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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

春の嵐が

天空から白い天使を連れて来た。


夢の中からファンタジーが

飛び出した。


シルエットは蒸気と共に

白い天使と溶け合っている。


最も自然なファンタジー。


灼熱の天子の中で

溶かされてゆく

融けてゆく


最も生きている瞬間

春の嵐
木漏れ日がまぶしいその先に

白い砂浜が光る。


砂浜のその先は、

どこまでもコバルトブルーの海が水平線まで続いている。


水平線のその上は、底抜けに晴れ渡る大空。


夢のような天空から

この世のものとは思えない

白い天使が舞い降りてきた。


白い砂浜に立つ、白い天子は

透明な不思議な光を放っている。


あまりの明るさに

目がくらむ私は

シルエットとなって

天子の元へ

ただひたすらかけていく。


白い天使の灼熱の太陽の中に

焼けつくされてしまうまで

シルエットとなり

かけてゆく。


時折かかる波が

燃え尽きそうなシルエットを冷やしている。

発火点寸前のシルエットからは、膨大な蒸気が噴出している。


白い蒸気を長く後ろに残しながら

それでも、なお、

白い灼熱の天子に向かって

かけて行く

まるで蒸気機関車のようなシルエット。

その前に、灼熱の輝く天使。


サルバドール・ダリ は  天空で笑っている。



またまた今度は前歯が欠けまして、お休みしました。
昨日から、2連休です。

久しぶりにリビングのカーテンを開けたら、なんと、草ぼうぼう!
春だから木々の新芽がどんどことんがってきて、
若葉やとりどりの花が咲いていて、いい気持ちになっていたけれど、

我が家の狭い庭にも春はやってきていたとみえ、
すくすく伸びた雑草がはびこり、目も当てられません。

数少ない鉢植えも乾いてカラカラで、大事にしていた山椒の木も、
ドライ山椒になる一歩手前で、した。
なんとか水をやって生き返りました。

仕方がないので草むしりをしていたら、派手に救急車の音がして、
ご近所の人たちが、右往左往しています。
何やら声も、掛けづらかったのですが、
どうやら私と同い年くらいのおくさんが急に倒れてしまわれたらしいのです。

人生、何時何が起こるかわからないものです。

今日は朝から竹のこご飯を炊いて、
蕗と油揚げの煮物には昨日生き返った山椒を載せて、
亭主と息子の愚痴を肴に頂きました。

さあ、明日からまた仕事だぞ。


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2008年8月19日、耳垂残存型小耳症術前。
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耳が存在すべき場所を赤で示す。
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デザインの完成。
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3次元肋軟骨フレームを作成したところ。
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皮弁作成および皮下ポケット作成したところ。
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3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットに移植した所。
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そして、本日の2009年4月14日の耳立て手術日となった。
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耳立て手術のデザインを示す。
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頭からあらかじめ薄い皮膚を採取。
頭から生きた血管膜を起こしたところ。
耳の後ろに、支えとして耳を立てるための肋軟骨ブロックを作成した。
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手術終了時、耳が立っている。
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耳が立っている。
耳の腫れは、入院中に引く。

その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。