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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

今日は、ローへアーラインを伴う小耳症の耳立て手術だった。


明日も同じような症例の耳立て手術。


今週の火曜日は、小耳症の作り直し手術だった。


 


すなわち今週は、全て世界的にも超困難で


再建が不可能といわれていた重篤な形態の小耳症手術ばかりだったという事になる。


 


このブログで紹介しているように


当院には、超困難な小耳症症例に対し、毎週手術を行っている。


 


他の施設では、困難と言う症例が


自然と当院へと集中する事になった結果


このように極端なケースが多い。


世界的視野から見ても、


このような重篤な小耳症症例の論文は


当院意外では見られない症例ばかりだ。


 


当院には世界各国から形成外科医が学びに来るのだが、


今週は、インドのムンバイから、40代の形成外科医が


当院へ小耳症手術を学びに、見学に来ている。


さすがに、複雑すぎる症例ばかりで、いささか驚いているようだ。


 


基本的な小耳症手術の見学をしたいはずだ。が、


いきなり、困難すぎて理解を超えている手術ばかりだ。


今月いっぱい留学生は、小耳症手術の見学を続ける予定だ。


ベジタリアンなので、こんな長時間の手術見学に、


留学生の体力が持つかどうかちょっと心配だ。

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半年前に手術した時のローヘアーライン小耳症術前、


本来の耳があるべき場所を赤マジックで示している。


耳たぶがあまりにも下に存在していた。


まさにウルトラCに、再建が困難な症例であった。


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下にあった耳たぶを上に移動して3次元肋軟骨フレームを移植した。


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髪の毛が生えていた部分は、毛根を切除し、血管膜で、肋軟骨フレームをカバーした。


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血管膜の上に頭から採否した皮膚を移植した。


そして半年後の今日、耳立て手術となった。


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手術前のデザインを示す。髪の毛が生えない耳が出来ている。


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2枚目の血管膜を頭から起こしたところ、


耳の右側に置いてあるのは、耳を後ろから支えとして立てるための肋軟骨ブロック。


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耳を回転させて、やや後ろに傾いていた耳の軸を、修正できるかどうかを確かめているところ。


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耳の後ろに、肋軟骨フレームを移植して耳を立ててから、その軟骨を生かすために


血管膜でカバーして、さらにその上に頭から薄くとった皮膚を移植したところ。



その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。