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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

同じ小耳症の患者さんで、同じ手術をしても、


人により、とんでもなく、甘えた反応をする子供がいる。


 


私は1500人を遥か超える小耳症手術をしているので


多くの小耳症患者さんの術前術後を見続けて来た。


 


特に、家庭環境や、育てられ方で、


同じ10歳といっても、大人顔負けの、しっかりとした患者さんもいれば、


幼児並の反応を示す患者さんもいる。


 


そして、その御両親を見ると、なるほど、ということが多い。


 


第1回目手術の時には、特にその差が大きい。


が、半年後に行う第2回目の手術の時には、


前回の経験で、大きく成長する子供さんばかりとなる。


 


入院と言う、はじめて家庭を離れると言う経験で、


大多数の子供達が、精神的に大きく大人に育って成長して変化する事実を見ていると、


小耳症の患者さんにとって、一生のうちで


大きな、意味深い一大イベントとなっている事は確かだ。


 


 


 


 

このブログを読んでいる方へ、


 


小耳症を全て理解しようと思っている患者さんは、


必ず一度、外来に来て私の説明を一度聞いてください。


ブログだけで全てを、わかろうと思っても無理です。


 


しかし世界中に現存する「小耳症」のブログの中では、


このブログは、世界1の高度なレベルで、科学的にわかりやすく、


最も大量の情報を発信しています。


 


小耳症手術は、形成外科分野の中で、科学的にも形態学的にも最も複雑で、


困難な分野です。


だから、世界の形成外科医の中でも、真のまともな耳を


作れる医者はほとんど数少ないのです。


だから、作り直しを求めて、数多くの患者さんが


全、日本ばかりではなく、海外からも、


小耳症の患者さんが当院に集まってこられています。

下のブログを見てもらえばわかるように、


3次元の形の軟骨フレームと


それを立体的に、ちょうどカバーできるための


皮膚の表面積とが、適材適所にピタリと会って始めて


立体的な彫刻のような堀の深い耳が出来る。


もし皮膚の表面積が足りなければ、


軟骨との間に,デッドスペースができて、


輪郭が出来ないばかりでなくて、


移植した肋軟骨が融けてくる原因となる。


 


さらに第2回目の「耳おこし」を、植皮術のみで行えば、


耳が立たないばかりではなく、


移植皮膚が収縮を起こし、皮膚に張力が、かかり続けて、


輪郭が、もっと悪くなる。


そして、耳への血行障害をも伴って


さらに移植した肋軟骨が融ける事になる。


 


このような問題点を全て解決できた方法が


永田法である。

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今日の手術は、耳垂残存型小耳症の手術だった。


上は術前デザイン。


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上は、作成した耳型の「3次元肋軟骨フレーム」。


通常の肋軟骨は、10歳では、均質の白い状態だが、


今日の肋軟骨は、


肋軟骨内部が、スポンジのように、かすかすの状態の、肋軟骨だった。


この状態を、[スポンジオーシス]と呼ぶ。


スポンジオーシスの肋軟骨は、工作しにくい。


DSC03616.jpg


皮下剥離による皮下ポケットを作り、皮弁形成した状態。


DSC03617.jpg


手術終了直後の状態を示す。



その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。