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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

今年は、国際形成外科学会が、ドイツ・ベルリンで6月末。


第4回国際耳再建学会が、イギリス・エジンバラで10月中旬。


アメリカ形成外科学会・エジンバラが、10月末。


 


私はこれら、3回の学会で、永田法の、小耳症治療法をレクチャー公演、


おまけにエジンバラでは、デモンストレーション手術も行った。


 


今年はこれで、学会活動はひとまず終了となる。


 


今年の学会での総括として、今、世界中が永田法をようやく理解して行っている。


そして、永田法の習得までには、長年の「ラーニング・カーブ」、すなわち、


手術を確実にできるようになるためには、きちんとした訓練をつみ


経験に経験を重ね、耳を作る形成外科医師として、


「長期間の修練が必要である。」との認識も出てきた。


 


世界中に、私の教え子達が数多く育ち、彼らが、お互いに


その苦しく長い期間の修練の方法について、


互いの辛い経験を語り合い、討論するようになった。


 


私が、この4半世紀にわたり、


世界中の小耳症治療における教育活動を行ってきた成果が、はっきりと実を結んできた。


 


どのような良い手術法であっても、厳しい修練は避けて通れない。


中でも、耳は人体の体表の中で、最も形態学的に複雑な構造をしている、


しかも術前の形は皆異なっているために、


患者個人の形態の違いにより、手術法は異なってくる。


だから、ますます、応用能力が必要なのだ。


 


私の所へ、留学して手術を一通り見て学ぶのだけも、あらゆる形態の


耳の欠損を一通り見るだけで、毎週3症例の手術を見続けたとしても1年を要する。


耳垂残存型小耳症という基本的な小耳症といえども、


それぞれ、とんでもないほど形は異なっているので、


手術のデザインも異なっているのだ。


 


留学期間を終了してから、帰国し、自分の患者さんを実際に手術して見て、


5年たってもまだ、修練が必要だ。


困難なケースは、いまだに永田医師に来てもらって手術の指導をしてもらっている。と、


チャングン大学の、ズン・チャン・チェン医師は


永田法の耳再建術の卒業修了証書を出した医師にもかかわらず、


いまだに、皆にそのように語っているくらいだ。


 


 


私は、小耳症を生涯、治療する医師になりたいと希望して


それを約束する医師には、基本的に、能力がある医師であれば、


教育している。


それができるようになるかならないかは、本人の能力と努力次第だ。


 


ただし、耳欠損の患者さんが、毎週確実にいないような施設の医師では、


技術を獲得する事は不可能である。


 


この点も理解する必要がある。


 


あらゆる困難を乗り越える意志の強い能力のある医師でなければ


耳再建術は、出来るようにはならない。