
Pre-orerative appearance of microtia.
今年の3月6日術前。
通常の小耳症と全く異なり、耳がほっぺたに存在している。
耳があるべき所は、全く平らで、わずかなローヘアーラインも合併している。
ほっぺたにある皮膚の余裕を斜め後ろの方向へ利用して皮膚の余裕を移動するという特殊な方法を行えば、耳甲介の皮膚の不足を補える可能性がある、当然このような症例には世界初の工夫が必要だった。

Fabricated costal cartilage block.
3次元肋軟骨フレームを作成した。

Skin flaps foamed and skin pocket created.
皮弁と皮下ポケットを作成したところ。

Fabricated 3ーdimansional costal cartilage frame.
皮弁の表面積の成分を後上方へ、ずらして皮膚の余裕を移動して、ローヘアーラインを解除して
なおかつ耳甲介の皮膚の余裕をも稼ぎ出した。
3次元肋軟骨フレームを移植したところ。
それでもわずか、5ミリメートル耳が下に位置している。
これは2回目の耳立て手術で耳を5ミリ引き上げることで解消する。

Pre-operative appearance.Reconstructed auricle.Second stage.
そして10月16日の本日の術前の状態。

Dezign.
耳立て手術のデザイン。
血管の走行が、通常と異なるので、それを露出するためには
更なる切開の工夫が必要だった。

Temporo-parietal fascia flap elevated.
Fabricated costal cartilage block.
Split-thickness scalp skin harvested.
耳の後ろから耳を支えて立てるための肋軟骨ブロックを作成した。
それを耳の後ろからカバーして生かし、なおかつ、耳の後ろから桃の血行の補強をする目的で、
頭から血管膜を起こした。血管の走行が特殊だったので
この血管膜は、2本の動脈を含む用に作成した。
頭から薄い皮膚を採取した。

Projected reconstructed auricle.
手術後耳が立っている状態。

Projected auricle.
耳はもとより6ミリから7ミリメートル上に引き上げて、肋軟骨ブロックを固定できた。
耳が立っている。
その1
このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。
小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。
その2
このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。
耳介形成術による合併症
感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。