生物は、歳をとると、必ず老化して来て、
最後には必ずだれしも死ぬ。
死からは誰も、遅かれ早かれ、まぬがれない必ず来る事実だ。
問題は、老化だ。
重力の関係で、いたるところが落ちてくる。
顔だと、上マブタ、下のマブタ、頬っぺた、頸の皮膚がたるんで落ちてくる。
支持組織や、筋力の衰え、皮膚の老化など、原因は様々なのだ。
しかし、これには個人差がある。
これらの外観は、美容手術で見事に若返り手術が出来る時代となった。
しかし外観は若くなっても、細胞が若返ったわけではない。
老化が遅いほど、皆うれしく感じるものだ。
「どうしたら細胞の老化を遅める事ができるのか?」
このためにいろいろ、科学的な研究が、太古の昔から行われてきた。
近年では、細胞自身が老化するのは、活性酸素による
細胞の老化が原因だと言われている。
これを防ぐには、体内の活性酸素をなくす事で
それには、代表的に、ビタミンEが、良いとされている。
この原理を応用して、
食品を長持ちさせるために、ビタミンEを、添加している。
もちろん他に、活性酸素を減らす役割の物質が存在する
これらを、フリーラジカル原理の中で、「スカベンジャー」と言う
毎日の食事は、体つくりの基本である。
食べたものから吸収された物質は科学元素的に見ると、
10年で、体中の元素が、ほぼ入れ替わるといわれている。
だから、10年前に自分を構成していた元素の全てが入れ替わっているのだ。
ある意味では、全く別人と言う事になる。
「10年一昔」とはよく言ったものだ。
記憶は10年以上、生きている限り残っている。
元素が全て入れ替わっても、それ以前の記憶が残っているところが
不思議なくらいだ。
いずれにしても、毎日、安全で、必要な栄養素を満遍なく摂取すると言う事は、
老化を遅らせ、死期を遅らす重要な要素の一つである。
もう一つ、全く別の観点から遺伝子的研究によれば、
DNAの端に、テロメアと言う物があり、これがなくなると死ぬと言われている。
テロメアを、減らさないように追加できれば、
人間は寿命を2倍にする事が、可能となるそうだ。
中国鉄道の旅が
NHK番組で放送されていた。
中国南部のある町を取材していた。
その町は中国でも屈指の食の町として有名で
世界からの観光客が多い町なのだそうだ。
巨大なレストランが紹介されていた。
立派な店で、中に、生きた鮮魚や貝などを、自分で選び
料理してもらえる所があった。
私が台湾に行った時にも、そのような店に連れて行かれて、
おいしく食べさせてもらった記憶がある。
しかし、この中国旅行の番組では、驚くべきものが、出現した。
な、なんとその中に
生きたワニが、いるではないか。
取材している旅人が、それを注文していた。
すると、1メートル50センチくらいもある大きなワニを
生きたまま、運んで来て、まな板の上にのせている。
まな板に載せられたワニは、暴れている。
料理されてきたワニ料理を食べた旅人は、
「おいしい」。「フーん」。「ワニって、おいしいんだ。」
と感激していた。
養殖ワニとの事だったが、本当だろうか?
それにしても、中国4000年の食生活は、奥が深い。