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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

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2007年10月18日。小耳症術前、耳があるべき場所を赤で示す。
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術前のデザイン。
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作成した3次元肋軟骨フレーム。
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皮弁形成および皮下ポケット作成。
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3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットに移植した。

そして2009年3月10日の耳立て手術日を迎えた。
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耳が再建されている。
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耳立て手術のデザインを示す。
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耳と頭との間に肋軟骨ブロックで支えて耳を立て
その後ろを頭から起こした生きた血管膜でカバーし、

移植肋軟骨を生かすばかりでなく耳の後ろからの血行増やし、
更にその血管膜の上に
頭からあらかじめ採取していた薄い皮膚を移植する。
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耳を頭側から見た所。耳が立っている。
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耳を斜め前から見た所、耳が立っている事がわかる。

その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。