fc2ブログ

小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

社会保険庁の年金に関する問い合わせの電話が殺到している。


何せ5000万人の年金の記録がはっきりしていないと言うのだから恐ろしい話だ。


日本の人口は1億2千万人


年金をもらっている人口とまだ働く年齢に達していない人口を差し引くと


労働人口の大部分の年金がはっきりと分からないことになる。


こんな事が何故起きているのか原因ははっきりと国民に発表されていない。


ここが問題だ。


老人になろうとしている人達にとって、気が気ではない。


問い合わせ電話が殺到するのは当然の話だ。


生活にあまりにも密着する話だから、


今日一日で40万件もの問い合わせ電話があったそうだが、


解答出来たのは、たった1万6千件だけだった。とニュースで流れていた。


国民に納得できる報告があるまでこの状況は続くだろう。


先進国といわれる国で、こんな事があってもいいのだろうか?


 

久々に10月には、エジンバラ・イギリスで


第4回国際耳再建学会が行われる。


 


第1回目は、横浜の国際形成外科学会の時に


国際小耳症サテライトシンポジウムとして


私が開催した。


 


その後は第2回がドイツ・リューベックで


第3回がカナダ・レイクルイーズで行なわれた。


そのたびに、私は、公演とデモンストレーション手術を依頼されてきた。


 


今回のエジンバラでも、また、手術と公演が待っている。


世界の耳仲間の形成外科医との再開が楽しみだ。


 

小耳症で一度耳を作られたものの


不幸な結果となり、


作り直しに来られる患者さんは、耳の形もさることながら、


以前の手術時に取られた肋軟骨の


痛みの恐怖が思い出されて悩む方がいる。


 


しかし、永田小耳症形成外科クリニックでの肋軟骨採取法では


他院と違う新しい取り方をするために痛みがぐっと少なくてすむ。


 


他院での肋軟骨採取時には術度痛くて1週間の間歩けなかったが、


当院での手術後には手術の翌日から皆が歩いている事に驚く。


何故痛まないかと言うと、


肋軟骨の周りを取り囲んでいる軟骨膜を完全に、はがして採取するから痛まなくて済むのだ。


すなわち、肋軟骨膜のすぐ下に隣接して肋間神経が走っている。


軟骨膜を完全にきれいにはがして肋軟骨を採取すると、


この肋間神経を傷つけないから痛みが少ないのだ


 


しかも、肋軟骨膜を再び縫合して出来た空洞には、


自分の体液がたまり、これが理想の細胞培養液となるために


軟骨を削って耳型を作った「あまり」の軟骨を捨てずに


みじん切りにしてもう一度、肋軟骨膜の中に入れ戻してあげる事で


再び肋軟骨が再生されるのだ。


だから、胸が変形を起こすこともなく術後の痛みも少ないのだ。



さらに痛みをなくすために、長時間作用タイプの


局所麻酔剤を全身麻酔がかかってからの術前に肋間神経麻酔しているので


手術が始まってからの傷みの記憶が体に残る事がなく、さらに、


術後の目が覚める前にも肋間神経部に注射して局所麻酔が継続


痛みが少なく出来ているのだ。


ただしこの費用も、保険が効かないので病院の持ち出しとなっている。


 


この永田小耳症形成外科クリニックでの


「肋軟骨採取の新しい方法」に関する研究結果も


昨年の5月にパート1・今年の1月にパート2の論文が


アメリカ形成外科学会誌に、掲載されたばかりだ。


 


これに対して、以前の病院では肋軟骨膜をも含めて全て採取されていたために


肋間神経に傷がつき、術後にも痛みがひどかったのだ。


また肋軟骨膜を全て採取されていたために


肋軟骨が再生される事も出来なくなり胸が陥没変形を起こしてしまっていたのだ。


 


当院での手術法は、耳を作り直せてなおかつ痛みも少なく


胸の変形も起こさない方法なのだ。


 


 


 

だいぶ、ブログの更新をしていなかった・・・
いやいや、できなかったのですぅ~~
6月10日の日曜日の午後から、プッツリと突然インターネットがつながらなくなってしまい、
人間と一緒で、時間が経てば機嫌が直るか・・・と思ったら・・・
翌日も・・・
2日後も・・・
ヘソを曲げたままパソコンの機嫌は直らず・・・

私のパソコンはものすごく古くて、「Windows Me」なのです。
よく、友人に「何?Meって・・・?」って聞かれる・・・。
「新しいのにしなよ・・・」とも・・・。
とうとう、寿命か・・・?
買い変えなきゃいけない??

私は機械オンチで、パソコンは正直よくわかっていない
説明書を引っ張り出してみたものの
    ?????????
早速、姉に
家に来てもらい、パソコンを見てもらった。
数分後・・・

パソコンの機嫌は回復してくれました
結局、何らかの原因で電話局側から信号が届かなくなっていたそうで・・・
(おそらく、あの日のもの凄い雷雨のせいだと決め付けている私・・・)
復旧作業をしてもらい
めでたく今、ブログを書いております

毎日のクリニックのブログチェック、園長先生のブログチェックが日課になっている今
パソコンがないと、とっても不安になっってしまった私・・・
(これもどうかと・・・思うが。。。

まぁ、ホントによかったぁ~~

今日午前中には、黄色腫の手術だった。


黄色腫は、特殊な種類のコレステロールが多い患者さんにのみ、特異的に出来る。


両側の上マブタの内側に、黄色い平らな腫瘍が出来る。


目の内側だから、気になる。


患者さんは6年前から出来始めた。


次第に大きくなって、さすがに我慢できずに治したくなった。


が、普通の病院では傷跡が目立つし


、目が閉じられなくなると言われて


永田小耳症形成外科を診察して手術となった。


局所麻酔下に手術を行った。


黄色腫の全てを切除して、出血点を細かく焼き止血して


髪の毛よりも細い糸で縫合した。


こうする事で、傷跡もほとんど目立たずに切除できて


なおかつ目も閉じる事が出来る。


1週間後に抜糸し、さらにテープを1週間貼っておく。


2週間で全て完了する手術だ。


入院は必要が無い通院での手術だ。

園長先生は・・・


永田クリニックに来ると、童心にかえることができる。


ヒルズ美容クリニックにいる時とは別人かもしれない・・・


ついつい、甘えてしまう時もある。


無邪気な自分がそこにいるのだ。


もう36歳だが、幼い子供がしかられているように・・・


誰かさん(隠しても仕方ないので・・・師長さんのことだが・・・)に


よ~~~~く怒られる。


たぶん・・・園長先生の見解だが、


自分の息子のように思ってしかるのかも・・・(笑)


「もう!!!」・・・とか


「ちゃんとしなさい!」・・・とか


まあ、その他もろもろ。


悪戯っ子をしかるように・・・


心地いい響きだ。


 


昔・・無我夢中でセミ取りをし、


近所のおばちゃんの家に持って行き、


セミでいっぱいになったセミかごの扉を・・・


開け放った時のことを思い出す。