FC2ブログ

永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

現在入院している患者さんの中で、両側耳垂残存型小耳症の患者さんで


アメリカ・バージニア大学の耳鼻科のジャスドーファー教授により診察を受け


聞こえの手術適応あり、との判定を得て聞こえの手術を受け


それまで10年間も、付けていた補聴器無しで、


聞こえるようになった患者さんが入院している。


今回はその聞こえるようになった方の耳の、耳立て手術だった。


 


この患者さんは、あらかじめ私がジャスドーファ教授を紹介した。


私の英文の紹介状を持ってバージニア大学で検査を受けて、


片方の耳は聞こえるようになる手術の適応ありと判断されていた。


そこで、まず、第1回目の手術で耳を私が作っておいて、そのあとで


渡米して耳穴を開けて帰国してきた時には、補聴器無しでの会話が可能となっていた。


そこで今回の耳立て手術となっている。


術後は順調に経過していて今日は大部分の抜糸が行えた。


 


又、その真向かいのベットにも,


同様にバージニア大学に行った患者さんが入院している。


 


こちらの患者さんは、「両耳とも聞こえの手術適応は無い」と判断されたために


耳だけ作る事になった患者さんだ。


がっくりしているかと思えばそうではない。


 


この患者さんのお母さんによると


「世界1の耳鼻科医のジャスドーファ教授に、


聞こえの手術適応が無いと判断されたのだから、


むしろ悔いなく耳つくりだけに専念できるので


非常に納得した。」との事であった。


子供のために親としてやれる事は全てやったという充実感、


および今後とも後悔せずにすむ、と言う事もあるからだろう。

今日、矯正歯科のL・S先生から手紙が届いた。


 


私は以前テキサス州ダラスの「国際顎顔面センター」に小耳症手術を指導に行っていた。


そこのボスは「ケン・サリアー」ドクターで、


彼の依頼を受けて私は、そこに小耳症手術指導を行っていた。


ケン・サリァードクターは、顎顔面外科のトップ水準のドクターだ、


顔面半側萎縮症の手術の前後には歯科矯正科の「ジェノコフ」ドクターとチームを組み


治療していた。だから、矯正の世界ではジェノコフドクターも世界的な人である。


その関係で、私がサリアードクターに紹介してL・S先生は、ジェノコフドクターの所へ


留学し、歯科矯正の世界的水準の治療を見事習得して帰国した先生だ。


現在は、某大学病院の歯科矯正科に勤務している。


 


顔面半側萎縮症、及び、ローヘアラインを伴う小耳症患者さんで


10歳の時に、私が耳の再建術を行っていた患者さんがいた。、


顔面の手術を希望されたので、


その手術では世界1の台湾チャングン大学の「ユーレイ・チエン教授」を紹介した。


私は、ユーレイ・チエン教授からの依頼を受けて


チャングン大学にも小耳症手術指導に行っているので、


その際に患者さんを連れて行き、


あらかじめ直接ユーレイ・チエン教授の診察を受けさせていた。


17歳になって、顔面の発育が止まってから、手術をする事になっていた。


 


今年17歳になったので3月29日、台湾のチャングン大学で、顔面の骨切り術を


世界1のユーレイ・チエン教授にやっていただいたのだ。


 


その患者さんの歯科矯正をやってもらった先生がL・S先生だ。


今回の骨切り手術のために、台湾まで患者さんに同行して


L・S先生は手術立会をしたのだ。


 


手紙によるとユーレイ・チェン教授の手術は本当に繊細でかつ早く


L・S先生の細かな要求にも明るく対応してくれて、


とても貴重な経験をする事が出来たとの事。


患者さん親子への対応は、私の患者さんであることから、


特別待遇と感じられたそうだ。


お母さんも安心していたとの事。


こんな貴重な体験が出来たのも


先生のおかげです。と、丁寧なお手紙を頂いた。


 


患者さんは術後1ヶ月で退院し


帰国後は、L・S先生がさらに、術後歯科矯正治療を行う事になる。


世界1の治療を受けて、どんなにきれいに治って帰るかが楽しみだ。


 


6月末には、ドイツ・ベルリンで行われる4年に1度の


国際形成外科学会が行われるが、


ユーレイ・チエン教授も私も、同じ日に


それぞれ、キーノート・スピーカーとして1時間半の公演をする事になっている。


だから又、互いにあって意見交換できる予定だ。