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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

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2008年3月4日。術前。
某大学病院で、耳を作られたものの、このような不幸な結果となっていた。
タンザー法もどきの手術を行われていた。
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耳があるべき場所を赤線で示す。
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手術デザインの完成。
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上は新たに作成した3次元肋軟骨フレーム。
下は、移植されていた肋軟骨フレームを摘出した物。
全く異なる形をしている。
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皮弁形成および皮下ポケットを作成したところ。
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新たな、3次元肋軟骨フレームを移植した所。
そして、本日2009年2月24日の耳立て手術日となった。
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本日の術前の状態。
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すでに、某大学病院での手術において、
頭の上の方に異なる色の皮膚を移植されるときに、浅側頭動静脈を切断されていた。
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一枚目の血管膜だけでは、血行が悪いために、2枚目の血管膜ごと頭から起こしたところ。
頭の後ろ側に置いているのは、上から順に
  色の異なる皮膚を摘出した。
  頭から新たに採取した薄い皮膚。これに張り替えると色が同じとなる。
  耳を後ろから支えて立てるための、新たに作成した肋軟骨ブロック。
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耳が立っている。やや腫れているが、腫れは入院中に引いて行く。
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耳を前から見た所、耳が本当に立っていることがわかる。

その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。