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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

静かな医局.で、徒然なるままに

インターネットの

You Tube で、音楽を聴く。


松田聖子の、これがピーク時だと思われる時の歌を聴いた。


きみだけのバラード

と、

「Endless Love


この両者とも、海外のヒット曲を日本語に訳した歌だ。


通常、

日本語訳には

無理があることが多いので、

日本人が歌っても、原曲には劣ることが多く、

がっかりすることが多いものだ。


しかし、この2曲とも

松田聖子は、自分の世界として

すばらしい歌唱力で歌い上げている。


何回となく聞いていると


胸にしみて


涙がこみ上げてくる。




永田小耳症形成外科クリニックでは、

年間を通じて毎週3例ずつの小耳症に対する耳再建の手術を行っている。

年間に140件もの小耳症手術が行われているので

8000出生に一人という非常にまれな発生率を考慮すれば、

国内の小耳症患者さんの大部分の耳再建術を行っていることになる。


このうち約20パーセントは、両側小耳症のかたである。


また小耳症に伴って顔面半側委縮症伴う場合がある。

このような場合を第1第2鰓弓症候群という。

小耳症サイドの顔面半側が、正常側に比べて小さい場合のことを示している。


このような場合には、顔面の上顎、下顎ともに、小さい場合がほとんどであり、

その程度は各患者さんごとに、さまざまである。


特に下顎の発育の程度が厳しい場合には、口が開きにくく、全身麻酔を行うときに

気官チューブ挿入することが困難な場合が多い。

相当熟練した麻酔医が挑戦しても、挿管不可能なことが多い。

これが不可能ならば、全身麻酔がかけられないので手術が出来ない。


このため小耳症の全身麻酔は、

技術的に最も挿管困難な確率の高い場合が多い疾患の一つでもある。

麻酔科にとって、学問的にも、研究テーマとなっている。


日本国内のどんな大学病院でも、挿管困難な症例の頻度は低い。

すなわち、永田小耳症形成外科クリニックの小耳症手術の麻酔

最も確率的に頻繁に、麻酔が困難なケースが多い、ということだ。


永田小耳症形成外科クリニックには、必然的に

最も円熟した麻酔医師が必要となっている。


東京慈恵医大麻酔科主任教授である上園教授は、

小耳症麻酔の挿管困難な症例」に対する諸問題を

アメリカの麻酔科学会に、頻繁に発表されており

アメリカ麻酔科ジャーナルにも論文を書かれている。


上園教授プロフィールを述べると、

東京大学医学部を卒業されて、帝京大学麻酔科へ入局され

まもなく、ハーバード大学麻酔科へ5年間の留学を経験。

その後、帝京大学麻酔科講師となり帰国したが、

まもなく、アメリカ、カリフォルニアの、スタンフォード大学助教授

として、勤務されていた。当然その実力ゆえの引抜だった。

スタンフォード大学と言えば、心臓移植手術が世界的にも、多い大学病院の一つだ。

上園先生は特に、小児麻酔のエキスパートとして有名でもある。

そして東京女子医大の助教授として帰国。

程なく最も若くして慈恵医大の主任教授となった。

経歴から見ても、学閥と関係なく

その圧倒的な実力で、世界のどこからも必要とされる麻酔科の指導者である。


医師不足の現在は、大学病院ですら麻酔医が不足している。

地方の大学病院麻酔科では、麻酔科の医局が崩壊した所もある。

東京の最も中心にある国立癌センターですら

麻酔医が不足して手術件数らさざるを得ないことがあったばかりだ。

ましてや、巨大な都立、県立、市立病院では、どこも麻酔科不足している時代だ。

しかし、上園教授を慕って、若い研修医が、

慈恵医大麻酔科には例外的に数多く全国から集まってくる。


このような、医療崩壊の時代においても

永田小耳症形成外科クリニックでは


世界的な実力者の上園先生に麻酔をかけてもらっているのだから、

当院の患者さんは幸福である。