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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

右から左から上から下から前から後ろから


あらゆる角度から見て正しい耳の形態を知っておかなければ、


正しい耳を作る事は出来ない。


非常に複雑な3次元の肋軟骨耳型フレームを作る事は困難だが


これは、モデルで訓練すればある程度可能な事である。


これが出来たら、耳は再建できると勘違いしている形成外科医が大部分なのだ。


 


ところが、さらにもっと困難な事は、その3次元の形態を、


立体的にピッタリと死腔を作らずにいかに、カバー出来るかという事だ。


しかも、生きた血行の良い組織で、全てをカバーする必要がある。


苦し紛れに、不足する皮膚の表面積の部分が発生したときに


植皮のみ追加して解決しようという方法に頼った瞬間に


全ては、失敗に終わってしまう。


タンザー法やブレント法は、だから良い耳が出来ない方法なのだ。


これらの手術法の呪縛から抜け出せない形成外科医ばかりだから


結局作り直さなければならない耳が日本中で再建され続けている。


だから、永田小耳症形成外科クリニックには、


日本のみでなく世界からも、作り直しを求める患者さんが、


最後の砦として、来院している。


 


手術の初めからこのような事態とならないようなデザインが必要となる。


小耳症といっても術前の形態はそれぞれに異なるため、


個人に応じたデザインは、それぞれに異なってくる。


この時、最も重要な事は、耳の3次元的形態が


あらゆる角度から、イメージできなければならない。


中途半端に、おぼろげながら、ではなく


明確に立体イメージが、わかなければ、


デザインが終わらないので


手術はいつまでたっても始められなくなる。


 


無耳症の場合は、最初から


根本的に、発想を転換しておかなければならない。


圧倒的に小耳症よりも皮膚の表面積が不足しているからだ。


だから、世界中で無耳症は再建不可能だと言われてきた。


可能になったのは、永田法だけがこの点を解決出来たからである。

今日も銀座で「銀ブラ」・・・
と、言いたいとこだが、今日は母の「かな書展」に行って来た
以前にもこのブログで紹介させていただいたが、
私の母の趣味は「かな」である。
そして、今回は銀座の『鳩居堂』の画廊で書展を行うと・・・
「鳩居堂」はあの三越の斜め前にある和文具やお香、書道道具などの名店
外国人観光客にも人気の所・・・

あった、あった・・・

CIMG0907.jpg


「わが園に梅の花ちる久方の天より雪の
             ながれ来るかも」
(万葉集 大伴旅人)

と、書いてあるらしい・・・
そして、もう1つ・・・


CIMG0904.jpg


CIMG0906.jpg


「新しき年のはじめの初春のけふ降る
          雪のいや重け吉事」 
(万葉集 大伴家持)

うまいのか へたなのか
私には、わからない
母の作品の前で、ある親子の会話が聞こえてきた・・・

「素敵ね・・・この紙・・・」

と・・・
お母さん!!
誉められていたよ!!
「紙」を・・・
あくまでも
「紙」・・・

午後からは、アメリカ人の術後の患者さんが


術後経過を見せに来られた、順調な経過をたどっていた。


入院中は、騒ぎまくっていて何回も注意していたが、


成長して、随分落ち着いてきていた。


 


そのほかに新患者の方や、再診の方で、まだ春休みなので込んでいた。


やっと外来が終わったのが5時半となった。


これから包帯交換だ。

今日、午前中、外来に


オーストラリアから、患者さんが来られた。


オーストラリアで耳を作る手術を受けたものの


不幸な結果となり、


2年前に、アメリカのブレントの診察を受けたものの


「作り直しは不可能だ」と言われた。


そこで、当院を訪れてきたとの事だった。


1時間半の説明後、作り直しは可能だという事を説明した。


とたん、患者さんは、あまりのうれしさに


大感激して、嬉し涙となった。


手術を予約して帰っていった。


 

最近、メールでの問い合わせで


「永田小耳症クリニックの分院は無いのですか?」


とか、


「・・・県に在住ですが、近くに永田法で小耳症手術を行っている所を、教えてください。」


とか、といった質問が多い。


残念ながら、日本中に、そんな所は無い。


 


私が真に永田法の卒業証書を出した形成外科医は、


世界中にたった3名だ。


2名は、カナダ・トロントのシックチルドレン病院からの留学生である


「フィッシャー医師」「レイラ・カスライ医師」。


1名は、台湾チャングン大学からの留学生の


「ズン・チャン・チェン医師」


 


残念ながら


それ以外は不完全だ。


 


 そんなに生易しい手術ではない。


そんなに数多くのレオナルド・ダ・ビンチみたいな天才がいれば教えるのに苦労しない。