポナーデの可能性があります。

■その他の合併症
①植皮の生着不良・壊死
②感染、移植軟骨の露出
③糸やワイヤーの露出
④傷跡が目立つ
⑤薄毛・脱毛
⑥長時間同じ体位による環軸椎亜脱臼{第一頸椎(環椎)と第二頸椎(軸椎)}
⑦長時間同じ体位による褥瘡
⑧その他、予測不可能な合併症
以上のような合併症が起こった場合は、再手術や処置を行う場合もありますが、不可逆的な状態もありえますのでご了承ください。


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1st-stage operation for lobule type microtia 20/September/2022
耳垂残存型小耳症(左耳)の肋軟骨移植術 2022年9月20日

Surgeon: Seiichi Maruyama (plastic surgeon, Hills Aesthetic and Cosmetic Clinic)
Assistant: Yasuyo Nakashima (plastic surgeon, Narita Tomisato Tokushukai Hospital)

執刀医/丸山成一 (ヒルズ美容クリニック)  

助手/中島康代 (成田富里徳洲会病院)

施設/成田富里徳洲会病院


2022年9月20日

耳垂残存型小耳症の肋軟骨移植術




左小耳症_20220920_1

Preoperative appearance
  of lobule type microtia.

耳垂残存型小耳症の術前。


左小耳症_20220920_2

Determine the proper anatomical location
  with transparent film template.

透明フイルムに印刷した本人サイズの設計図を用いて
耳介の正常な場所と大きさを決定する。

左小耳症_20220920_3

The outline for the 1st-stage operation.

肋軟骨移植術の手術デザイン。


左小耳症_20220920_4

Skin flaps formed,
  anterior skin flap of the lobule,
  posterior skin flap of the lobule,
  mastoid skin flap,
  tragus skin flap.
All remnant ear cartilage removed.
Skin pocket created.

皮弁形成を行った。
  耳垂前面皮弁、
  耳垂後面皮弁、
  乳突洞部皮弁、
  耳珠用皮弁。
すべての遺残耳介軟骨を摘出した。
皮下ポケットを作成した。

左小耳症_20220920_5

Fabricated 3-dimensional costal cartilage frame
  [3-D frame] and paper template.

作成した3次元肋軟骨フレームと紙型。

左小耳症_20220920_6

3-D frame is grafted
  under the skin pocket
  and reconstructed auricle.

3次元肋軟骨フレームを
 皮下ポケットへ移植して再建した耳介。


丸山 成一



★入院中の様子はこちら→ 『小耳症治療の様子』

Cases presented here are to help you understand microtia surgeries. The results vary by case.
※ここに供覧した症例は、小耳症の手術をご理解いただくためのものです。症例により結果は異なります。

Complications after microtia surgery:

Pneumothorax (1 out of 2000 cases), alopecia, partial necrosis of skin flap, partial exposure of costal cartilage grafted, skin graft failure due to congenital poor blood circulation of superficial temporal artery and vein, etc.

In the event such complications arise, an additional surgery may be performed to address them.

◆今回の手術の術後合併症

■重篤な合併症
顔面神経や血管の走行に異常を認めることが多く、手術によって顔面神経麻痺や皮膚壊死を起こすことがあります。
また軟骨の採取部位では気胸・血胸・心タンポナーデの可能性があります。

■その他の合併症
①植皮の生着不良・壊死
②感染、移植軟骨の露出
③糸やワイヤーの露出
④傷跡が目立つ
⑤薄毛・脱毛
⑥長時間同じ体位による環軸椎亜脱臼{第一頸椎(環椎)と第二頸椎(軸椎)}
⑦長時間同じ体位による褥瘡
⑧その他、予測不可能な合併症
以上のような合併症が起こった場合は、再手術や処置を行う場合もありますが、不可逆的な状態もありえますのでご了承ください。

Hills Aesthetic and Cosmetic Clinic and its affiliated companies hold the copyright for the text, photos/images and illustrations, etc. on this blog.
Any reproduction, quotation or use of the contents of this website without permission is prohibited.

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