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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

今週も明日の土曜日を残すのみとなった。

耳つくりの手術は8時間もの時間がかかる大手術だ。

それを火曜日、木曜日、金曜日と行っている。


手術中は、集中しているためか、あっという間に時間がたっている。

特に、木曜日と金曜日は連続なので、

気がつけば、

2日間が過ぎ去っている。


今日などは、耳の作り直しと言う超困難な手術だったために

8時間が5分にしか感じない。


なんということだ。
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本日の術前の状態。某大学病院で小耳症に対して耳を作られたものの
不幸な結果となっている。
患者さんの希望により作り直し手術を行う。
術前の状態。
作られた耳は、長すぎる。頭には傷を残している。
すでに、頭から血管膜を起こして使われてしまっている。
耳の表からは、髪の毛が生えており、耳の後ろには色の違う皮膚が、移植されている。
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耳が本来あるべき場所と大きさを、赤マジックで書いたところ。
場所と大きさが、ひどく間違っていることがわかる。
このような耳を無神経に作る大学病院が多い。
患者さんが一番被害を、こうむることになる。
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術前のデザインが完成したところ。
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耳の中に移植されていた肋軟骨フレームを取り出した。
これは、「タンザー法」の肋軟骨である。
耳の不完全な形だ。
このような形を移植しても、本来の耳になるはずがない。
それなのに、いまだにこのような形を移植している大学が多い。
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新たに作った3次元肋軟骨フレーム「永田法」。
すべての形態がそろっている事がわかる。
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皮弁形成を行ったところ。
耳の後ろに移植されていた色の違う移植されていた皮膚は、切除した。
DSC05673.jpg
3次元肋軟骨フレームを移植したところ。
耳のすべての形が再々建されていることがわかる。
半年後に、耳立て手術を行う予定。

このように、耳を作るときは正しい形の3次元肋軟骨フレームを移植する事。
そして、その形を覆いつくせる皮膚の表面積が、
適材適所に十分に存在するように1ミリ単位で、正確に準備すること。

この両者ともが、絶妙に、ぴたりと一致することが必要条件となるから
小耳の手術は、形成外科分野の中で最も困難な手術といわれるのだ。

その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。