2ヶ月ほど前、看護学校の同窓会がありました。
もちろん私は欠席。もとから・・・会とか・・・式とかは苦手な上に、今はそれどころではない。
「みんながこれから楽になると言うのに、大変ねえ」と幹事の優しいお言葉を聴きながら上の空。明日の仕事の予定なぞ、思い巡らせていたのでした。
で、すっかり忘れていたのだが、突然同窓会の写真が送られてきた。
ぎゃ~~~っ!
みんなすばらしく老けている。はっきり言って、半分は顔がわからない。
全員同級生なので、(実は私だけひとつ年上)つまり私も向こうから言わせればこんなに老けちゃったのか!!
ぞ~~~~~!
来年からは暑い時、暑苦しいときはこれを眺めれば、かなりぞっとするかも。
ん?中に一人、なんだかリッチそうな人がいる。どうみてもナースとは思えない。
すぐ Yさんに電話した。
「ねえ、これって = さんだっけ。なんだか違うよね。」
「ああ、=さんは院長夫人だよ。あんたとはちがうねえ。」
そうだったのか、これがあこがれの『院長婦人』 か。やっぱりオーラが違います。
う~~む、たった一枚の写真だが、色々思うことの多い一枚でした。
術前の状態。以前にカップ耳を修正しているが、まだ、耳が小さい状態。
このような状態は、カップ耳というよりも、小耳症とみなした手術を行う。
赤線は浅側頭動脈の走行を示す。
術前のデザインを示す。
作成した3次元肋軟骨フレームを、右において示す。
耳の後ろから皮弁を起こした所。
頭からは、血管膜を起こすための切開。
血管膜を起こした所。
耳の軟骨の裏側から、3次元肋軟骨フレームを、移植し、固定した。
3次元肋軟骨フレームを、血管膜でカバーした所。
皮弁を、血管膜の上に、固定した所。
これでほぼ正常な形態が、獲得できた。
しかしまだ、耳の上方の裏は皮膚が不足するので、
血管膜が、まだ、むき出しとなっている部分がある。
頭から薄い皮膚を採取して、耳の上方裏面の血管膜の上に移植し、カバーした。
さらに、ロール上に巻いたガーゼを、ボルスター縫合を行って圧迫固定している。
その1
このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。
小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。
その2
このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。
耳介形成術による合併症
感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。