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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

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2008年6月13日耳垂残存型小耳症、術前。
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耳があるべき場所を、赤で示す。
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手術デザイン。
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皮弁形成および皮下ポケット作成。
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3次元肋軟骨フレーム作成。
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3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットの下へ移植。
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そして、1月13日。耳立て手術の日を迎えた。
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耳立て手術のデザイン。
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耳を後ろから支えて立てるための肋軟骨ブロックを作成した。
それを生かすために、耳の後ろを生きた血管膜でカバーする必要があるので
頭から、血管膜を起こした。
その上に、移植するための薄い皮膚を頭から採取した。
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耳が立っていることがわかる。
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耳を前から見ても立っていることがわかる。
耳の腫れは、入院中に引いてゆく。

その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。