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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

院長は相変わらずクリニックでお泊りですが、私は毎日電車とバスを乗り継いで、通勤しています。
みんな大変ですねと言うけれど、これが結構な息抜きで、とくにダイスキな文庫本が手に入ったときは早く電車に乗りたくてたまらない。
さっさと席を確保して、続きを読みたかったのだけれど、あいにく昨日は座りそこなってしまいました。
でも席が空くのをまっていられず、つり革につかまりながら読みふけっていたのです。
と、誰かが私の右肩をたたくので、ふと見ると知らないおじさんが・・・

「?」
すると二つほど離れたところに空席があり、それを指差しているのです。
おじさん、グレイヘアで私と年齢はそんなに変わらない。
「生まれついてのフェミニスト?」
「あれ、知ってる人だっけ?」
と怪訝な気持ちでありましたが、
とりあえず
「ありがとうございます。」と座らせてもらいました。

駅に着き、トイレに入って鏡を見たら、なぞが解けました。
良く言えばモジリアニか、はたまたムンクの叫びか・・。
疲れた顔のおばちゃんが、そこにいたんですね。
私、いたわってもらったみたいです。
よほど、老けて見られたのかと、ショックでした。

最近じぶんの加齢を感じることがあります。
たとえば自転車に乗って、混雑した車を縫って走っているとき、
車の中から
「ぎっ!」と睨まれたりすると、
心の中で「ごめんなさいっ」と謝っているんだけど、結構悲しいものがありますよ。
それからいままで着ていたものが、気後れして着られなくなったとき。
詰まんないことでかっと頭に来て、ぷんぷんしてる時。

うーん、冷静に考えると、どれも若いときからなんですけどね。
これからはあまり鏡は見ないでおこうかなと、ため息交じりで考えているところです。

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耳垂残存型小耳症および副耳。昨年秋の手術術前の状態。
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術前のデザインを示す。
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皮弁形成および皮下ポケット作成を行っている。
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右前胸部より肋軟骨4本を採取し、それらを彫刻等で削り、
ワイヤーで3段重ねにして作成した3次元肋軟骨フレーム。
ワイヤー固定は60箇所にも及ぶ。
が、表には、ワイヤーが出ないように埋め込んで固定している。
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3次元肋軟骨フレームを皮下に移植したところ。
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陥凹部に、ガーゼをつめて糸で縫合固定したところ。
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そして5月29日・本日の耳立て手術術前の状態。
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耳立て手術のデザインを示す。
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耳を後ろから支えて立てるための肋軟骨ブロックを作成した。
それを生かし、耳の後ろからカバーして血行を増強するための血管膜を
頭から起こしたところ。
その耳の後ろへ最終的に皮膚を移植するために同じ色になるように
頭から薄い皮膚を採取した。
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耳を頭から見たところ。本当に耳が立っていることがわかる。
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耳を前から見たところ。
耳が立っている。
血行が良いので、耳の腫れは入院中に引いてゆく。

その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。