FC2ブログ

永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

最近は、なぜか、昔の私の部下だった医師や

かつて知り合いだった医師からの連絡が多く入るようになった。

このブログでも述べたように、

わざわざ当院へ訪問する人まで相次ぎ、

思いがけなく、いろいろなことを話す機会が増えた。


今日も長時間、昔の仲間から電話がかかり

、いろいろ現状から、昔の仲間の情報なども聞けた。


まとめてみると、この不景気で

医療機関も、それぞれが、苦労しているという事だ。


今も、かつてのように燃えている人が減ったような印象を受ける場合が多いのは、

とちょっとさびしいが、

中には、昔より元気になった印象を受ける人もわずかばかりいる。

そういう場合は、こちらも元気になる。


いずれにしても、国際的に活躍している日本人の形成外科医の数が

最近は、ほとんどいなくなってしまった、との話が出た。。


そういえば、アメリカやヨーロッパの形成外科学会に行っても

日本人の姿を、ほとんど見かけなくなったのは事実だ。


国際的に発表するレベルの形成外科分野での医師が日本に、ほとんどいなくなっている。

なんだか寂しい限りだ。

いろいろ話を総合しても、各大学病院に活気がない。


医療崩壊と一部関係があるのかもしれない。




今日、土曜日は、外来日。

小耳症経過観察中の患者さんを診察した後、


初診の患者さんの診察を行った。

以前に、大学病院で、小耳症の手術を受けたものの

不幸な結果となっていた。


耳の場所が、耳1個分前に作られており、

明らかに正常な側の耳より大きすぎる耳を作られて、

耳から髪の毛が生えている。

耳の後ろには違う色の植皮がなされている。

典型的に髪の毛が下まで生えているローヘアーラインの症例に、

タンザー法もどきの耳再建手術を行ってあるので

当然、耳から髪の毛が生えている。


脱毛レーザーなどを何回受けても、また、髪の毛はえてくる。


皮膚の下にあらがじめ、風船を入れておいて、

風船に生理食塩水を入れて2ヶ月ほどかけて膨らませ

皮膚の表面積を増やした後で肋軟骨を移植する手術を受けたこの患者さんの耳は

すでに肋軟骨が融けてきているために変形が始まっていた。


組織拡張法は術後長期経過と共に、この移植肋軟骨の吸収が起きるために

世界的には、もはや、禁止している手術法だが、中国や日本での

一部では、まだ、この方法を行う施設が残っているから要注意だ。

結局作り直し手術が必要となり、

このように当院に作り直し手術を求めて、集まって来られている。