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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

国際形成外科学会のために、明日は朝のうちに、


成田空港に着いてベルリンへ飛ぶ事になっています。


また、長い間飛行機に、閉じ込められれてしまうのか、


と思っただけでうんざり。


日本食のインスタント食品を、空港で買おうと考えているところです。


 


しかもベルリンは


過去のヨーロッパ形成外科学会などで


すでに2度、行った事があり


、あまり興味のあるようなことも無いので


早く帰って来たいのですが、プログラムの関係で、


帰国は7月2日の予定となっています。


 


その間は、園長先生が、


永田小耳症形成外科クリニックの仕事を、代行します。


 


学会の事などは帰国してから、報告する予定です。


ドイツは、気温が現在は日本よりも10度ほど低いので


風邪を引かないように気をつけます。


 


 


 


 


 

ようやく、ベルリンの国際形成外科学会への


小耳症キーノートスピーカーとしての、準備が出来た。


今回は、できるだけ、通常の症例よりも


再建の複雑な


数多くの症例を用意している。


すなわち、


補聴器なしに聞こえて、かつ正常な耳の、両者そろった耳を創る事や、


他院で一度作られたものの、不幸な結果となった小耳症の作り直しや、


ローヘアーラインの症例、


そして無耳症などを


数多く、準備している。


ベルリンへの


出発は今週火曜日となる。

いつもの見慣れた風景と何かがちがう,,,
ICUの大きな窓から見る夜景が。
大きな闇に突き落とされる様に感じるのはなぜだろう。

あ!いつもあるものが,あるべきところにない!
いつも,目の前に煌々ときらめくTokyo Towerが消えてしまったのだ

今日はキャンドルナイト
「電気を消してスローな夜を」と2003年に始まったイベントで,
いまや全国で2万ヶ所以上の施設が参加し,ライトダウンをする一大イベント。

「早める」「進める」「広げる」「変える」「増やす」のを少し休んで
立ち止まり,本当に大切なことは何なのかと足もとをみつめて,思いをめぐらせる
ゆとりに価値観を見出す時が来ているのだと思う

できることからエコに参加するのは,地球に住むものとしての義務ですね
前回のスペイン語教室で、
「venir」(来る)という動詞を習いました
スペイン語は動詞の活用・・・ばかり
この「venir」の一人称単数が「vengo」になるのです。
ここで、先生・・・
「VENGO」っていう映画知ってる?と・・・
知らなかった私・・・
貸してあげますよ・・と!!


CIMG0982.jpg


この「VENGO」は「vengar」(復讐する)の直接法現在形が「vengo」になるので、そちらの意味の方で使われているんですが・・・と先生。
 (まだ、現在形を習ってる私には・・・ちょ・・直接法・・・??チンプンカンプンなんですがね・・・

早速、観てみることに・・・

内容的には、娘を失った悲しみに暮れる主人公とそのジプシーファミリーの物語・・・
って感じですが・・・
ストーリーよりも、

フラメンコが素晴らしい
フラメンコギター、ジプシー音楽が素晴らしい


これは、音楽のDVDだっけ・・・?
って思わせるほど、フラメンコで感情の全てを語っているって感じ

こんな風に自分の感情を踊りで表現できるようになりたい!!

フラメンコ好きの私には、最高でしたわっ

先日手相の話になった。


皆が、よく知っている生命線の話となり、


ドレドレと手相を見た。222


 


私の生面線は長く、手首の皺にまでつながり、


手背をぐるりと一周して、もどって来るので、


永遠と生き続ける事になってしまうのだ


 


それでは、まるで、死ぬ事がない「ドラキュラ」ではないか。37


 


それに対して、園長先生は、なんと、はっきりと、生命線が途中で途切れてしまっている。


短命な手相をしていた。31


正直、私は驚いたと同時に、きのどくになった。


そんなに短い生命線を今まで見た事が無かったからだ。12


 


皆が、「わー、ミジカ!」と、驚きの声を出す中で、476


「補助線があるから。」と園長先生は、むなしい、抵抗を続けていた。


すると、手相や運命に詳しい看護婦さんが、丁寧な言葉と


優しい声で言った。


その補助線は車椅子の生活ですよ。」と。419


 


園長先生は、一瞬、唖然となっていた。405356

10歳ともなれば、小耳症の患者さんは


手術室へ入り、緊張はしていても


麻酔の先生のいう事を聞いてくれる。


 


麻酔の先生が、[今から一本だけ注射するからね。」と、言うと、


注射する方を見ているが、素直に注射を、させてくれる。


 


それがすむと、後は、本当に何も痛くはない。


眠り薬を麻酔の先生が、点滴チューブの側管から入れて


3つ数え終わる前には、完全に眠ってしまえる。


 


でも緊張のあまり、涙を浮かべている子供もいる。


気管チューブ挿入後には、その涙が眠った閉じた目から流れてくる。


それで、ああ、緊張していたのだなとわかる。


 


今日の患者さんは落ち着いていて、涙もなかった。


 


患者さんにより反応は様々だが、


麻酔の先生はよく、そこを、わかっているから、


「お名前を聞かせてください。」


[何かクラブ活動をしているの?」


「好きなお勉強は何?」


などと、準備をしながらも、やんわりとお話をしてくれる。


これが患者さんをなごませる。


 


また手術室に入ると、有線放送の


オルゴール曲が


やさしく聞こえてくるので


随分、子供達もリラックス出来やすいように、なっている。


 


麻酔がかかるのも、その後の準備も、当院ではスムーズで早い。


年間を通じて、毎週3回もの小耳症手術の繰り返しだからこそのことだ。


 

今日も耳垂残存型小耳症の肋軟骨移植術だった。


8時間半の手術だった。


病室へ戻り、


手術記載を書いて、


昨日の手術した小耳症の患者さんの包帯交換を終了した。


またまた、今週も明日を残すだけとなってしまった。


早いものだ。


ほっとする一時だ。


明日は外来患者さんを診察しながら


ドイツへ行くための準備をしなければならない。


 

五月頃には全身打撲の車椅子生活を送っていた永太功真くんですが・・・

車椅子

彼が強くなって帰ってきました91




サムライくま

風林火山82とても立派な兜です!眼帯がカッコイイ352

サムライくま全身

のぼりがまたとてもいい出来352とっても強そう20
鎧が硬い素材で作ってあって本当によく出来ています。

サムライくま後姿

後姿も雄々しいねっ428
耳マークがかっこいいです。
クリニックの守り神になってくれそうです290
入院していた男の子が退院後に持ってきてくれました。
どうもありがとう363

DSC03512.jpg


今日も前傾耳垂の両側耳垂残存型小耳症に対する手術だった。


術前デザインを示す。


DSC03513.jpg


手術終了後、の状態を示す。


予定どうりの耳が出来た。


耳穴も深く形成されている。


遺残耳介部は切除している。


 


この患者さんは、聞こえの手術を、アメリカの


バージニア大学耳鼻科ジャスドーファー教授に


受けに行く予定となっている。


術前診断で、75パーセントの確立で、手術を受けると


補聴器なしで聞こえるようになるとの結果がでている。


 


 


 



その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。



午後は外来


新患の小耳症の方が、来られて、説明時間がかかった。


初回の手術から、作り直しまで、一通りの説明をして納得の上


手術予約を決めた。


また病室を見学してお帰りになった。


 


また、まだ小さいお子さんの小耳症の方の


再来の方には、


育成医療制度の変更が、昨年行われていることなどをお話して


7年先の予約を取り、


病室見学をしてお帰りになった。


 


病室には、小耳症の方ばかり、が入院している事を見て安心されていた。


 


また小耳症の作り直しをして、


退院された患者さんの経過観察の方などが来られた。


 


今日は病室、外来とも落ち着いている。


 

朝9時半に、小耳症の退院患者さんの診察後、


包帯交換を10時から開始した。


今日は、抜糸の人が多く、時間がかかった。


細かな糸を膨大にかけて縫合しているため抜くのは大変な作業となる。


その代わり、縫合糸の跡にはならないですむ。


 


採皮膚部の散髪をして軟膏を塗り、


消毒が終了したのが12時だった。


 


明日の小耳症手術予定の患者さんが、その間に入院となり、


他の小耳症の患者さんと、もう、打ち解けた話をしている。


包帯交換終了時には「なんだかもう、楽しんでいます。楽しい。」


と、お母さんも、患者さんも、喜んでいる状態だ。


 

早いもので6月も20日となった。


 


国際形成外科学会があるので、


6月26日には、ドイツ、ベルリンへ出発しなければならない。


帰国は7月2日になります


その間、外来患者さんには、ご迷惑をおかけします。


入院中の患者さんは、丸山先生診察です。


7月3日から通常診療に、なります。


 


2箇所の議長と、小耳症のキーノートスピーカーを頼まれているためだ。


まだ準備は終了していないが何とか土曜日には終了するだろう。


 


本当は診療が忙しいので、自らは学会に行く予定は立てて無かったのだが、


今回のドイツの学会を初めとして、秋にはイギリス、そしてアメリカから


いずれも、依頼されたものだけで、3カ国となってしまった。


 


依頼されては、断れないので、行かざるを得ない状況だ。

DSC03508.jpg


今日は耳垂残存型小耳症でも「耳たぶ]は小さく、位置が前傾しており


耳たぶの上の、もう一つのふくらみ[遺残耳介]が、ほとんど存在しない。


このようなケースは、よく前傾した耳を再建しやすいので要注意の症例となる。


DSC03509.jpg


手術終了時の状態を示す。


3次元耳型肋軟骨移植を行った


予定の位置に、ピッタリと耳が出来ている。


このように前傾しない耳が出来るコツは、


耳垂表側皮弁の茎部を皮下剥離する事で、解決出来ている。


ただし、皮弁の茎部の剥離は


下手をすると組織の壊死が起こるので、経験が必要だ。



その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。



人は万能ではないし、もちろん私も万能ではない。


私ははっきり、言い過ぎるので誤解をされる。


それは自分でもわかっている。


日本人としてのプライドも高過ぎる。


だから若い形成外科医に日本人としてのプライドをもってほしくて、


厳しすぎるくらいのものを言う。


 


私の若い形成外科医に望むプライドとは、


一般の形成外科医では飽き足らないから


世界を背負う形成外科医を、もっと日本から数多く出したいのだ。


科学的なオリジナリティーのある人を。


 


だから、[一生やる気があるのか?]とか


[これに人生をかけるほどやるつもりがあるのか]と聞いたりする。


そんな迫力のある、才能ある人が見つかったら


私は喜んで教える気がいっぱいなのだ。


 


その表現を逆に「簡単には教えない事にした」などと表現したのだ。


私は天邪鬼だ。素直ではない。


ちょっと言われたくらいであきらめる人に、


生涯の仕事としては継続出来ないからだ。


 


今まで数多くの日本の人たちが見学したり、一定期間学びに来たりしたが、


国内では継続しない甘い人達ばかりだった。


すなわち、意欲も強くはないし、自らの開発力も無かった。


 


継続しているのは、やはり、一流の施設から選ばれて来た海外からの留学生だ。


チャングン大学やシックチルドレンからの留学生達は根性があったし、才能もあった。


彼らは耳の3次元モデルも50個以上作ってきたくらいだ。


夜も寝ずに。


私に添削させるために。


 


彼らは非常なほどに、熱中していた。


私の全てを盗み取って、自分のものとして、さらにそれを発展させるという目的があった。


最初から小耳症治療でその国を世界を背負う心構えがあった。


 


生涯の仕事としてやる事が決まっていたからこそだった。


覚悟が違う。


それらの形成外科医達と科学的な思考回路を戦わせても


ひけをとらないような人材が本当は日本に望まれるのだ。


 


世界で誰かが本当に引き継ぐ事が出来れば私の生きた証となる。


もうその証は出来た。


後世に引き継がれる事は確実となった。


本当はそれを上回る日本人であってほしい。


 


私は、今も自分の築いた耳つくりの基礎の上をさらにまだ


築き上げる途上なのだ。


今年57歳と言う年は関係ない。


 


だから、まだまだ、「とげ」が抜けていない。


角がある人間だ。


人は年を取ったら角が抜けるというが、


角が取れたら私は私ではなくなる。


 


角が取れたという時は、私が開発をあきらめた時だろう。


多くの人から色々言われても、私はかまわない。


失うものが何も無い私だから。


 


かまっていたら、一般開業医では、研究など、とっくの昔にやめている事だろう。


私に、意見する人は、それなりに世界を背負ってみてからにしてほしい。


 


すると、少しは私の言いたい事が理解できるようになるかもしれない。


私はいろいろ言われたら、益々それがエネルギーに転換される性格だ。


まったく、大人気ない私なのだ。


まだまだ子供だから、興味が尽きないだけだ。


とげ抜き地蔵なんかに、とげを抜かれてなるものか。


とげが私だ。


 

多数決で決めると言う事は


よく行われている民主主義的な手段だが、


本当にそれが正しいのだろうか?


 


例えばもともとアメリカに住んでいたのはインディアンだった。


この名前は、インド人とまちがえたコロンブス以後のヨーロッパ人がつけた名前であり


実は日本人に近い黄色人種だった。


 


少なくとも、コロンブスがヨーロッパから到着する1492年までは


間違いなく彼らだけの大陸だった。


 


その後はヨーロッパ大陸から、大量の数のヨーロッパ人たちが


入植してから、たった500年しかたっていないのだが、


アメリカ合衆国・カナダ・メキシコとなっている。


 


多数決で言うとヨーロッパ人のほうが圧倒的ににインディアンよりも


多くなり、彼らの土地を奪ったのだが、多数決で正当化された様なものだ。


 


同じことが、南米大陸諸国でも、オーストラリアでも、ニュージーランドでも起きた。


原住民にとっては当時は迷惑千万な事だったろう。


北海道でも日本人が入り込みアイヌ人の土地を奪い


日本の一部としてしまった。


こんな風に考えると、何が善で何が悪なのかがわからなくなる。


 


多数決の悪ということも多い。


小耳症患者数があまりにも少ないので、無視され、それを守るべき


医療システム全体への考慮が、不足している。


育成医療制度の切捨てがなされても、抵抗が見られなければもっと切り捨てられる。


あまりにも少数なので、


選挙票に結びつかない事に、政治家は無関心となってしまう。


小耳症に対する耳再建の手術法の発達が、


外傷で耳が欠損したり、皮膚癌で耳を切除しなければならない場合の


耳の再建法として利用されるのにもかかわらず。


 


 

日本人は物事に対してはっきりとした肯定も否定もしないような言葉の文化だが。


世界に出て、そんなことをしていると、


いい加減な人だと思われて相手にされなくなる。


ましてや、学問の討論の場である欧米の学会では、


激論を戦わせる事が、科学の進歩につながると信じられているので


はっきりと結論が出るようにいやと言うほどの討論がなされる。


 


それに比べて日本の学界では、


学閥を固守した、なあなあ主義の学会でありたいので、


科学的に深いつっこんだ討論をすると、きらわれてしまうどころか、


隠蔽されてしまう。


たとえば、別の方法を発表した医師を表彰するとか言う方法で。


その表彰された方法は、もはや世界がやめてしまった方法なのにだ。


ひどい時には


「教授を奉るための学会だ。」「だから教授を攻撃してはいけない。」


などと、言われてしまう有様である。


仲良しと学問を履き違えている。


国民医療の正しい治療法を確立する事が、学会の最も重要な役割なのだから


その治療法では学会として、少なくとも最も最良な統一見解を出すべきなのだ。


なのにそれを絶対に決めようとはせず、うやむやなままとしてきた。


そして日本中で大学によって、てんでんばらばらの手術をしてきた。


だから、今でも、多くの小耳症の患者さんが、手術後の作り直しとなって


当院へと入院している。


日本の、物事に対してはっきりとしないという習慣は、


学問の場では、忘れるべき事なのだ。


真の国民医療のために

最近、大学の若い医師から、


永田小耳症形成外科クリニックでの小耳症手術の


手術見学をしたい、とのメールが、たびたび入るようになった。


 


小耳症治療を行おうとする形成外科医は、


少なくとも芸術大学のデッサンのテストには


確実に合格できるくらいのデッサン力を持っている人でないと適さない。


大学の教授や助教授であってもだ。


 


そもそも耳は形が複雑で、それぞれ各パーツの間の理想のプロポーションが


細部まで決まっている。


いくら私の手術見学を何回したとしても、


このデッサン能力がない医師には、土台無理なのだ。


 


手術見学をしたからといってすぐに


それを永田法といって未熟なゆえに能力の無さのゆえに、失敗されても


私の手術法が誤解されるだけである、


その医者の能力の無さが患者さんにはわからないし


結果が悪いと患者さんには迷惑となる。


しかもそのような医者は学会発表時に、知的所有権を無視した事をする。


 


こういうことが他の施設で今まで多く起きたために、


私は以前と違って、簡単には手術見学をさせないように変更した。


 


真に一生涯、小耳症治療にだけ取り組もうとする医師だけに限定する。


またその環境下にある医師で芸術的才能に


あふれた形成外科医だけに限定する事とした。


 


なぜなら、日本では一人の医師がいれば十分な発生数しか患者さんはいない。


しかも、年間を通じて手術し続けなければ、


その技術力を保つ事は不可能な特殊な手術だからだ。


最も、ラーニングカーブの長い分野なのだ。


だから遠くても患者さんに来てもらって


センター化した小耳症専門施設は国内では1箇所にする。


 


そうしないと今現実に起きているように、作り直しの必要な小耳症患者さんだらけとなって


日本中の小耳症患者さんが不幸になるだけだ。


また国民医療費の無駄となるからだ。


 


それでもどうしても私の手術を見たければ、今年の10月に


イギリスのエジンバラで行われる第4回国際小耳症学会で、依頼を受けて


デモンストレーション手術を行い、


その様子が学会の会場にある大きなスクリーンに映し出されるから


学会の参加費用を払って学びに来ると良い。


ただしその手術だけだ。


 


私の授業を受けたければ、今年の10月末の


アメリカの形成外科学会に学会の参加費用を払った上に、


インストラクショナルコース3時間を行うので、その部屋に入るために別に180ドル払ってから


申し込み用紙に書いて初めて入場できるので、そうすればよい。


 


私は、イギリス形成外科学会誌では、


編集委員の一人で世界中からの論文審査員を行っている。


さらに私は、欧米各国での大学の客員教授なので、


それらの大学には、指導教育に行く義務があると言えばあるのだが、


国内の大学には、何のポストについてもいないので、


そこの医師を教育しなければならないと言う義理も義務も無い。


そもそも、永田小耳症形成外科クリニックは単なる個人クリニックであるし


私は、日本形成外科学会員の単なる一人に過ぎないわけだし、


何の評議員などのポストについているわけでも無い。


 


日本形成外科学会ではアメリカやイギリスやドイツなどのように、


世界1の人にインストラクショナルコースを依頼したり


教育講演を依頼したり


デモンストレーション教育手術を依頼したりすると言ったような


学会のあり方に対する発想すらないのだから。


むしろ作り直し手術を発表する事すら嫌がる学会だから、


そんなことをしたらたとえ学問の進歩のためでも嫌われるから、


大学の医師を私が教える義理も義務も無い。


大学の医師を教育すべきなのは、大学の教授なのではないのだろうか?

永田小耳症形成外科クリニックには


夏休みを前にして、


小耳症の外来の日に関する問い合わせが増えている。


 


小耳症の患者さんは皆、日本全国から来られる。


来られた順番に診察をしている。


 


特に土曜日に集中する事が多いので、


出来れば水曜日か月曜日の午後の外来に


来られたほうが待ち時間が少なくてすみます。


 

ようやく、当院のメールが復旧しました。


この1週間メール連絡がつかなかった方には


送ればせながら、ご返事をお送りいたしました。


ご迷惑をおかけしました。

今日は韓国から入院していた


小耳症患者さんが無事退院となった。


最初は緊張していたが、


他の日本人の患者さんとも打ち解けて


お母さんの日本語の努力もあり


入院中に相当友好を広げる事が出来たようだ。


 


世界のどこでもほぼ同じ発生率で小耳症患者さんがいる。


そしてそれらの小耳症患者さんの望みは国や宗教が違っても皆同じだ。


正常な耳が出来る事だ。


 


この患者さんのお父さんは仕事で海外を飛びまわっているようで


ドイツの耳鼻科形成外科の、シーゲルト教授の診察を受けたとの事。


 


私は以前ドイツで行われた国際小耳症学会にも招待されて、


デモンストレーション手術や公演も行った。


そのときの主催大学がリュ-ベック大学で、


当時、ヒルコ・ウエルダー教授だった、その時の助教授がシーゲルト氏だ。


シーゲルト医師は、私の手術を何回か見に来て私の手術法を学んだ人だ。


 


その後シーゲルト氏はドイツの別の大学の教授となり、


ドイツを代表する小耳症治療の第一人者となった。


何回か、その後の国際小耳症学会においても顔を合わせている。


そのシーゲルト教授から、私の事を聞いたそうだ。


 


もちろん韓国にも私の手術法を何回か見学して、学んだチュール・パク教授がいて


韓国における小耳症治療の第一人者となっている。


この患者さんは、もちろん、チュールパク教授の診察を、受けている。


 


世界は狭い。


 

私はこの四半世紀に、小耳症手術症例が実に1500例ほどとなってきた。


 


やり始めた当時は、タンザー法やブレント法と言った


不完全な耳しか作れない方法しかなかった。


しかも


それらの方法では、無耳症やローヘアラインの症例に対しては、


耳作りは不可能だった。


 


その全てを可能にする方法を開発し続けて来た四半世紀だった。


そのたびに、不可能を可能にして学問として


アメリカの形成外科ジャーナルに論文を載せてきた。


 


肋軟骨採取法も胸が変形せずに


採取した肋軟骨の再生を可能にする傷が少なくてすむ方法となった。


 


これだけの数をこなしてくると小耳症のあらゆる種類を経験できた事になる。


 


小耳症のそれぞれのタイプや無耳症を含めて


さらにローヘアーラインを伴うタイプ、


それぞれの作り直しまでを経験した今、


ようやく、患者さんを診察して瞬時に手術法が浮かぶようになった。


 


以前のアメリカ発行の形成外科の教科書も小耳症部門は私が書いているが、


 


昨年は、アメリカのハーバード大学形成外科のエリクソン教授から、


さらに、新たな形成外科の教科書を作るにあたり、


小耳症手術の分野の執筆を依頼されて原稿を送った所だ。


完成するまでに1年ほど必要だ。


この新たなアメリカから発行する教科書がそろそろ出来てくる。


 


 


 

さてさて、園長先生・・・


ここ数日、時間をみつけては、


サルトル院長に頼まれた「スライドの取り込み」と、


「外来患者さん説明用(New バージョン)のパワーポイントを作製」


せっせとやっていた。


それが今日終わった。


 


4000枚ものアナログ・スライドを整理した院長先生に敬意を払い、


園長先生はそれをデジタル化して、


コンピューターに落とし込んでいったわけだ。


も、もちろん4000枚全部ではありません(笑)


それがこれ↓


DSC03507.jpg


今回もまた膨大な数になった。


写真はごく一部である。


 


小耳症の患者さんに1時間半かけて説明する院長先生!


これだけ膨大な数の写真をみせてこそ、


初めて説得力のある説明ができるわけだ。


 


もちろん、園長先生!


目を皿のようにして、


この作業を行ったのは言うまでもない(笑)







 


 


震度9の地震が東京湾内で発生したら、


長さ300メートルの巨大な石油タンカーすらも


高さ10メートルを超える津波と共に陸地まで移動する事となる。


そのタンカーは、高層ビルに激突すると


タンカーが崩壊し、高層ビルも崩壊し、


東京湾で干渉波となった巨大津波は、


大量の石油が流れ出して津波と共に何回も


燃え盛りながら陸地へ押し寄せる事となる。


そうなると、総武線よりはるかに北の地域まで絶対に


助かるはずがない。


 


 

もし関東の都心に震度7クラスの地震が来たとしたら


関東大震災の時とは大きく異なる大災害が起きるだろう。


まず高速道路は、


神戸大地震で経験した高速道路崩壊を見た後であわてて


補強作業を行ったくらいなのだから、


しかも東京オリンピック時代に突貫工事で立てた


古い高速道路は腐食が進んでいる事もあり、


かなり崩壊する事だろう。


また埋立地に建築が進んだ高層ビルの基礎部分には


海水が浸入して腐食が進行している事が考えられるし、


液状化現象が必ず起きて海水が砂と共に湧き出すはずだ。


新幹線や電車の高架部分も崩壊する可能性がある。


 


ましてや高層ビルが林立している東京で、


これらのビルがまだ一度も大地震を経験していないのだ。


ガラスが割れて飛び散っただけでも


下を歩く人たちにとっては、相当な数の死亡者、怪我する人達が予想される。


 


さらに津波は、海抜0メートル地帯にとっては壊滅的となる。


平地はもちろん、地下街や、地下鉄も水浸しとなり、


一時的さらに二次的水害が大量の水死者を出すだろう。


 


海岸地帯の備蓄された石油タンクや、コンビナートなどは


大爆発を起こして、猛烈な火災が発生して、


大風が発生し、巨大な炎があちこちから吹き付けるようになり


あらゆるものを焼き尽くし、煙で覆い尽くされて、大量に人が窒息する事が予想される。


海に流れた油に火がつき、その炎が津波と共に広範囲に押し寄せたら?


想像を絶する事となろう。


 


あまりにも高層化、高速道路や鉄道の立体化や地下化


そして巨大な電線からの火花や感電が水を介して起こると


前代未聞の壊滅が関東全域を襲う事になる。


助かる道はほとんどないのかもしれない。


 


いたるところで死体が腐敗すると、


一時的に助かった後には、猛烈な伝染病が流行してしまい、


また多くの人が死亡するだろう。


 


関東の世界にも類を見ない人口のあまりの集中は、


便利なのだが、災害が起こったら


まるで広島や長崎の原子爆弾投下後と変わらない惨状となり、


壊滅してしまう可能性すらある。


巨大怪獣が暴れまわった後と同じ事になる。


震度8とか9になると、高層ビルが倒れる事もあり、


複数の高層ビルに火がついたら、もはやどうすることも出来ないで


あちこちでニューヨークでの高層ビル崩壊と同じ事が発生する事となる。


この世の地獄


一巻の終わり、と言う事につながる。


そうなると、誰も助からない。


 

Google Earth では、世界中の都市を上空から観察できるし、


自分の住んでいる家の上空まで飛んで行き、


これが自分の家だと明確にわかる。しかも自動車まではっきりと写っている。


自宅の駐車場の車までわかるほどの解像度がある。


自由に移動できるので、


まるでロケットとヘリコプターとの両者を併せ持った旅行が楽しめる。


こんなものがインターネットに一般公開されているのだからすごい。


 


逆にもっと深く憶測してみると、


アメリカを始めとして人工衛星を多数打ち上げている国の軍部では、


リアルタイムで車がどこに移動しているのか、と言う事や、


個人がはっきりと識別できるほどの解像度を獲得しているはずだ。


ペンタゴンなどでは軍事機密として


最高の解像度のものは一般に情報開示はしていない事だろう。


 


ということは、特定の個人が、何時何分に自宅を出てどこに行っていると言う事が


少なくとも昼間の晴れた日には人工衛星の画像から識別できているはずだ。


しかもはっきりと個人まで画像でわかるはずだ。


赤外線画像では、夜もある程度識別できる。


 


もっと具体的に言うと、どこかの国の大統領が


官邸を出た、そして「よく晴れた空だなあ」と、


空を仰ぎ見た。


するとその顔が、大統領自身だとはっきりと画像として確認できる。


そして車に乗って移動を始めた。


すると、その車の追跡が人工衛星を通じてリアルタイムに簡単に出来る。


車めがけて、コンピューターに連動した爆弾を誘導コントロールすれば


別の大陸から発射しても


確実に爆弾はその車に命中するということになる。


 


世界の要人はそれを知っているはずだ。


だから、曇りか雨の日に限ってしか移動せず、


久しぶりにしか公的な場に顔を出さない人物がいる。


 


晴れた日には、地下道しか通らない。


そして地下道から外に出る晴れた日には


日傘をさして、上空からは誰かがわからないようにするか、


車に乗った状態で地下から出るかと言ったところまで


注意した行動をとっているに違いない。


個人抹殺を恐れた行動だ。


その危険性を考慮して「恐れている」と言う事の現われだろう。


 


科学の発達はここまで人の行動を変えているのだ。


 


 

今や今日起こった事が


今日中に世界のニュースとなって駆け巡る。


北朝鮮からIAEAへの書簡を送った


と言う事と


IAEA本部のエルバラダイ氏の


の反応では、それが、まだ届いていない事。


そして


アメリカの反応では、ロシアから北朝鮮への送金に


技術的な問題があるなどと、


 


よく考えれば、


アジア、ヨーロッパ、アメリカと、世界を、


またに駆けたニュースだ。


 


本当にグローバルな情報が瞬時に伝わる時代だ。


 


さらに、個人情報まで、ロンドンでは把握されている。


いいのか悪いのか、


時代の流れだ。

業者からと思われる


迷惑コメントが頻繁に入るようになっている。


こんな事をしたら


その業者のイメージが悪くなってしまうのは


目に見えているのだが、


自動的ににセットしているのか、


頻繁となっている。


そんなときにはすく削除するのだが、


こんな迷惑コメントを入れる業者を罰する事は出来ないだろうか?

北朝鮮から韓国を求めて


脱北する人たちが、1万人となっている、とニュースで流れてきた。


このようにその国を脱出しなければならない人たちが数多くいるということは、


よほど、その国に問題があることは明らかだ。


 


2007年となっても


まだそのような国が、存在すると言う事自体が


不思議なことである。


 


子供の頃は、私が大人になったときには、


科学技術がめざましく進歩して、


楽しく暮らせる地球が実現しているものと想像していたが、


現実はまったく違っている。


 


永遠にこのようなことが続けられないはずだが、


北朝鮮の現在の体制はいつまで変わらないのだろうか?


日本から拉致された人たちの解決は、いつになるのだろうか?


日本からのニュースを聞いているはずの


北朝鮮の中枢部は、国民が逃げ出しつつある現実をどう考えているのだろうか?


 


国民なくして国家なし。


これに気がつかないわけがない。

6月9日以来、当院へのメールが故障中です。


どうしても用件のある方は、直接お電話をお願いします。

スペイン人と話していると、
よく「○○は好きですか?」
と聞かれる
(まぁ、私のレベルに合わせて話してくれるから、この質問が多いのかもしれないが・・・
スペイン人は「嫌い」と言ったら、それをムリに勧めようとはしない。

例えば、私はお酒が嫌いで飲めないのだが、
そう言うと、絶対に勧めてこない。

日本人だと・・・
「まぁ、一杯ぐらいいいじゃないか」「お酒の弱いものならいいでしょ…」と、こうなってしまう
私は、このやり取りが大嫌いである
お酒が好きな人なら、確かに一緒に飲みたいのだろう…
しかし、飲めない人間にとったら、苦痛でしかない。
お酒じゃなくて、美味しいお茶や珈琲を飲みたい・・・
だから、「飲みの場」にはあまり行きたくない。

スペイン人はその点、楽である
「嫌い」といえばイヤな思いをしないですむ。
しかし、「好き」か「嫌い」かのどっちかであり、
中間の答え「どちらでもない」という答えは嫌いのようだ
そう言われても・・・

「バイク好き?」
    私)「好きでも嫌いでもないけど・・・」
「サッカー好き?」
     私)「嫌いじゃないけど、興味はない・・・?」
・・・・・・
・・・・
こんな感じで困ることがしばしば・・・
しかし、好き、嫌いをはっきり言えるというのは、らくちん、らくちん
日本もそうであって欲しいなぁ・・・。