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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

今週の23日は、金曜日が勤労感謝の日でお休みだ。


だから金曜日には手術が無い。


 


毎週毎週、一年中、火・木・金曜日に小耳症手術を、行っているので、


金曜日の手術が無いと、エネルギーが余ってしまう。


 


いつものリズムが狂うと、なんだか変だ。


そのように感じるほど、


週3日の手術が、体に、染み込んでいると言う事だ。


習慣とは恐ろしい。


 


今日の耳立て手術が終わり、手術記載を書き終えて、ほっとしている所へ


 


先ほど、聞き覚えのある声の電話があった。


かつて、私の元へ1年間留学して、小耳症の治療を学んだ教え子である。


台湾・チャングン大学形成外科のズン・チャン・チェン医師からだった。


 


「元気?」と日本語で尋ねると、


笑いながら、「元気です。」と、日本語で答えた。


後は英語の会話。


「今、論文を書いている」とのことだ。


「それに、私のサインが必要だからファックス番号を、教えて」との事だった。


 


彼も、小耳症の手術で必死に、がんばっている。


珍しく才能ある形成外科医だ。


今後が期待できる。


 


 


 


 

DSC04432.jpg


半年前に、ローヘアーラインを伴う小耳症に対する肋軟骨移植術を行っていた。


頬部に、複雑な変形を合併していたので、


目立つ大きなものはその際、切除して平坦化しておいたのだが、


細かい陥凹変形は、まだ残っている。


 


今日は、頬部に、複雑に色々な変形がまだ残っているロー・ヘアーライン小耳症の耳おこし。


ヘアーラインをたどると、以前はどこまで髪の毛が生えていたのかが、推測できる。


髪の毛が生えない耳が再建できている。しかし、まだ、


耳の前の、頬部に、複雑な陥凹部が多数存在している。


これらの陥凹部を4箇所、ていねいに切除して、平らにする必要がある。


切除すべき陥凹部を赤マジックで示している。


 


このように、小耳症に別の変形が伴うと、複雑な状態となる。


手術もそれに伴って複雑となる。


 


耳の後ろには、耳を支えて立てるための肋軟骨ブロックを移植し、


耳を立てておき、頭からは、2枚目の血管膜を起こし


耳も後ろ全体をカバーし、その上に


頭から採取した薄い皮膚を移植する。


DSC04434.jpg


手術後、耳が立っている状態を頭頂部より見た所。


 



その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。