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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

カナダのバンクーバーで、来年冬季オリンピックが開催される予定だ。

しかし、意外なところで、世界経済危機の影響が出始めている。


選手村の建設費用が捻出できなくなっていると言う。

これまで、アメリカの投資ファンドがその費用を出してきた。


オリンピック終了後に、選手村の建物を売り出しても、

この経済危機のために、売れる見込みがない、と判断した投資ファンド側が

建設途中になって、残りの建設費用360億円を出さないと判断したのだ。


このままでは、建設が間に合わなく事態となっている。


また、別に、

オリンピックの広告費用も

予定より大幅に少なくなりそうだ、と言うことだ。


ニュースで以上のような事が放送されていた。


このような、オリンピックに限らず、

医学に関する国際的学会を開く場合も、同様に

企業からの、広告収入が激減するようであれば、

なかなか、学会自体の開催地となった所は

開催準備費用の捻出に苦しむ事になる。


経済危機は、学会の開催側にとっては、

開催を困難にし、

また、世界各地からの学会の参加者にとっても、

経済危機は、参加しにくくなり、結果的に

医学の学問進歩を、遅らせる原因にも繋がる。

それは、人類のために不幸な事となる。

本日2月11日の読売新聞11面に、

「構造改革路線の罪」と言う、中谷巌氏の自戒の念をこめた

論点スペシャルが記載されている。


小泉首相時代の構造改革の結果、格差拡大となり、

「功」よりも「罪」の方が大きくなった。と、

長年の主張を軌道修正した考えを述べている。


かつて平等社会と言われてきた日本は

いまや、貧困大国となっている。


どのくらいかと言うと、

「中位所得者の半分以下しか稼げない貧困層」の割合を見ると、

アメリカに次ぐ貧困大国となっているそうだ。


貧困率で見ると、

アメリカが17.1%

日本が14.9%

それに比べて

北欧諸国は、5%から6%と言うことだ。


今後失業者が増加すると、

この貧困比率は、もっと増加する。


経済危機を改善できなければ、不穏な社会となる。

すなわち小泉構造改革の罪であり、

自民党公明党連立政権の罪と言うことだ。


この時代の政権が、

解散することも無く、反省する事も無く、

今も国会に居座っている。

そのトップが、麻生総理だ。
今日は、

小耳症で入院中の患者さん達の包帯交換を行った。

耳立て手術の患者さんが、このところ続いたので、

抜糸にも時間がかかるし、

消毒処置にも時間がかかる。


消毒を行っている間にも

いろいろと、電話がかかり

消毒を中断されて

時間がかかった。

その間に、明日の耳立て手術予定の患者さんが入院となった。


今日は水曜日だが、建国記念日で

外来は、お休みだ。


それでもなお「今日はやってますか?」と、電話の問い合わせもあった。