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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

今日は、オーストラリアから


はるばる小耳症の作り直し目的で当院に来られて


手術を行った患者さんが、めでたく退院となった。


 


アメリカ合衆国で、かつて手術を受けたものの、


不幸な結果となってしまったために、


アメリカの小耳症手術の第1人者であるカリフォルニアのブレント医師の診察を受けたが


「作り直しは出来ない」と、断られた経緯がある患者さんだった。


 


良い形の耳に生まれ変わって、患者さんは非常に喜び


元気に帰って行った。


 


オーストラリアは、今、夏なのだ。


 


半年後に耳立て手術を予定している。

読売新聞に、医師の過労死問題が記事となっていた。


連続当直勤務で


心臓疾患や、くも膜下出血で死亡する医師の問題がクローズアップされている。


私もこれまで、長年当直勤務をしてきて、


よく生きているナーと感じることがある。


 


今、問題となっている事は


医師不足が背景にあり、


モハヤ医師の、サービスによる当直は、望めないと分析していた。


当直の後は、休みにするように決めた自治体も出てきたそうだ。


もし休めないときには、次の日の勤務は、


時間外の手当てを出すようになっている所があると書いてあった。


そして、そのようなことを推進すべきだ、というように書いている。


 


しかし、このようにすると、今の医療保険システムでは、


裕福な自治体などの補助が得られない限り、


大学病院をはじめ、全ての病院が倒産するだろう。


 


なぜなら、保険点数が安すぎるからだ。


現在、医療崩壊は、それが原因で進んでいる。


この、8年間で、医療費の削減が2回も行われて来たからだ。


 


今後、老人の数がますます増えるから、医療費が増える。


だから医療費を減らさなければならない、と読売新聞は書いている。


とんでもない話だ。


 


老人が増えて、病人の数が増えるのに、医療費を減らせば、


一人当たりの手厚い医療を、


粗雑な医療にせざるを得なくなるのは目に見えた事だ。


老人を馬鹿にしている。


 


病人が増えたら、医療費を増やすのは、当たり前だろう。


誰が考えても、この当たり前なことがわからない国やマスコミは


頭が悪いとしか言えない。


 


老人が増えて、病人が増えるから、


医療費が増えるという事は最初から人口ピラミッドを見れば予測できた事だ。


 


医師不足の上に、病人は増える。


それなのに医療費を削減する。


一人当たりの医療費が安くなる。


 


病院が、同じ金額を得るために、


医師は、さらに忙しくなり、


過労死が増える。


 


死にたくない医師は、忙しくなった病院をやめざるを得なくなる。


すると、残った医師たちは、しわ寄せで、さらに忙しくなり、悪循環に落ちる。


医師不足となった病院は倒産する。


 


住民は、医療崩壊で、遠くまで病院を探す事になる。


医療崩壊と、国民健康崩壊とが同時に起きようとしている


その原因は、


モハヤ、安全な医療を維持するのに必要な限度を超えた度重なる医療費削減にある


 


読売新聞は、


もっとその点まで深く掘り下げて取材すべきだ。


 


先進国のなかで、医療費がGDP比で、最下位となった日本なのだ。


知っているくせに。


 


国民の健康を守れもせずに、


海外へ国民の税金を大量に使うべき余裕など無いはずだ。


 

今月も半ばが過ぎようとしている。


あと2週間もすれば、2008年となってしまう。


来年は、どんな事が待ち受けているのだろうか?


 


今年の、一年の結果が来年に結びついている。


毎年いつも、そんなことを感じながら年の瀬をすごしてきた。


 


そういえば、


オーストラリアから耳の作り直しのために入院していた患者さんが


無事、明日退院となる。


半年後には耳立て手術だ。


 


また来週は、韓国からの患者さんが入院予定だ。


ますます、患者さんの国際化が進んでくるようだ。


 

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交通事故による耳外側欠損のため3月20日に、肋軟骨移植をしている。


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3月20日の、手術直後の状態。


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12月13日、耳立て手術のデザイン、


及び、側頭部にある瘢痕性禿髪をも治すデザインを行った。


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頭から血管膜を起こした。


耳の周囲を切開し、側頭部から起こした。


頭から薄く採皮した皮膚を左に置いている。


また、肋軟骨で作成した半月様肋軟骨ブロックを左下に置いている。


DSC04566.jpg


半月様肋軟骨ブロックを耳と頭との間に移植し、耳を立て、


その耳の後ろ全体を、生きた血管膜でカバーした所。


DSC04567.jpg


血管膜の上には、頭から採皮した薄い皮膚を移植した。


頭の瘢痕性禿髪の治っている事がわかる。


DSC04570.jpg


手術直後の状態を前から見ると。耳が立っている事がわかる。



その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。



生物は、歳をとると、必ず老化して来て、


最後には必ずだれしも死ぬ。


死からは誰も、遅かれ早かれ、まぬがれない必ず来る事実だ。


 


問題は、老化だ。


重力の関係で、いたるところが落ちてくる。


顔だと、上マブタ、下のマブタ、頬っぺた、頸の皮膚がたるんで落ちてくる。


支持組織や、筋力の衰え、皮膚の老化など、原因は様々なのだ。


しかし、これには個人差がある。


 


これらの外観は、美容手術で見事に若返り手術が出来る時代となった。


しかし外観は若くなっても、細胞が若返ったわけではない。


 


老化が遅いほど、皆うれしく感じるものだ。


「どうしたら細胞の老化を遅める事ができるのか?」


 


このためにいろいろ、科学的な研究が、太古の昔から行われてきた。


 


近年では、細胞自身が老化するのは、活性酸素による


細胞の老化が原因だと言われている。


これを防ぐには、体内の活性酸素をなくす事で


それには、代表的に、ビタミンEが、良いとされている。


この原理を応用して、


食品を長持ちさせるために、ビタミンEを、添加している。


 


もちろん他に、活性酸素を減らす役割の物質が存在する


これらを、フリーラジカル原理の中で、「スカベンジャー」と言う


 


毎日の食事は、体つくりの基本である。


食べたものから吸収された物質は科学元素的に見ると、


10年で、体中の元素が、ほぼ入れ替わるといわれている。


だから、10年前に自分を構成していた元素の全てが入れ替わっているのだ。


ある意味では、全く別人と言う事になる。


「10年一昔」とはよく言ったものだ。


 


記憶は10年以上、生きている限り残っている。


元素が全て入れ替わっても、それ以前の記憶が残っているところが


不思議なくらいだ。


 


いずれにしても、毎日、安全で、必要な栄養素を満遍なく摂取すると言う事は、


老化を遅らせ、死期を遅らす重要な要素の一つである。


 


もう一つ、全く別の観点から遺伝子的研究によれば、


DNAの端に、テロメアと言う物があり、これがなくなると死ぬと言われている。


テロメアを、減らさないように追加できれば、


人間は寿命を2倍にする事が、可能となるそうだ。


 


 


 


 


 


 

中国鉄道の旅が


NHK番組で放送されていた。


中国南部のある町を取材していた。


その町は中国でも屈指の食の町として有名で


世界からの観光客が多い町なのだそうだ。


 


巨大なレストランが紹介されていた。


立派な店で、中に、生きた鮮魚や貝などを、自分で選び


料理してもらえる所があった。


 


私が台湾に行った時にも、そのような店に連れて行かれて、


おいしく食べさせてもらった記憶がある。


 


しかし、この中国旅行の番組では、驚くべきものが、出現した。


 


な、なんとその中に


生きたワニが、いるではないか。


 


取材している旅人が、それを注文していた。


すると、1メートル50センチくらいもある大きなワニを


生きたまま、運んで来て、まな板の上にのせている。


まな板に載せられたワニは、暴れている。


 


料理されてきたワニ料理を食べた旅人は、


「おいしい」。「フーん」。「ワニって、おいしいんだ。」


と感激していた。


 


養殖ワニとの事だったが、本当だろうか?


それにしても、中国4000年の食生活は、奥が深い。


 

2ヶ月ほど前、看護学校の同窓会がありました。


もちろん私は欠席。もとから・・・会とか・・・式とかは苦手な上に、今はそれどころではない。


「みんながこれから楽になると言うのに、大変ねえ」と幹事の優しいお言葉を聴きながら上の空。明日の仕事の予定なぞ、思い巡らせていたのでした。


で、すっかり忘れていたのだが、突然同窓会の写真が送られてきた。


ぎゃ~~~っ!


みんなすばらしく老けている。はっきり言って、半分は顔がわからない。


全員同級生なので、(実は私だけひとつ年上)つまり私も向こうから言わせればこんなに老けちゃったのか!!


ぞ~~~~~!


来年からは暑い時、暑苦しいときはこれを眺めれば、かなりぞっとするかも。


ん?中に一人、なんだかリッチそうな人がいる。どうみてもナースとは思えない。


すぐ Yさんに電話した。


「ねえ、これって = さんだっけ。なんだか違うよね。」


「ああ、=さんは院長夫人だよ。あんたとはちがうねえ。」 


そうだったのか、これがあこがれの『院長婦人』 か。やっぱりオーラが違います。


う~~む、たった一枚の写真だが、色々思うことの多い一枚でした。


 


 

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術前の状態。以前にカップ耳を修正しているが、まだ、耳が小さい状態。


このような状態は、カップ耳というよりも、小耳症とみなした手術を行う。


赤線は浅側頭動脈の走行を示す。


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術前のデザインを示す。


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作成した3次元肋軟骨フレームを、右において示す。


耳の後ろから皮弁を起こした所。


頭からは、血管膜を起こすための切開。


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血管膜を起こした所。


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耳の軟骨の裏側から、3次元肋軟骨フレームを、移植し、固定した。


DSC04555.jpg


3次元肋軟骨フレームを、血管膜でカバーした所。


DSC04556.jpg


皮弁を、血管膜の上に、固定した所。


これでほぼ正常な形態が、獲得できた。


しかしまだ、耳の上方の裏は皮膚が不足するので、


血管膜が、まだ、むき出しとなっている部分がある。


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頭から薄い皮膚を採取して、耳の上方裏面の血管膜の上に移植し、カバーした。


さらに、ロール上に巻いたガーゼを、ボルスター縫合を行って圧迫固定している。


 



その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。



「とうもろこし」から作るアルコールや、


パームの木から生産されるパームオイルなどの


植物産のバイオオイルが


、ガソリンの代用となって、産業として重要となった。


ガソリンを使うよりも、地球温暖化物質の排出が少ないそうだ。


 


ところが、これらを生産するために、


インドネシアやアマゾン流域の熱帯林が伐採されている。


NHKの番組によると、


 


これらの森林伐採によって、なんと、その土壌の、


泥炭が乾燥し、二酸化炭素やメタンが、


大気中に大量に放出される事がわかったそうだ。


しかも、乾燥した泥炭は、発火しやすく、森林火災を引き起こす。


 


これらの森林伐採で生物オイルを生産したとしても、


ガソリンの代わりに、


生物オイル使用すれば、


なるほど、その点だけ見れば、温暖化物質削減の効果はあるが、、


そのバックには、


な、なんと、森林伐採による土壌からの温暖化物質発生が、5倍多くなるのだそうだ。


 


要するの結果としては、生物オイルを使う方が、


温暖化物質を大量に発生する事になってしまうのだ。


 


さらに、広大な森林伐採すると、二酸化炭素を酸素に変えることが出来なくなる。


再び森林を再生する事は困難で、山は保水能力が無くなり荒廃する。


土が海に流失し、海のサンゴも死滅する。


 


先進国の都合による需要が、生物オイルを必要としたが、


皮肉にも、熱帯雨林が消失し、


温暖化物質が逆に爆発的に多く発生している。


 


おろかな結果となった。


 


 


 

今日は午前中に外来手術を行い、


3名の小耳症患者さんが退院


うち耳おこしを完成した患者さんが2名、


肋軟骨移植が終了した患者さんが1名、


半年後、耳立て手術を予約して退院となった。


 


午後は外来日、小耳症で来週手術予定の患者さんの


術前検査を3名行った。


 


また午前中には明日手術予定の患者さんが入院となった。


病室の回診は抜糸の患者さんが多く,時間を要した。


午後には、経過観察の小耳症患者さん達診察に来られた。


また、


埋没耳の患者さんが来られ手術予約となった。


夕方から急激な睡魔に襲われて


熟睡。


ようやく今ブログを書いている。

昨日の10時間を越す長時間手術後で


今日はやや疲れ気味、


初診の患者さんには説明だけで1時間以上かかる。


忙しい土曜日の外来診察をすませて、


病室の包帯交換を終えると、


もはや、疲れもピークとなった。


 


いよいよ今年も残りわずかとなっている。


年末の休みまであと3週間がんばる必要がある。


 


 


 

今週の水曜日、ランチ時、  


何時もお世話になってるG氏と院長が忙しそうに打ち合わせをしているので、             


お昼を買ってきましょうか?」と聞いた。


院長はこっちを見もしないで「買ってきて買ってきて」というので


「何にします?」と聞くと


院長は「おにぎり」といい 、G氏は「焼きそばはだめです」と言ったので、「ああ。おにぎりね」と言いながら財布を持って近くの弁当屋へ出かけて行った。


このクリニックの近くの弁当屋は何時も繁盛で、お昼時はタクシーやトラックが止まっていて、おじさんたちが列を作って待っている。ショーケースにはおいしそうなお弁当が「買って!買って!」と言いながら並んでる。


ここは時々新作も並んで、飽きないように工夫しているので、中々に楽しい。「おや、今日も新作が・・・」


院長の好きな豚焼肉が丼になっている。キャベツもこってり乗ってるし、これならメタボでも安心。


ところが「焼肉弁当、美味しそうだったから買ってきました」と言ったら


「昼から肉なんか 食えない。夜じゃないと無理だ!」と言うので、


「何よ!せっかく買ってきたのに!」と弁当をそのまま顔にぶつけようかと思ったが、よく考えてみたら最初から「おにぎり」と言われていたのだったからおにぎりを買ってくればよかったわけだ。


まさか焼肉丼、2人前食べるわけにもいかないが、それはおいといて、


「はい、すいません、おにぎり買ってきます」と焼肉丼そのまま置いてまた弁当屋へ出かけて行った。


さっき弁当買ったばかりだったので「おにぎりじゃないと嫌だと言うんですよ、おにぎりください!」と弁当やさんに言ったら


弁当屋のおじちゃんと、おばちゃんと、お姉ちゃんが同時に


「○先生!」「○先生?」「○先生でしょう?」と聞いたので


「いいえ、わがままなのはもう一人いるんですよ」と言ったけど。


○先生、弁当屋の人たちに、いったい何と思われているのだろう?


 


 


 


 


 


 


 


 

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ローヘアーラインを伴う小耳症の術前。耳のあるべき場所を赤マジックで示している。


耳の上3分の1は、髪の毛が生えている。


DSC04527.jpg


デザインの完成。


DSC04529.jpg


3次元肋軟骨フレームが完成したところ。


DSC04531.jpg


頭から血管膜「Temmporo-parietal Fascia Frap]を起こした所。


耳の上の方から薄い皮膚を採取している。


耳垂は前面と後面の2分割して、


さらに、前面を耳珠用と耳垂用途の2つの皮弁としている。


乳突洞部皮弁も加えると、計4枚の皮弁を作成した。


DSC04532.jpg


耳の所から血管膜を引き出した所。


DSC04533.jpg


耳のあるべきところの上3分の1に、はえていた髪の毛の部分の


毛根部は、切除して、前方において示す。


これで髪の毛が生える事は無い。


DSC04536.jpg


3次元肋軟骨フレームを移植した所。


耳の下3分の2は、皮弁で、3次元肋軟骨フレームをカバーした。


耳の上3分の1は、血管膜でカバーして肋軟骨を生かす。


DSC04537.jpg


あらかじめ、耳の上の髪の毛が生えていた所の


側頭部から広く薄く採取しておいた皮膚を、血管膜の上に移植した。


DSC04538.jpg


耳を保護するために、厚さ2センチの、レストン・スポンジで、耳周囲にあて、


耳の陥没部は、ロール状に巻いたガーゼに軟膏をつけて、ボルスター固定している。


 



その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。



DSC04516.jpg


小耳症術前。耳のあるべき場所を赤マジックで書いている。


DSC04517.jpg


デザイン完成の状態を示す。


DSC04520.jpg


肋軟骨4本を採取し、組み合わせて作成した耳の形の3次元肋軟骨フレームを示す。


DSC04521.jpg


皮弁形成時の状態を示す。


DSC04524.jpg


3次元肋軟骨フレームを移植直後の状態を示す。


DSC04525.jpg


ガーゼでカバーする直前の状態。



その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。



今日もスペイン語教室の帰りに「café de Ari」に寄った
早速、今日の授業で何を習った?と聞かれたので、復習、復習。。。
ここで、実際に口にすると、自然と覚える!!
ありがたいことだ

そして、ちょっぴりお腹がすいていた私・・・
何かたべたいなぁ・・・野菜も食べたいし・・・
そこで、作ってくれたのがこれ↓↓

20071205183444.jpg


「Pintos con Huevo Y Patatas Fritos」

Pintos---煮込み野菜 con---~と一緒に Huevo---卵 Y---と Patatas Fritos---フライトポテト「野菜煮込み玉子添えとフライトポテト」って感じか?
スペインの郷土料理でもあるんですって

通常は上記の写真で完成ですが・・・
「¡Especial!」(特別)と、
半熟玉子をもう1つ付けてくれました。
おまけに、一緒に付いているスペインパンが大好きな私。。。
このパンももう1つ付けてくれましたわっ
これを混ぜて食べるのだ
なかなか美味しかった!!

今日も満足、満足。。。


かつて、私を訪ねて、ある初診の小耳症患者さんと共に


その御両親が来られた。


 


小耳症手術のやり方を


いつものように画像を示しながら、1時間ほど説明した。


患者さんが多かったので、


小耳症手術の歴史などは省略した。


 


説明終了後、


患者さんのお父さんが私に言った。


「この手術は、ただ、先生が器用だからできるということで、


先生自身が開発した、と言う物ではないでしょう。」


とおっしゃり、お帰りになった。


変わったお父さんだと思ったが、あまり気にも留めなかった。


 


何ヶ月か後になり、忘れかけた頃、


再び、その、お父さんだけが、来られた。


そして、急に土下座し、


私に言った。


「あの時は、まことに失礼な事を言ってしまいました。


先生自身が、開発された手術だということがわかりました。


その手術法が世界で使われている事もわかりました。


どうか、我が子供の小耳症手術を


よろしくお願いします。」と、おっしゃる。


 


後で気がついたのだが、このお父さんは、


ある有名大学医学部の教授だった。

1年半前に、アメリカのハーバード大学の


エリクソン教授から頼まれて、


形成外科医のための新教科書を作るため、


「小耳症」の部門の執筆を行って送っていたが、


その原稿のゲラ刷りが今頃ようやく出来上がり、


送られてきた。


最終的に、英文の単語や、


文章のチェックをしてくれとの事だった。


またまた、


厳密なチェックをしなければならないので仕事が増えた。


が、やらないわけには行かないので、


読んでいると、なんだか疲れてくる。


診療の合間に、何とか少しでも進めるものの


膨大な原稿であるために、なかなか進まない。


これまた世界の、形成外科医が読む教科書となるので、


厳密にやらなければいけないのだ。

入院中の小耳症患者さんの


包帯交換を行うと結構時間が、かかる。


 


細かな糸で一人につき、


100針以上も、かけているので


一人の抜糸だけでも相当大変だ。


 


髪の毛と同じような細かな糸なので、抜糸の時期を誤らなければ、


糸の跡は残らないですむ。


 


その代わり、抜糸は大変となる。


耳立て手術を行った後は特に、


場所柄大変なのだ。


患者さんの頸を動かすにも限界があるので


それを補うように、患者さんの耳の後ろを完全に見て、細かな糸を抜糸するために


自分の頸を不自然に曲げなければ、ならない。


しかも耳を保護するために、耳の周囲には、厚さ2センチの


レストンスポンジを当てているために、


耳の後ろが見えるためには、ごく限られた角度しかないのだ。


細かな糸を抜糸する時は、そこに光が当たっていないと


見えない。


見えないと抜糸は不可能だ。


だから抜糸をする場所を、ライトアップしてもらうことになる。


しかし、抜糸をする術者の頭が邪魔になり、


限られた角度から、光を当てる事が、これまた困難なのだ。


だから、一人の抜糸に30分も必要とする事すらある。


そして消毒と、軟膏塗りと、ガーゼを当てたら、


これを、きちんと立体的にテーピングしなければならない。


うまくテープを張らなければ、すぐにガーゼが、ずれてれてしまう。


首の部分との接合部に余裕が無ければ、


くびを動かす時、突っ張ってしまい、


テープの跡が、水ぶくれ、となることもある。


するとそこには、


次の包帯交換の時にテープが貼れなくなってしまう。


髪の毛の上にはテープが貼れないし、貼っても、固定力は得られない。


耳を保護するためにスポンジがあたっているために、


限られた耳の前のスペースしかテープが貼れない特殊な場所である。


 


さらに、ガーゼが落ちないようにネットを頭からかぶせて


顔や建側の耳を出すために、部分的にネットを切る。


 


このネット切りの穴を、わずかでも大きくすると、


すぐネットが緩んでずれて取れてしまうことになる。


これも、なかなか技術を要する。


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 

先日、何かいいCDないかなぁ・・・・
と、CD屋さんでスペインのCD欄をみていたら・・・・
んっ???
「愛の讃歌」が・・・
これって、フランスなのに何でスペインの所にあるのよ!?
って思って、見てみると

なんと、「スペインの新星によるエディット・ピアフへのオマージュ・アルバム」と書いてある!!
エディット・ピアフの有名な曲ばかり11曲がスペインのアナ・サラザールによって歌われている。
もちろんスペイン語で・・・

これはどんなもんだ??
愛の讃歌やパダン、パダンなどがスペイン語で歌われるとどんなもんよ?
思わず、お買い上げ。

CAPV4P0C.jpg


聞いてみると、シャンソンがフラメンコになってるぅ~~
スペインはやはりフラメンコなのね~
私にとってはとっても心地よく、情熱的に感じる
気に入った!!

早速サルトル様に話してみると、「オペ室に持ってきて~」とのことだったが。。。
オペ室でフラメンコは、不評なんだけどなぁ・・・
却下されちゃうかな・・・?
私って、マニアックかぁ。。。
ちょっと、不安になってきた


インターネットで世界中のあらゆる歌手が


歌う姿を動画で楽しみながら聞けるようになった。


しかも、1960年代の画像までも、引き出せてしまう。


 


かつてよくレコードで聞いていた60年代、70年代、80年代のサンレモ音楽祭で、


歌手が、当時の姿のまま歌っている音楽祭そのものまで、


臨場感あふれる画像で鑑賞できる。


これが、あの時の、あの歌手なのだと感動する。


 


当時は、レコードで聞くのみだったので、


姿はレコードジャケットの写真で空想するしかなかった。


空想より遥かに素晴らしい時もあれば、


その逆もある。


 


時代を超えて、


昔の若かった当時の歌手の歌う画像を見る時。


タイムマシーンに乗っているようだ。


 

時代と共に、変わる科学、


ラジオが、白黒テレビ、カラーテレビ、薄型テレビとなった。


紙と鉛筆に変わって、コンピュータのキーボードととなり、


有線の電話が、無線の携帯電話となった。


木造窓が、アルミ冊子となり、


ストーブが、冷暖房のエアコンとなった。


リヤカーから、馬車から、車となった。


プロペラ機が、ジェット機となった。


人の生活はこの50年で、めまぐるしい進歩を遂げた。


 


それに伴い仕事のやり方も人も変わってきた。


すぐに世界中がつながっている。


それに伴い、地方の特徴は消失してきた。


しかし、人の心の本質は、昔から、さほど変わってはいないし、進歩したわけではない。


 


特に、芸術の才能のある人の確立などは、増加して来てはいない。


芸術面の才能ある人は、ある一定の割合の人物に今も、限られている。


 


かつての名作が、今も普遍の輝きを放っている。


かつての名曲が今も、人の心を打ち続けている。


 


いまだに世界は、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、ヒンズー教、仏教などが存在している。


キリスト教といっても、プロテスタント、カトリック、ギリシア正教などと、分派している。


イスラム教は、スンニ派、シーア派と分派している。


 


もはや、宗教戦争は泥沼化している。


 


 


 

先月の15日で開院2周年を迎えた。


まだまだ余裕もないし、毎日どたばただけど、とりあえず2年がすぎ、ありがたいことだ。


まだまだ院長婦人には程遠く、毎日エプロンおばさんだったり、ナースだったり。


で、思い起こせば2年前、師長さんに「事務長はSサイズね!」と言われて買った白衣は、なんだか灰衣になってきた。そういえば、ずっと新しい白衣は支給してないんだよね。


で、2周年を記念して「新しい白衣を支給します!」


カタログが届いたのでみんな大喜び!


院長が「どれでん好きなのを選んでヨシッ!」と言うものだから、院長命令ならと安心してみんなで選んで、


今度はサンプルが来たので「着て見せてくださいよ!」といわれるままにとっかえひっかえ衣装がえをし、ついには歩き回ってポーズをとる人も現れた。


ブランドのカタログではないのだから何十万もする白衣などあるわけもなく、なのにこんなに喜んでもらえるなんて・・・。


また来年も新しい白衣が支給できるよう、頑張るわ。


そのうちオリジナルデザイナーズ白衣が買えるようになりますように。


 

先月の15日で、無事に開院2周年を迎えた。


まだまだ余裕もないし、相変わらず毎日どたばたで、何時になったら私は院長夫人になれるやら。夕べもクリニックにお泊りで、夜なべ三昧。


相変わらず院長はヴォリュームを最大限にして「ユーチューブ」を聞いている。いつもはオペラから始まってカンツォーネ、シャンソン、聖子ちゃん、はては奥村千代まで延々つづく。ほっとけばきりがない!


気が散って計算もろくにできないので、「ちょっとボリューム下げて!」と頼んだら音量を下げてくれた。で、つまらなくなったらしく、布団に入って寝てしまった。爆睡である。


おかげで仕事が、はかどるはかどる。


!。?。


なんだか怪しい気配を感じる。ごほっ、ごほっっと咳払い。ガタゴトガタゴトと音がする。なにごとか!?。ま、まさか!!!


ドアがばたっと開いて、やっぱり。


○先生。どうしたの!もう夜中の10じ過ぎ。


○先生いわく、「忘れ物をしました」と・・・。


で、結局また仕事ははかどらず、せっかく寝ていた院長はパッチリと目を覚まし、ま、いいか、と私も仕事を途中でほっぽり投げてしまいましたとさ。


専用の院長婦人室が欲しいと悲しく思った夜でした。


 


 


 


 


 


 


 

今日の土曜日は外来が忙しくて、


午前中は、園長先生も外来を行っていたが、


二人とも互いに話す暇も無かった。


午前の外来終了が、午後1時となってしまって


遅ればせながらの昼食。


 


そして、午後の外来診察を行ったら


あっという間に、夕方となってしまった。


 


入院病室の消毒は、夕方になってからやっとスタートできた。


皆順調でほっとしているところだ。


気がつけば、12月に突入したので、


プレイルームには、クリスマスツリーが飾ってある。


年末もきっとすぐ来る事だろう。