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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

今入院中の彼女がどんなワイトヌードルが好きなのかわからないので、買い物に行くため院長に無理やり頼み込んで外出許可をもらった。


夏は暑いと汗をかくので、めったに外出は許可してくれない。


冬は寒くて風邪を引くといけないので、これもめったに外出を許可してくれない。


でもたった一人で外国から来て入院しているので、さすがに不自由この上ないので、仕方がないだろうということになった。


近くのスーパーまで往復20分の道のりだが、これが結構な距離だ。だって、彼女は英語がしゃべれるのに、私はしゃべれない。知ってる英単語の総動員で、時々ブラックホールにはまり込む。知らない単語は想像力で補うが、なんだか自分でも英語がしゃべれてるんじゃないかと思ってきたから、自分でもたいしたもんだと感心している。


今日はキューカンバ(きゅうり)をたくさん買っていたが、向こうではスライスして塩揉みし、オリーブオイルとニンニクをかけて食べるのだと。所変われば、食べ方も変わる。


オーストラリアにも日本食はいろいろあるらしく、みそとか、酢とかもよくご存知である。カップメンの「一平ちゃん」もあるそうで、これには驚いた。のりの佃煮も食べてるとか。


そういえばまえフィンランドに行ったとき、テレビで「ポケモン」をやっていた。フィンランドのポケモンは英語をしゃべっていたが、やっぱり「ピカチュウ!」はそのまま「ピカチュウ!と叫んでいたっけ。」


日本文化はやはり世界に広がっているようだ。


 


 


 

私はお酒が飲めない。


だから?おいしいものを食べる事が楽しみだ。


 


脳内メーカーを見てみたら、以前にも書いたように


私の脳の中は、食だらけだった。


 


私の好きなのは、カンツォーネを聞くこと。


情熱的な、メロディーが好きだ。


及び、サルバドール・ダリの絵を見ること。


もちろん絵を描くことも大好きだ。


シュールリアリズムの絵を描く事が、大好きだ。


ギターを弾きながら、歌う事も大好きだ。


ドラキュラ伝説も好きだ。


 


建物はというと、荘厳なローマ建築か、ゴシック様式。


 


これらを一挙に実現しようとすると、


理想は、ローマ様式の建物の美しい中庭で、


やや曲がりくねった木が植えてあり、


シュールリアリズムの彫刻に囲まれて、


カンツォーネに通じるようなオペラを鑑賞しながら、


おいしい、ショウロンポウ、お寿司、サザエのつぼ焼き、焼肉、しゃぶしゃぶ、


を、お茶を飲みながら食べて?食後のジューシーな果物サラダを食べ、


小さなアイスクリームをなめて、おいしいコーヒーを飲みながら、


ハードな仕事が終わった夕暮れを、皆と歌いながら、


楽しむ事である。


夜になると、どこからとも無く、コウモリが飛んで来て


猫がまとわりついてくる。


 


なかなか出来ないような、


なんだか?変な?組み合わせになってしまうのだ。


 


どうしても、食中心か????。


 


 


 

フランスの料理店の格付けが最近話題となっている。


なんと、最高ランクである三ツ星レストランの数は、


東京の料理店が、パリの料理店よりも多くなり、


世界1の数となったそうだ。


 


調査は、東京23区の中の9区に絞って行われたとの事だ。


コース料理のあるところで、


食事が一食2万5千円までの目安となっている。


 


三ツ星レストランが東京に8店誕生したそうである。


パリでも、5店しかないそうだ。


 


この三ツ星レストラン指定になったら、どういう事になるのだろうか?


世界の観光ガイドの信頼置けるお墨付きとなり、


世界中から予約が入るようになる。


 


だから、日本人は、ほとんど入れなくなってしまうそうだ。

現在、オーストラリアから来られ、


耳を、作り直した女性の小耳症患者さんは、


個室に入院している。


 


以前はアメリカ人だったが、


結婚後は、オーストラリア人となった患者さんだ。


ご両親はアメリカ・カリフォルニアに、住んでいる。


 


日本語が全くわからない患者さんだから、


不安な事も多いだろうが、


耳を治そうと、


非常に前向きな性格の持ち主で、


がんばっている。


 


今日は、術後10日が経過した。


圧迫したボルスター・ガーゼを取り、


作り直した耳の全貌が見えるようになったので、


合わせ鏡で、自分の耳を見せた所、大喜びだった。


「一生のギフトだ。とてもうれしい。サンキュー。」と、


感謝している。


手術のやりがいがあった。


 


その個室には、


よく小耳症の子供達が、ちょろちょろ遊びに行って


子供達が日本語の数字の読み方を教えたり、


逆に、オーストラリアの患者さんは、英語を教えたりしているようだ。


 


午後からは、事務長と一緒に、近くのスーパーに買い物へ行き、


食材を買ってきた。


果物や、ビーフ・ジャーキーや、ヨーグルトなどを、


買ってきて、個室にある冷蔵庫に入れている。


 


私の経験からも、海外での食事を食べる事は、大変な事なのだ。


 


また12月になれば、


香港からの小耳症患者さんと、


韓国からの小耳症患者さんの入院が、


予定されている。


 


ますます入院患者さんは、国際的になって来る。


 


 


 

全身麻酔の術前検査は手術の10日前に行っている。


血液検査、尿検査、身長、体重、心電図検査、胸部レントゲン検査などである。


 


これらを、見て、


麻酔医が、全身麻酔が出来る状態か否かを、決定する。


データーによっては麻酔の時に使う薬を変えたりする場合もある。


 


だから、術前検査は、手術を行う前に必ず必要な重要な検査だ。


入院時の体調をチェックするための検査だ。


 


小耳症手術は、1回目の肋軟骨移植手術後、


半年置いて、2回目の耳立て手術が必要である。


 


その耳立て手術の際にも、


同じ術前検査が、手術の10日前にも、必要だ。


その時、「一回目にとった胸のレントゲンは使えないのですか?」


との質問を受ける事がある。


 


麻酔医が、現在の肺の状態を見るための検査なので、


前回は肺炎などが無かったのだが、


今回も、新たな肺の病気などが無い正常だと


わかるためのレントゲンなので、


新たなレントゲンを再び取る必要がある。


 

今日の午後からは、


来週手術予定である小耳症患者さんの


術前検査が3名、


そして、外来診察の予定だ。


 


手術後の患者さんの経過を見て、


記録し、今後の耳立て手術のために、保管しなければならない。


 


これらの資料の整理がまた大変な労力を要する。


膨大にたまっていく資料は、


今後の小耳症手術発展のために最も重要な財産となる。


これらの資料を詳しく分析する事で、


あらゆる術前の状態に応じた


細かな手術法の発展に役に立ってきた。


整理していない資料は、役に立たないのだ。


 


だからこそ、


個人ごとの、時間の経過ごとの、資料の整理が欠かせない。


 


資料の蓄積こそ科学を生み出す元となる。


 


 


 

今日は朝から、局所麻酔科の手術を2件行い、


病室の消毒を行ったら、はや昼になった。


 


明日は、小耳症手術の肋軟骨移植術の予定だが、


午前中、入院予定なのに、まだ患者さんが到着しない。


 


10日前に、術前検査は、済んでいるので、


来ないはずは無い。


 


もしや、と患者さん宅に電話連絡をしたところ


明日の手術なので、明日入院と勘違いされていた。


たまたま、関東の方なので、


直ちに、今日のうちに入院するように連絡して、事なきを得た。


 


そもそも、全身麻酔の患者さんは、前日入院しないと手術が出来ない。


術前の全身状態のチェック、散髪や、睡眠前からの、水止め、食止めの指示など、


全身麻酔をかける前の準備を必要とする。


 


手術日の入院では、それが間に合わない。


こんな勘違いをされる患者さんが、たまにはいるのだが、


このような事は、今回が、当院始まって依頼、初めての事だ。


それでも、連絡がついて、事なきを得たので、不幸中の幸いだった。