FC2ブログ

永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

P1000886.jpg
小耳症術前の状態。
P1000887.jpg
耳があるべき場所を赤で示す。
髪の毛の生え際が耳の上3分の1にかかっているローヘアーラインのタイプ。
耳たぶの位置は通常よりも低いところにある。

髪の毛が生えない耳を正常な場所に作るためには
特殊な方法が必要な症例である。
P1000888.jpg
手術のデザインを示す。
P1000889.jpg
作成した3次元肋軟骨フレームを示す。
P1000890.jpg
切開線を示す。
P1000891.jpg
耳のあるべきところに髪の毛が生えている部分を切除した。
P1000892.jpg
耳たぶを表の皮弁と、裏の皮弁に2分割して耳たぶの裏側の皮弁を、
回転させて、耳があるべきところまで引き上げることが出来た。
耳たぶの表側の皮弁を本来の耳たぶの場所へと移動したところ。
P1000893.jpg
皮膚弁を反転して見た所を示す。
P1000894.jpg
3次元肋軟骨フレームを移植し皮膚弁でカバー縫合したところ。
耳の軟骨を全て摘出し、髪の毛が生えない耳が再建出来た。

通常のローヘアーラインの症例では、
3次元肋軟骨移植した上の方で頭皮切除の欠損部を
頭から血管膜を起こしてカバーし、
その上に更に頭からの薄く採取した皮膚を移植して
髪の毛が、はえない耳を作らなければならない。

しかし、この症例は、非常に特殊で、耳は低い位置にあるものの
皮膚の表面積が広く存在する症例だったので、
耳たぶの後ろ側の皮膚を上方に回転移動し、有効利用するという
新たな方法で、髪の毛を生えない耳が再建できた。

半年後の次回の手術時に、耳たぶの余分で切開する場所を青い線で示す。

その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。