
2008年、8月14日。耳垂残存型小耳症の術前。

耳があるべき場所を赤で示す。

術前のデザインが完成したところ。

作成した3次元肋軟骨フレーム。

皮弁形成および皮下ポケットを作成したところ。

3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットに移植した所。

そして、2009年4月3日。耳立て手術の日となった。

耳立て手術のデザインを示す。

頭からあらかじめ薄い皮膚を採取した。
さらに、頭から生きた血管膜を起こした。
耳の後ろから耳を支えて立てるための肋軟骨ブロックを作成した。

耳を肋軟骨ブロックで支えて立てて、その耳の後ろから血管膜でカバーして
移植した肋軟骨を生かし、
頭からはがしていったん減少した耳の血行を後ろから増強させ
その上から更に頭から薄く採取したあった皮膚を移植した。
耳が立っている。

前から見た所、耳が立っている事がわかる。
血行が良いので、耳の腫れは、入院中に引く。
その1
このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。
小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。
その2
このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。
耳介形成術による合併症
感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。