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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

私は長崎市に生まれ育った。


異国情緒漂う町だ。


特に西洋の文化の香りが建物にも食べ物や文化にも漂っている。


石畳の坂道を毎日登って、


赤いレンガの美しいフランス人が建てた


キリスト教の幼稚園に通っていた。


私はキリスト教の信者でもないが


その美しさは今でも記憶に残っている。


近くには、大浦天主堂がある。


石畳の坂道から見た風景は、港が深く入り込んで、


長さが300メートルもある巨大なタンカーが浮かび


グラバー邸の庭には、プッチーニ作曲のマダム・バタフライの像が立っている。


事あるごとに、スケッチをしていた事を思い出す。


今思い出しても、完全にヨーロッパの町そのものだ。


愛とロマンあふれる町だ。


 


だから、国際学会でヨーロッパへ出かけても


私にとってはなんだか、故郷の町のような気がして落ち着くのだ。


マドリードのホテルの喫茶店に入っていても


スペイン語の国なのに、なぜかカンッオーネが流れていて


非常にリラックスできた。


もちろんイタリアに行った時などは、


手術室で、イタリア人患者を手術しながら


手洗い看護士と共にカンッオーネを一緒に歌ったほどだ。


パリのモンマルトルの喫茶店でカンッオーネを歌っても


フランス人が私と一緒にイタリア語で歌ってくれたのだから


もう、まるで長崎にいるような錯覚に陥った。


そんな町、長崎にもう長年帰っていない。


 長崎弁を、強調して発音すると、


イタリア語に聞こえてくるから不思議だ。


「ソゲンコトバシタラ、イケントバイ、バッテン、アイシトレバ、ヨカヤカネ」


「ドゲンシタラ、ソゲンコトニ、ナットヤロカ」


「ミナトガハイッテキトルケン、キレイカトサ。」


ラ行を、巻き舌で発音してみたらまるでイタリア語です。