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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

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今日はイギリスの隣の国、アイルランドの形成外科医が


永田小耳症形成外科クリニックの小耳症手術を見学に来られた。


なんと、今日が68歳の誕生日だと言う事である。


とてもそんな歳には見えない。


朝9時から夜の9時まで見学した。


 


68歳と言うのに研究心が、旺盛だ。


私の手術を見ながら数多く写生していた。


 


スケッチは正確で、非常にうまかったが。


私の前回の手術記載を見て、さらに、


あまりにも写実的に正確に書いてある事に驚いていた。


それにしても、日本人の68歳とは全く違った勉強熱心な人物だった。


 


ドイツに、何回も勉強にいった経験のあるドクターで、


レックリングハウゼン大学にいるシーゲルト教授からの勧めで


私の手術を見学に来たのだ。


 


シーゲルト教授は、かつて、リューベック大学で助教授だった。


そのときに、リューベック大学が主催して国際小耳症学会を行ったのだが


私はそこで、1997年に小耳症の招待公演と、デモンストレーション手術を行った。


 


そして、シーゲルト教授は、私の小耳症手術の教え子なのだ。


現在はヨーロッパの形成外科の学会での幹部となり


公私共に大変忙しい仕事を行っている。と


今日見学に来られた先生から聞いた。


来月にはエジンバラでの、国際耳再建学会で再会する。


 


 


 


 

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耳の前上方から、耳たぶの後ろにかけての


髪の毛のはえぎわを見て見るとわかるように、


髪の毛が本来の耳の所にまで80パーセントも生えていたが


前回の手術で、耳の存在すべき場所の頭から耳の大きさよりも広い薄い皮膚を採取し、


さらに、耳の存在すべき場所の毛根を切除し、そこに、


3次元肋軟骨フレームを移植して頭から1枚目の血管膜を起こして


フレームの上をカバーしてその上に皮膚移植を行い


髪の毛が生えない耳を再建しておいた。


耳の前の頬部には、元の耳たぶの残った部分があり修正が必要となっている。


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頬部の耳たぶの遺残物は切除して平らにして


頭から2枚目の血管膜[Deep  Fascia]を起こした。


耳の周囲を切開して、


その後ろに耳を立たせるための支えとして使うための肋軟骨を作成した。


耳の後ろにおいてある。


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Deep Fascia を、裏から見たところ。


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耳の後ろから肋軟骨で支えて耳を立たせておき、その上から


2枚目の血管膜でカバーし、その上に頭から薄く皮膚を採取して植皮してある。


耳を前から見たところ、耳が立っている。


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耳を上から見たところ。耳が立っている。


血管膜の腫れが引くと、耳の後ろが自然に陥凹してくるので自然な形となる。。



その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。



院長がブログを更新しない。


みんなが驚いている。どうしたの?体調が悪いんじゃないの?


違う。インターネットのU-チューブに夢中だから。


医局中ワンワン鳴り響いている。パバロッチや名前を知らないこってりタイプの歌声が、鳴り響いてる。誰彼かまわず見せたがる。「見て見んね」「ほらほら」「すごいでしょう」


あげく言い出した。「学芸会をやろう」「文化祭だ」


誰も返事をしない。


「おいがギターを弾いて、あんたが歌わんね」   「師長さんにエアロビしてもらって」


皆知らん顔。


「事務長が台本かいてロミオとジュリエットをやって」「ジュリエットどう?」


みんな反応しないのでギターを持ち出して外来で歌い始めた。


なんでも極端に走るので、子育ても


「世界一にならんばどがんすっとか」と子供を泣かせた。でも子供は世界一にはならなかったが真っ直ぐ育った。


頭の中でパバロッチが歌っている間は、院長はブログどころではない。


仕方ないので、他のスタッフで、ブログをつなぐ。


 

昨日はかわいい三番目の息子の誕生日だった。


いまさら誕生日パーティーでもないので、イチゴショートケーキだけ買って帰り、家に着いたのが夜の9時過ぎで、もう一人の息子と3人で、「おめでとうございます」と唱えて食べた。


静かなものだ。


子供たちが小さい頃は院長が家にいる時に、家族5人そろってお寿司やらチキンやら並べて写真も取ったものだ。


ある程度大きくなると時間もなかなか合わせられなくなったし、テレもあり、とりあえずは手作りケーキだけ用意して、短調の低音で「ハッピーバースデイ♪」を歌い、ホラー映画の乗りで「オーッホッホ」とか「イーッヒッヒ」とか叫びながらろうそくを吹き消してからケーキを食べた。


院長は以前は家族で出かけるのが好きで、子供が二人の時は4人掛けのテーブルを指し、「4人家族でちょうど良かった」と言い、息子が3人に増えた後は4人の親子づれを見て「勝った気がする」と言う。なんともご都合主義な 人だ。


でももう1年半近く家に帰らないから、息子たちとも会っていないけど、ご安心ください。


元気です。