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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

医療崩壊がどんどん進んでいる。

毎年毎年、医療費の削減を行った結果

この10年で、救急医療施設だけで1割も減少した。

医師不足は顕著になっている。

病院数も減少している。

救急車の たらいまわし問題は、ますます深刻となっている。


崩壊した医療を再生するのは、

気が遠くなるような時間がかかる。

一人前の医師の養成には、気が遠くなるほどの長時間を要するからだ。


とくに、世界の最先端のすぐれた医師数が、多くなれば、

時間の差こそあれ しだいに一般の病院の医療レベルが高くなるが、

医療崩壊を起こしている状態では

優れた医師も育たなくなっている。


このつけは、後々まで、国民に災難として ふりかかってくる。


医療を立て直すには、長期の見通しを持った政策が必要だ。

医療再生は待ったなしで着手すべき問題だ。


今度の選挙では、良く考えた投票を行う必要がある。




本日午前中は、

小耳症患者さんが1名無事退院となった。

変わりに

明日の小耳症手術予定の患者さんが入院となった。

その後

入院中の患者さん達の包帯交換を行った。

包帯交換が終了し、

飛び込みで指の切創の患者さんが来られて

縫合を行った。


午後からは、外来。

経過観察中の小耳症患者さん達の診察を行った。


また、中国地方のある大学病院で手術を受けたものの

不幸な結果となってしまった小耳症患者さんが初診で来院された。

2時間近く、説明時間を要した。


その後も数名の小耳症患者さんを診察。

ようやく外来が終了した。


明日は小耳症肋軟骨移植術予定となっている。