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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

当院では、小耳症の患者さんは約1ヶ月の入院となる。
その間、ずっと耳にはスポンジとガーゼが当ててある。
他の施設より、入院期間は長いらしい。
その代わり、家に帰ってからは、よく洗う以外の処置は、何も必要ない。
施設によっては、ずっと当て物を当てていたりするらしいが、それも必要ない。

耳にはガーゼが当ててあり、頭にはすっぽりとネットをかぶる。
ある人は、それを「メロンちゃん」と呼ぶ。
結構年配のおじ様でも、失礼ながらとてもかわいく見える。

そのため自分では頭を洗うことができないため、洗髪はナースの大事な仕事のひとつだ。
男の子はみんなくりくり坊主にするので、
ときどきアルコール、温湯清拭をする。

頭拭くよ~!と叫んで、ひとりづつ拭いて行く。
ついでに首も拭く。
うわっ!真っ黒だ。
うれしくて、思わず笑っちゃう。
ふと「ねえ、顔ふいてる?」と聞くと、ほとんどの子がにやっと笑う。
やっぱり、拭いていないんだ。
「ねえ、シャワー、毎日浴びてるの?」と聞くと、お母さんが来ていない子は、1日おきにしか浴びていない。
女の子は、決してそんな事はないのだけれど、
男の子は、なぜかシャワーが嫌いらしい。

曰く
「シャワーを一日おきにすると、パジャマが節約できるでしょう。
お湯も節約できるでしょう。
エコだよ。」
というけれど、ただ遊ぶのが忙しいだけでしょう・・・。
だって、君たち、真っ黒だよ。










今日の午前中は、

入院中の小耳症患者さん達の包帯交換に時間がかかった。

抜糸の時期を迎えた患者さんが多かったからだ。

永田小耳症形成外科クリニックでは縫合糸の跡が出来ないように

髪の毛よりも非常に細い糸で、細かく縫合している。

だから、抜糸の数も多く、真剣勝負となる。

小さな縫合をしているので、縫合部の片方だけを小さなはさみで切ることが必要だ。

もし両方切ってしまったら、糸が皮膚の中に半分残ってしまう。

だから、一つ一つの抜糸を非常に慎重に行う必要がある。

100針以上もの細かな糸を、間違いなく抜くためには

慎重な作業が必要だ。


午後からは、術前検査の小耳症の患者さんが3名。

およびそのほかの小耳症患者さんの診察が何名か待っている。