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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

コカコーラの海でなく

私自身の海。


その独自の波間から

突然、波しぶきを上げて

出現する白い風。

風の音に皆が振り返る。


と、そこから沸き立つ噴水が

みるみると変化する。


スローモーションで、

中からひときわ白い輝きが現れる。

それは何?

微笑むビーナス?


どこまでも青い空へ、

輝きながら

限りなく飛びはじめ、


気がつけば、

あらゆる場所から

無数のビーナスが、

天空へと飛んでいる。


一点へと、飛んで行き、そして交差した瞬間

奇跡が起きた。


大空に、理想の君が微笑んでいる。









灼熱のゆらめき

こみ上げる想い

怖いくらいに抑えられなくなる。


沈めようとしても止まらない。


噴出す炎が、身を焦がす。


太陽をも焼き尽くす。

怖いくらいに熱き想い。


走り出したら止まらない。

ブレーキの無いロケット。


ほら、炎がすべてを焼き尽くす。

私の体も骨も血液すらも、焼き尽くす。


私の想いが、私の脳を焼き尽くす。

君の脳も、ほら、燃えている。


この灼熱が世界をすべて焼き尽くす。
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昨年、耳甲介型小耳症。の術前。
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手術デザインの完成。
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皮弁形成と皮下ポケットを作成したところ。
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3次元肋軟骨フレームを作成したところ。
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皮弁を開いてみたところ。
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3次元肋軟骨フレームを移植したところ。
下においてあるのは、摘出したもともとの耳の軟骨。
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そして、本日の術前の状態。
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耳立て手術のデザインを示す。
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耳の後ろから耳を支えて立てるための肋軟骨ブロックと、
それを生かすための耳の後ろから生きた血管膜組織でカバーするために、
頭から血管膜を起こしたところ。
さらに、その上に皮膚を移植するため、頭から薄い皮膚を採取した。
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耳を頭から見たところ、耳が立っている。耳の後ろの腫れは入院中にひいてゆく。

その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。