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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

日本は世界の一部である。


日本の中でしか物を考えていなかったら、


たとえ教授と言えども


一時的には、ごまかしが効く事もあるが、


長い目で見ると、結局世界では、まやかしなど通らない。


 


小耳症治療がその良い例だ。


いくら言葉だけでタンザー法変法とか組織拡張法とか言ったり。


人の猿真似なのに、あるいはそれ以下なのに


 


国内の学会では、知的所有権も忘れて3次元フレームも


あたかも自分がやったかのごとく、しゃべる人がいる。


 


中国が知的所有権の問題を無視して、


海外のCD,やDVDを勝手にコピーして安く売っているのと同じ事だ。


それは正しい学問体系がわかっていない人のする事だ。


 


しかし世界には、そんなまやかしなど通用するわけが無い。


ましてや、まともな患者さんに、ごまかしが通用するわけが無い。


 


甘い考えでいると、必ず世界からバッシングが来る事になる。


 


本当の医学は科学だ。


科学は数学と同じで、宗教は違っていても、世界中に共通しているからだ。


 


 

通常は


日本の医師国家試験の資格しか持たない日本人の医者は


アメリカ・カナダやイギリスなどでは、手術をする事は出来ない。


 


しかし例外がある。


その国の形成外科学会からや大学病院の招待を受け、


手術をして教えてくれるように依頼された時は、


例外となる。


 


そんな時は、それらの国の厚生省にあたる所から書類が送られてくる。


その書類に記入し、さらに、日本の厚生省へ行って


日本の医師免許を持っている事と、


出身の大学病院および、教育を受けた大学病院の証明書の英語版を用意して、


その国の大使館へ行って書類に印を打ってもらう。


この書類を厚生省からその国の厚生省に送り


テンポラリー・ライセンスが降りる。


 


そうする事で手術が合法的に行えるのだ。


この厚生省での書類に時間が


2ヶ月もかかったりするので早めに用意しなければならない。


 


私は頻繁にそれらの国々の大学や学会からの依頼を受けて、


小耳症手術の教育用デモンストレーション手術をしに行くのだが


そのたびに、この手続きを行っている。


 


だから厚生省の書類を渡す受付の人も顔見知りとなり、行くと、


「今度はどこですか?」などと言われるようになった。


それでもなお時間がかかる。


もう少し早く出来ればよいのだが。


 


 

今日は耳立て手術だった。


明日も耳立て手術だ。


何せ8時間以上もかかる手術だから


へとへとではあるが、


手術中は無心になっているので、あっという間に時間が過ぎ去ってしまう。


こんな風に耳を作っていると


早く歳をとっていくような気がする。


 


8時間が1時間に感じるほど非常に早いのだ。


1週間が1日のようだ。


特に木曜日と金曜日は連続手術日なのでとっても時間が経つのが早い。