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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

私は夕べは夜勤で、クリニックでお泊りだったので、さすがに今日は午後から家に帰ってきた。
夜勤明けの開放感で、柏餅3個を肴にスクリュードライバーを飲みながら、メインディッシュはグリンピースご飯とシューマイスープ。
自分でもちょっとミスマッチかなと思う。

3月にナースさんが一人辞められて、代わりに新しいナースさんが4月から来てくれている。5月からもう一人新人さんが来てくれる予定である。

やはり春は別れあり、新しい出会いあり・・・。
なかなかに、胸ときめく頃でもある。

我が家では3男が家を出て行ってもう1ヶ月近くになるので、すっかり3男抜きのペースになっている。
3人で分担していた家事は、2人分に減ったので、特別増える事はなかったが、なぜか期待していた光熱費は、ほとんど減らなかった。

何ヶ月も前から電卓叩いて楽しみにしていたのだが、がっかりだ。
しかし3男の好物のかんきつ類は、ほとんど減らないので買い物の回数は減った。
米は減らなくなった。

3男は外食のできない子なので、毎日弁当をつくって仕事に行っているらしい。
それを見て同期の男子も弁当を作ってくるようになったらしい。

その話を事務さんにしたら、
「最近の子はみんなそうらしいですよ。」と言っていた。テレビでやっていたとか。
うちの子だけかと思ってたけど、受けなかったので、残念だった。

さあ、先日本屋に寄ったらL・M・ビジョルドの新作と誉田哲也の文庫本が見つかったので、今夜は早くお風呂に入って、読書です。




 
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2007年11月22日・術前。
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耳があるべき場所を赤で示す。
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デザイン
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作成した3次元肋軟骨フレーム。
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皮弁形成および皮下ポケット作成。
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皮弁の状態を示す。
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3次元肋軟骨フレームを移植したところ。

患者さんは、両側小耳症のために、この時点では、
日常会話を行うために補聴器を必要としていた。
その後、アメリカのバージニア大学耳鼻科で、聞こえるための手術を受けた。
その結果、補聴器無しで、日常会話が出来るようになった。すなわち、聞こえるようになった。
そして、2009年4月23日の耳立て手術日を迎えた。

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耳が完成し、耳穴も完成している。
補聴器無しで聞こえるようになっている。
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耳立て手術のデザイン。
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血管膜を起こしたところ。
耳を後ろから支えて立てるための肋軟骨ブロックを作成した。
あらかじめ頭から薄い皮膚を採取した。
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耳が立っている。
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耳が立っている。
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側面の状態を示す。
耳の腫れは、入院中に引く。