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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

人それぞれという。

自分の意思で生まれた人は誰もいない。


いつの間にか、人それぞれに気がつけば、自分だったのだ。


それぞれの経験が異なり、それぞれの経験から得たものから、

それぞれの考えや、発想が生まれてくる。

そんなことがすべて総合して、個性が生まれる。

人それぞれが、自分である。


世界中に多くの人達が存在して、今を生きている。

過去から営々と引き継がれてきた遺伝子を引き継いで。


他人を見るとき、すべての人をそれぞれ細かく観察などしない。


自分は他人から見れば、単なる数多い人たちのうちの一人に過ぎない。

そのような観点から見れば、たいした存在ではない。

が、

いざ自分の事となると、とても気になる。

他人からみればたいしたことでもないが、異常なほど、くよくよと、気にする人がいる。


そんな時、自分は他人の中の一人なのだと考えることが出来れば、

解決することは多い。
今日は、関東地方は曇り、

やや、ひんやりと引き締まった日曜日だ。


さて、21世紀に入り、もはや8年目になる。

20世紀に、人類が考えていたことは、21世紀になれば科学の発展により

食糧生産は飛躍的に伸び、世界中が平和になり

バラ色の世界が訪れるだろうと考えていた。

私が子供のころはそういう希望に満ちていた。


ところが、イラク、アフガニスタン、ネパール、チベット、

ウルムチ、コゾボ、イスラエル、パレスチナ、クルド、エチオピア、など、

ちょっとあげただけでも、世界中に紛争戦闘を抱えた国々がいまだに存在する。


北朝鮮、リビア、イラク、ペルー、などなど、不安定要素が多い国々もある。

人権問題がまだまだ解決されていない国まで多く存在する。


これらの事を総合すれば、

人類は、永遠に世界平和ということが達成できない生き物だと言うことに気付かされる。

ため息すら出てくる。

それでもなお、希望を持ち続けて生きる事が重要だ。

ここが人類の正念場だ。