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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

今は10時間の、ローヘアーラインの手術が終わり、


手術記載を書いて


お風呂に入った。


やれやれと一段落したところである。


 


気がつけば、


夜の11時15分となった。


また明日も8時間の耳立て手術が待っている。


 


とにかく忙しい毎日だ。


真の形成外科医は、


休む暇などないことを知ると、


夕方5時に帰ろうと考えているような


若い研修医などは、到底、ついて来れないだろう。


 


私が研修医の頃は、


手術室に、朝6時半に入り、患者さんは手術室に7時入室


夜中までの手術はしょっちゅうだった。


 


夜中から自分の勉強時間だったものだ。


ほとんど、家に帰れないのが当たり前の時代だった。


 


 

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耳があるべき所に赤マジックでマークをすると、


髪の毛が耳の上のほうに生えている。すなわちローヘアーラインを合併した小耳症。


髪の毛が生えない耳をここに作らなければならない。


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手術のデザインが完成した所。


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3次元肋軟骨フレームを作成した。


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耳の周囲から薄い皮膚を採取して、毛根部を切除した。


これで耳のあるべきところからは、髪の毛が生える事はない。


頭から血管膜を起こした所。


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耳の前方の皮膚弁の状態を示す。


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3次元肋軟骨フレームを耳のあるべき所に移植し、それを生かすために、


血行の良い血管膜でカバーした所。


耳のはるか、前方のに、置いてあるのは、切除した毛根部。


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耳だけをアップで見たところ。耳たぶの下から吸引して、空気を抜いている。


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血管膜の上にあらかじめ耳周囲から採取しておいた薄い皮膚を移植した。


これで髪の毛が生える事のない耳が同じ色調で、出来る。


耳の外側の薄い皮膚をとった側頭部は、カスリ傷なので、綺麗に治って髪の毛が生える。


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陥凹部に、ガーゼをつめて縫合固定したところ、これをボルスター縫合と言う。



その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。