FC2ブログ

永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

DSC04783.jpg
耳鼻科でかつて聞こえの手術を受けた小耳症の症例。
だが聞こえるようにはならなかった。
ひどい傷跡と、陥没が残されている。
このような手術をする耳鼻科医があまりにも多い。
すでにつけられた傷跡のために、皮膚の表面積は減少して不足するので
通常の皮膚下への肋軟骨移植手術で耳は再建できない。
DSC04784.jpg
耳が存在すべき場所を赤で示す。
耳の中央3分の1は、陥没した傷跡となっている。
しかも耳たぶは、あまりにも下に位置している。
非常に困難な症例。
永田法が開発される以前では、耳再建が不可能だった。
今年の1月11日に耳再建術を、行った。
DSC04785.jpg
手術デザインが完成したところ。
DSC04787.jpg
作成した3次元肋軟骨フレームを示す。
DSC04789.jpg
頭から1枚目に血管膜を起こしたところ。
DSC04791.jpg
残っていた皮膚を反転して耳穴に作成し、。3次元肋軟骨フレームを移植した。
DSC04793.jpg
3次元肋軟骨フレームを生かすために、血が通って生きたままの血管膜でカバーした。
又、頭から薄く皮膚を採取しておいた。
DSC04796.jpg
血管膜の上に皮膚を移植したところ。
P1000202.jpg
9月2日の本日の状態。
まだ腫れが残っている。
P1000203.jpg
耳立て手術のデザイン。
P1000204.jpg
頭から、2枚目の血管膜を起こしたところ。
耳の後ろに支えとするための肋軟骨ブロックを作成したところ。
P1000205.jpg
耳の後ろから肋軟骨ブロックを移植して耳を支えて立て、
その後ろを血が通って生きたままの2枚目の血管膜でカバーし、
その血管膜を、頭からあらかじめ採取していた薄い皮膚を移植した。
これで耳が立っている。
耳の腫れが引くのに後半年ほどを要する。

その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。