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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

小耳症手術には


、自分の肋軟骨を採取して、耳の形を作り移植する。


アメリカのジョー・ライニッシュ医師は、


「メッドポアー」と言う人工物を耳の形にして移植した耳を作っている。


随分改良して結果は良くなったが、


 


これが世界に広まらないのは、肋軟骨移植では、


部分的に皮膚をケガして


一部の肋軟骨が、たとえ露出したとしても、部分的だけで収まるのに対して


一旦、化膿すると全てを摘出しなければならなくなる点だ。


 


しかも、セメントみたいに硬くなってしまうと言う事で、トラブルが多く


ドイツで追試をしたが、4例行った後は、やめたほうが良いと言う結果となった。


 


かつて人工物移植として、日本も、


シリコン耳をアメリカから輸入して用いたところがあったが


問題が噴出してアメリカそのもので発売禁止としてしまったのだ。


 


これも今や、作り直し手術の対象となっている。

今回のスコットランド・エジンバラで行われた小耳症国際学会では、


いろいろな、問題が討論された。


 


やはり耳の輪郭を出すために、


複雑な耳の形をした3字元肋軟骨フレームを作るだけでなく


その形を十分に覆える皮膚弁の作り方


しかも、それを血行の良い状態で保つためには、


 


皮弁の一部を皮下茎とする永田法を完全に遂行する事が、


血行上、理にかなっているという事が、


確認されたと言う、ドイツの大学からのリサーチの成果が発表された。


それを裏打ちする臨床報告もフィンランドから報告された。


結局、私が以前書いた論文どうりの手術を


全て省略することなく遂行する事が最善の方法だと言う事が確認された。


 


さらに、耳を立てる手術においても耳の後ろに支えとする肋軟骨移植だけでなく


耳の後ろに血管膜で血行の補強をする事が


肋軟骨の融ける事を防ぐのに、重要だと言う事も確認された。


 


日本から私以外で、参加した発表は、たった1ヶ所しか無かった。


そのあるところからの演題は、耳の上下に三角皮弁を作って


耳の後ろの支えの軟骨をカバーし、


耳の裏と側頭部に色の違う皮膚移植をする方法が発表されたが、


それでは耳の裏に血行の補強が出来ないので


移植肋軟骨が10年くらい経つと融けてくる。


 


しかも、「色の違う皮膚と、いい色の皮膚とが交互にパッチワークとなって、


傷が耳の後ろに多くなってしまう。」と言う事をその時の司会者の


ドイツのヒルコ・ウエルダー教授から指摘された。


その日本からの発表者は、


通訳を連れてきていたにもかかわらず、指摘された英語が理解できていなくて


トンチンカンな回答をしていた。これでは学問の討論にならない。


 


そもそも、三角皮弁を作る方法は、20世紀半ばに、


ステフェンセン医師がすでに報告した方法で、


これを昔、猿真似して日本で、それを、用い


さんざん、耳おこし手術をしていた大学があったのだが、


 


今頃になってワイヤーが飛び出してきて、永田小耳症形成外科クリニックに


それらの患者さんたちが数多く作り直しに来ている。


耳の後ろと髪の毛のはえぎわに、目立つ傷があることも患者さんたちの悩みとなっている。


 


このようなケースの作り直し手術をつい最近も、


このブログで10月2日に、お見せしたとおりだ。


この手術を受けてしまった患者さんたちは、早めに、手術をやり直しておいたほうが良い。


早ければ早いほど被害が少なくなる。


 


その、三角皮膚弁の下に、この日本からの報告では、


支えの肋軟骨を入れているのだが、同様に


いずれ、全ての移植肋軟骨が10年後には融けてきて


耳は変形し、ワイヤーが飛び出す運命となっている。


 


私は世界中を育てたのに、その日本からの報告は


いずれにしても、納得できない報告だった。


 


さらに理解できないのは「作ったフレームを肋軟骨膜でカバーする」と言う報告をしていたが、


これに対しても、ウエルダー教授から、


「肋軟骨膜を付けようと付けていまいと、同じだと言う研究結果が出ている」


と指摘されていたのに対して、これも英語がわからなかったのか


「ワイヤーが露出しないため」と、解答していた。


 


全く理解が足りない。


ワイヤー露出は、血行の悪い耳を作ったからであり


肋軟骨が融けて、ワイヤーは融けないために


露出すると言う事が理解できていないようだ。


 


また、肋軟骨採取では、彫刻刃で、部分的に採取するために


肝心な肋軟骨量が、不足し、永田法の3次元肋軟骨を作るためには


不可能な量となっているので


不完全なフレームしか作れない。


本末転倒だ。


 


永田法では、胸の変形もなく、完全な3次元肋軟骨フレームを作れる十分な量の


肋軟骨が、短い切開線で採取できる。


 


もっと、きちんと勉強してほしいものだ。


 


 

エジンバラのホテルを朝の6時頃に出て、


エジンバラ空港を9時に飛び立ち、ロンドンのヒースロー空港へ向かった。


ほとんど眠っていたら、あっという間に ヒースロー空港。


 


ジョージさんと一緒に昼食。


彼は何か買い物をしていたが、


私はそんな気もなく、ただ座って乗り込みゲートが決まるのを待っていた。


 


そこで2時間ほど待って、ようやく、


成田行きの飛行機に乗った。


 


この数日の、時差ぼけ、及び 睡眠不足、疲労の重なりで、


ジェット機に乗ってから 再び すぐに、眠ってしまった。


 


ようやく成田に着いたものの、混んでいてパスポートチェックで随分の行列。


待たされてやっと、通過したと思ったら、荷物がなかなか出てこない。


 


エジンバラへついた日には荷物が出てこなくて


、次の日に荷物がホテルへ届いた事を思い出し


今日も荷物が出てこないのかもしれないと


ずっと待ち続けて、ヘトヘト。


 


だめだ、やはりでてこないと、あきらめた頃、最後になって


ようやく、出てきた。


 


よかったよかった。


帰りのジャンボジェット機は、混んでいたので


荷物も多かったのだ。


もっと早くスムーズになってほしいものだ。


 


 

院長が、やっと帰りました。ずいぶん楽しかったようで、帰るなりずっとしゃべっています。


永田クリニックの柱が100本あるお城みたいなところに行ったとか、ブレントに耳の形をしたキーホルダーをもらったとか・・・。


他にも医学的な事でいろいろ新しい情報も仕入れてきたようです。


私はそれどころではなくて、とりあえず洗濯機を回して、スーツをクリーニングに出して、レシートの点検をして、月末のアメリカ行きのために荷物をチェックします。院長は毒子さんが相手をしてくれています。


院長はスーツは体にぴったりだったから、買い変える必要はない、と言っていますが、本当だかどうだか?毒子さんは今着て見たらどうですか?と言うけど、スーツがすごくきれいなので、たぶん向こうではあまり着ていなかったんだろうと思います。


ほら、だから、スーツがきついのよ。


ふと見たら、昨日の○先生と同じ格好で、寝てしまいました。


寝てるときは二人とも、静かです。


お休みなさい。