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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

「ギブ・アンド・テイク、」とは、


こちらから知識を与えて、その代わりに何らかの知識を相手から得る。


と言う事だ。


 


日本人医師は、大部分アメリカに留学して、ただテイクのみを望んで行って帰ってくる。


ギブは無い。


そんなことでは、たいしたテイクは得られない。


もっとギブする物を持っていって、初めてテイクがある。


 


大学に入学するために、家庭教師や塾に頼って合格したような


お坊ちゃんや、お嬢ちゃんは、大学を卒業しても


まだ、教授を家庭教師代わりにして、


海外に行っても、家庭教師がいるものと錯覚しているようだ。


 


そんな人は、一生、学生だ。


教授の中にもまだそんな人が多い


 


世界初の事を発見する時は、家庭教師など世界中にいない。


 

「私が企画して、小耳症セミナーを開いてくれ、


それも学会のセミナーとは違うように詳しく、何週間か教えてくれ。


そして、卒業証書をくれ、」という内容の


所属も不明な形成外科医からの依頼があった。


 


全ておんぶに抱っこの都合の良過ぎる要求ばかり。


 


諸外国、主に先進国から、私に、このような依頼がある時は、


必ず、私にその大学の、何らかの教授と言うポストを与えて


そちらの患者を用意して、そちらが企画して


会場なり、手術室なりをあらかじめ準備して


旅費「航空機費用、ホテル宿泊費、授業料」その他を支払ってくれて


初めて教育を、きちんとおこなっている。


 


それが学ぶ側の最低限の礼儀と言うものだ。


 


私は小耳症患者さんの理想の治療をするために開業している開業医なのだ。


手術をしなければならない予約の患者さんを多数抱えている。


ただでさえ忙しくて目が回りそうだ。


 


その上イギリス形成外科学会からは、頼まれて


イギリス形成外科学会ジャーナルのEditorial Advisory Board Memmber となり


世界から送られてくる論文審査で忙しい。


 


6月には、ドイツでの国際形成外科学会に行ったばかりなのに、また、


10月にはイギリス・エジンバラで第4回国際小耳症学会での


デモンストレーション手術と公演を依頼されているし、


同じ月には、アメリカ形成外科学会で、


3時間の小耳症のインストラクショナルコースをやらなければならないのだ。


一個人としては、最大限・世界中の教育に携わっているつもりだ。


 


それでも、現在、私は日本国内においては、大学や教育機関の教授と言う立場ではない。


単なる15ベッドの一開業医だ。


永田小耳症形成外科クリニックの院長にすぎない。


日本形成外科学会においても評議員でもない一般の会員に過ぎない立場なのだ。


 


小耳症治療法を、学びたければ堂々とテストを受けに来ればよい。


 


 


 


 

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本日は耳甲介型小耳症の手術だった。


術前のデザインを示す。


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3次元肋軟骨フレームを示す。


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 皮弁形成の状態を示す。


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手術終了時の状態を示す。


狭窄していた外耳道口も拡張している。