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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

院長が帰ってきて、やっと普段の永田小耳症形成外科クリニックにもどってきた。


先週は3人の新しい入院患者さんが入院され手術された。今週はもうすっかり元気になってキッズルームでそろってゲームを楽しんでいる。目を離すと、また元気のいい男の子たちが、何をするかわからない。明日は病棟勤務なので、しっかり見張っとこう。


そして、今日は今月のビッグイベント!職員のみんなの健康診断である。病院の職員は年に一度の健康診断がかかせない。患者さんの健康を守るためには、まず自分たちから・・・と言うわけである。それに、きちんとしておかないと、保健所からお叱りを受けることになる。


実は私、ナースなのであるが、長いこと注射針を人間に突き刺したことがない。今日はいい機会なので


「院長の採血は私がやります。!」と叫んだ。


「やめてくれ!」と院長は完全に腰が引けており、本気で嫌な顔をしているが。気にするものか。


ぷつっ!


アロマ嬢の監視の下、無事終了。30年ぶりの採血はあっけなく終わった。もっとやりたい。そうだ明日は○先生にもやらしてもらおう。


その後私も採血してもらったけど、やっぱり針を刺される時って緊張する。子供たちもどきどきするんだろうな。少しは子供達の気持ちがわかったみたい。


心電図、血圧など測定し異常なし。院長など私より血圧が低い。


「血管がまだ柔らかいんですね」と 師長さん。


「だからタバコを吸わないと血圧が上がらなくて困るんだ」と院長。


○せんせい!明日は採血しましょうね。

大学とはなんだろうか


学問の進歩に寄与して社会に役に立つところである。


本当の学問を学ぶために大学は存在する。


今や猫も杓子も大学を出る時代となったが、


本当の学問のやり方が、身についていない卒業生達が多くなった。


 


だから日本から独自の論文が少ない。


特に形成外科分野においては、すずめの涙しかない。


 


なぜだろうか?


大学のあり方が間違っている事も一つの原因となっている。


いまだに小耳症治療を見ると、大学が遅れた治療法を行っているのだから。


 


また大学の乱立で、それぞれに集積が少なくなり、学問にするほどの資料に達してもいない。


また1000ベットほどの大学が、乱立している。


 


台湾のチャングン大学のように10000ベットにして


まとめてしまったほうが、学問も出来るし進歩もする。


国民にも寄与できる。


 


大改革を行うべきだ。


 


 


 

医師の立ち去り型医療崩壊の問題も、


病院の倒産問題も


国民皆保健システムの崩壊問題も、


エイズや、c型肝炎問題も、


年金問題も


あらかじめわかっていたことなのに


厚生省や国が、先手を打った方策をしてこなかった事による。


 


また、国民の側にも、目先のおいしい話にだけつられて、


馬鹿な政治家ばかりを当選させてきた責任がある。


日本国民全体のレベルの問題だ。


 


あまりにも、無知であることが、


このような結果を生む事になったのだ。


 


犠牲となった後にしか、気がつかない国民のせいでもある。


ヨーロッパの消費税は、20パーセントに近いのだ。

病院崩壊と絡んで、問題となっているのは、


医師の数が足りないという事である。


医は仁術といわれて、犠牲的精神で、家庭生活を犠牲にして、


夜も寝ずに残業をしても、残業代もきちんと払ってもらえない。


 


・・・は、労働基準法どおりに働いていても


医師は、休みもなく、働いており


労働基準法以内で、勤務が終わっている医師など、日本中どこにもいない。


時間給に換算すると、・・・と同じか、場合によっては安くなる事すらある。


具体例を挙げると、ある大学の教授の年収は800万しかない。


・・・の年収は・・・万を超えている。


間違った給料体系となっている。


しかも医師は、いやおうなしの転勤が多く、


一つの病院に長く勤める事が出来ないので


退職金もほとんどない。


・・・は長年勤めて退職金は、しっかりともらっている。


 


ほとんどの医師たちは、不満がいっぱいの状態である。


誰に不満を訴えても聞いてはくれないために、


ただ黙って辞職せざるを得ない状況の病院が増加している。


 


医師の数が減ると、残った医師に、仕事のしわ寄せが来て


益々、眠る時間が削られていく。


疲れすぎているからといって、医療ミスは許されないから、


責任感の強い人ほど、ただ黙って、辞表を書いて立ち去る事になる。


これを医師の立ち去り型医療崩壊と言う。


これが今起きている状態だ。


 


・・・と全く同じように労働基準法以内の勤務にするためには、


医師の数を、少なく見積もったとしても、2倍あるいは3倍に増やす必要がある。


今と同じ保険点数システムならば、


医師の給料を、今の半分、あるいは3分の1にに減らさなければ成り立たない。


 すると・・・の時間給よりもずっと、安くなる。


 


・・・学校を卒業するのには3年


・・・大学を卒業するのには4年


医学部を卒業するのには6年かかる。


 


働き始める年も医師のほうが遅いし、


一人前となる修行期間も医師のほうがはるかに長くかかる。


一人前となるまでは、医師の給料は安い。


だから生涯賃金も、医師は苦労のわりに恵まれない。


おまけに、医師は過労のために・・・より平均寿命が短い。


 


責任は・・・よりも医師のほうが、圧倒的に高い。


世界1の治療をしたほうが、手術などは時間がかかり、


、手術時間の短い普通レベルの治療をした場合よりも赤字が増えるシステムだ。


なぜなら、共産主義の保健システムだからだ。


 


・・・より時間給が、安くなれば


誰も医学部へは行かず、・・・となろうとする。


 


すると、医師は全くいなくなってしまう。


これでよいのか?


 


 


 


 


 

医療崩壊が、叫ばれ始めてから、


随分時間がたってきたが、いまだ、


特に国がそれに対して具体的な方針を示していない。


 


小児科が減り、産科がなくなり


近所では出産出来なくなっている。


 


最近は、都内の大きな病院ですら閉鎖が始まっている。


さらに、大学病院も、人手不足が続けば、


閉鎖する医局も出てくる。


 


それに伴い、医師の派遣が出来なくなり


派遣を受けていた病院の閉鎖や倒産が始まることになる。


 


患者さんで込み合っている病院ですら、保険点数を


毎年国が下げてきたあおりで、不採算となり、閉鎖寸前の状態となっている。


公立の病院も80パーセントが赤字となっていて、


統合閉鎖が進んでいる。


 


医療経営は成り立たないから


悪循環のスパイラルに陥る。


 


このように、医療機関は今後の5年間に渡り


火の海となり、どんどん閉鎖されてつぶれてなくなる事となる。


 


おまけに、国民皆保健システムが、ほぼ崩壊し、


国民の寿命が短くなってから


初めて国が手を打っても、


 


お金をかけてこなかった結果として、医療レベル・質・低下の進行は、簡単に戻らなくなる。


医療難民も増加する。


 


一般国民は、病気になったら死ねと言う国となる。


一般人が、病院にかかれなければ、伝染病がはびこり


金持ちの人も伝染病にかかってしまうことになる。


これでいいのか?


 


 

今週は、小耳症の作り直し手術が2件。


鼻の手術を、他院で手術を受けた方の修正手術が1件。


と、全身麻酔の手術の3件とも再々建となっている。


このように、


各地から、再々建を求めて患者さんが殺到する。


当院は、非常に特殊な機能を持つクリニックとなっている。


 


どこの大学も手が出せないほど困難な状態となった患者さんが多い。


 


今日来られた新患の患者さんのお父さんが


「なぜ、大学では出来ない人ばかりが教授になっているのですか?


永田法が報告されてから、随分長年たっているのに。」


と、素朴な質問をされた。


 


こんな質問が出るほど、日本はおかしな状況なのだ。


 

常に進歩を続ける事が出来なければ、


その施設は、すぐに転落が待っている。


 


小耳症に対する耳の再建術は、


正常な耳に1歩でも近くなるように、科学的に、血行の上でも、


正しく進歩を遂げていかなければならない。


 


この方向性を、ふと忘れてしまって、


簡単な方向へ逃げ込んむような、間違った方向へと入り込んでしまうと、


とんでもないことになる。


 


時々そのような、間違った後退した報告をしてくる論文や


発表を目にする事がある。


 


すなわち、耳の後ろに、耳を立てた事で減少した血行の補強のため


血管膜でカバーする事を忘れて、怠ると、


耳に移植しておいた


軟骨が後で融けてきて耳が変形してしまう事になる。


 


もっとわかりやすく説明すると、


耳を立てるための支えの軟骨だけを生かすために、皮弁でカバーし、


側頭部や、耳の後ろは皮膚移植だけ、の手術を行うと、


血行障害となってしまい10年後は軟骨が融けてくるので耳が変形してくる。


しかも耳の後ろに、余分な傷を残してしまい、その手術法は改悪となる。


これは、手術法の後退を意味する。


 


また、完全な、肋軟骨フレームを作成するためには、


完全な肋軟骨が最低4本必要となる。


 


胸の変形を起こさないように採取するためには


肋軟骨膜を完全に、はがして生体に残し、


もう一度肋軟骨膜を縫合すると、肋軟骨膜の中に自分の体液がたまる。


この体液は理想の細胞培養液である。だから、


3次元肋軟骨フレームを作った後の、残った肋軟骨をみじん切りとして


肋軟骨膜の中に入れ戻してあげると、


肋軟骨本体が再生されて


胸の変形は起こらない。


これが本質である。


 


ところが、ある報告では、彫刻等を使って軟骨膜ごと削って


後面の一部を残す事で胸の変形を起こさないようにすると言う報告がある。


しかも部分的に3本しか採取していない。


こうした方法を用いれば、採取できる肋軟骨の量が絶対不足するために、


肝心な3次元肋軟骨フレームを、不完全にしか作る事が出来なくて


本末転倒である。


この方法も後退である。


 


また、3次元肋軟骨フレームの上に


肋軟骨膜をかぶせるとワイヤーが出にくくなると報告があるが


これも全く意味のないことである。


この点は過去にドイツで、軟骨膜をつける必要は無い、との比較研究結果が報告されている。


軟骨皮質が頂点に来ていることで事足りる。


ワイヤーが出るのは、


血行が良くない組織でカバーされた部分の肋軟骨が融けるからである。


肋軟骨が融けるとワイヤーは融けないので、出てくる。


むしろ肋軟骨膜は、完全に胸の肋軟骨再生のため、


胸に残しておかなければならないのだ。


 


永田法は、小耳症に対して、


すでに、耳の再建法の、こと細かな点にまで、


注意深く考えつくされた耳再建法なので、


この上に築き、進歩をする方向なら間違いが起こらないようにようになっている。


 


この王道を、困難で面倒だからと言って、安易に軽率に、


科学を無視して簡単な方向へ変えると、


それは独自の手術ではなく、改悪手術となる


この点が理解できないのであれば、


その時点で、その形成外科医は、たとえ教授といえども


小耳症治療の世界から退場、撤退を余儀なくされる。


 


このような、間違った手術方法や、さらには、遅れた手術法「組織拡張法、タンザーもどき法」


などを、報告してきた施設においては、


今までにも、自然に、数多くの教授達が、撤退を余儀なくされてきた。


 


その証拠に、それら教授達が、作った耳の作り直し手術が、


このブログにもたびたび写真入で書いているように、


作り直しとなって、永田小耳症形成外科クリニックに


増加する一方だ。


 


明日も、かつては、1500例以上も耳を作っていた教授の作った耳の


作り直し手術が予定されている。


それが、ごく一部たまたま、うまくいかなかったケースではなくて全例となるのだ。


 


耳を作る事を進歩させたければ、辛くても、苦しくても、王道を走る事だ。


それを怠ると、世界の進歩についていけなくなる。


世界は今、永田法となっている。


 ついて来れないならば、患者さんに迷惑となるので退場となる。


自然に、そうなってしまうのだ。