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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

本日は土曜日。

午前中は、陳旧性鼻骨骨折で手術した患者さんが、退院された。

その後、小耳症経過観察中の患者さんが数名来られて診察した。

外来の合間に、すぐに病室へ上がり、入院中の小耳症の患者さんの包帯交換を行った。

しかし1号室の包帯交換がすんだ時に、「小耳症新患の患者さんが来られました」と、

受付からの連絡を受けた。

また直ちに外来へ降りて、生後4ヶ月の両側小耳症の患者さんを診察して

ご両親に、手術法の説明を行った。

2時間以上の時間がかかったので終わってみると、すでに1時半。

それから急いで昼食をとり、あわただしく再び外来へ。

小耳症経過観察中の患者さんを数名診察して終わりだと思ったら、

そこに、「小耳症新患の患者さんが2名です」と、カルテが2つ増えている。

たまたま、2名とも、小耳症手術適応年齢を超えた11歳となった患者さんだった。

新患の方の場合は、説明に長時間必要となるため

2名とも同時にまとめて診察することとなった。

それぞれに、ご両親や家族の方がついて来られているので、

外来の診察室のソファーに、トータル7名の方に座ってもらい、

手術の説明となった。

2時間以上かけて、小耳症手術の意味をも含めて説明が終了した。

その後、今年の秋まで手術予定が詰まっており、

10月と、11月にそれぞれ手術を予約され、入院病室を見学されて

お帰りとなった。

気がつけば、5時。

それから、再び病室入院中の患者さんたちの包帯交換を2号室から開始した。

抜糸などを要する患者さんが多く、包帯交換が終了したのは

なんと夕方6時半を超えてしまった。

医局へ降りてやれやれと思ったら、

病室から、看護師さんが降りてきて

「永田先生、処方箋を書いてください。」との事。

書き終わったら土曜日だというのに夕方の7時を超えている。

夕食を作る元気も残っていないので、トンカツ屋に、トンカツ弁当を注文して

その弁当が届くのを待っている。


こんな2月の最終日を送った。