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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

今日の外来は非常に忙しかった。


診察しても、しても、カルテが、なかなかなくならない。


 


小耳症患者さんのカルテだけでこれだけ来られるとは、思ってもいなかった。


来週は私が学会でいないので、今日集中したのかもしれない。


それにしても、忙しかった。


 


初診の患者さんも4名。


うち1名は、大人の方で作り直しを希望されている方だった。


 


病室見学をされた後は、


小耳症の患者さんばかり入院している状態を見て皆安心されている。


なんとか夕方に包帯交換を済ませて終わったと思ったら


4時半からは、


耳をケガした幼児の患者さんの縫合を行った。


 


 


 

永太功真をごぞんじか?


以前から何度かこのブログに登場している、あの、チビのぬいぐるみ熊ちゃんの事。永田小耳症形成外科クリニックの中では今や守護神となり、このクマを預かると、順調に経過し退院できるとか、できないとか・・・?


今の時代に逆行して、ジェンダーはなはだしく、女子禁制。男子のみが保護者となっている。


この太功真くんにはいろいろな秘密が隠れている。そのうちのひとつ、保護者の心得を記した「太功真保護者5か条」をご紹介しよう。


太功真保護者5か条


1 クマの保護者は子供。


2保護者は何らかの形で名を残すべし。


3武器を故意に壊したり、それで遊ばないこと。


4クマに暴力してはならない。


5武器は作っても良い。


この度、創造主のたっての希望により、ここに公開する事とする。  以上

来週は、イギリス形成外科学会後援で


エジンバラにおいて、第4回国際耳再建学会がある。


 


第1回は1995年横浜で行われた国際学会のなかで、


私が国際小耳症サテライトシンポジウムを行った。


 


その後、ドイツのリューベックで第2回が行われ、


私は、小耳症のデモンストレーション手術と、講演を依頼された。


 


第3回は、カナダのレイクルイーズで行われた。


そのときも公演と、学会が終わってから、主催大学での


デモンストレーション手術を依頼された。


 


今年は2007年、そして第4回となる。


主催者は、私の教え子のイギリス人医師である。


世界中から集まってくる出席者の大部分が


気がつけば、今や、ほとんどが私の教え子となった。


教え子達は、それぞれの国の、小耳症治療の第1人者となっている。


うれしい限りだ。


 


イギリスの教え子だけでも5名にもなっている。


さらに私はイギリス形成外科学会誌の論文審査員をも行っているので


イギリスとは縁も深い。


今回も私はまたデモンストレーション手術と、教育公演を依頼されている。


忙しい1週間となる。


 


 

永田小耳症形成外科クリニックでは、


年間を通じて毎週3件の小耳症手術を行っている。


これだけでも奇跡だ。


 


タンザー法では、どんなに長くても3時間の手術だが、


不完全な耳しか形成する事が出来ない。


 


今まで数多くの作り直しの手術を


このブログにも手術中の写真入りで書いてきたので


オワカリのことと思う。


 


永田法では、8時間もかかるが、完全な耳を形成できる。


全く違った手術となっている。


 


当院では、初診時に1時間半もかけてその違いを説明している。


繰り返し繰り返し説明している。


 


当院の造る耳は、科学的にも芸術的にも


世界の最先端であるために、こと細かく正確さが必要となる。


芸術的繊細さが必要だ。


 


通常の、芸術家ならば、気分が乗らないと芸術活動をやらなくてすむが、


私のように耳を作る手術は、一旦患者さんに全身麻酔がかかれば、


気分が乗ろうが乗るまいが手術は最後までやらなければならない。


 


しかし、私も機械ではなく人間なのだ。


何かがあれば調子も出なくなる。


 


外来で、徹底的に説明しているので、


99パーセントの方は、その特殊性を


完全に理解してもらえて入院されるが、


1パーセントに限って、何回説明しても、理解できない方もいる。


大学病院などで説明を受けた事のマインドコントロールから抜け出せないのだ。


こういう患者さんは、5時間に及んで500枚にも及ぶ写真を見せて説明しても、


まだ理解できない。


入院してからも、まだ理解できない。


 


当院は、戸田市に存在しているクリニックだが、


小耳症手術の世界最先端を走る施設なので、


もっとわかりやすく言うと、


先進国の小耳症を最も行っている大学施設の教授を指導している施設なので、


地域医療とは全く異なる仕事をしている。


研修医の指導など行うには、レベルが高すぎて向いていない施設だ。


むしろ研修医は、不要だ。


 


一般保険診療では不可能な、常識をはるかに超えた


世界最先端の医療を行っている。


すなわち、厚生省の常識をはるかに超えて


国内の大学院大学のレベルをはるかに超えて


不可能を可能にしている。


 


だから自然発生的に小耳症に伴う周辺治療も、


世界最先端の医者とのチーム医療が奇跡的に実現している。


すなわち、現在の当院の状況は、


全く奇跡としか言いようがない。


 


患者さんにとっては、


たった15ベットしかない一般開業医に見えるのかもしれないが。