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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

永田小耳症形成外科クリニックの

昨年の年間の、純粋な小耳症だけの手術件数は140件を超えている。

日本国内では、ダントツに最も多い手術件数となっている。

毎回の手術を、写真入で当院では、このブログに報告しているので

数のごまかしようがない。



しかも当院での永田法の手術は、小耳症の場合2回の手術で完全な耳が完成するので

年間70の耳を再建していることになる。


他の施設では、

1つの耳を再建するのに4回から6回という手術回数が必要であるところが多いから

年間手術件数の4分の1か6分の1の耳しか再建していないことになる。

たとえば他の施設で、年間40件の小耳症手術件数なら

再建耳の数は、10件以下という事だ。

しかも小耳症以外の程度の軽い耳の再建件数まで加えて報告している施設では

もっと少ないことになる。


しかも、このブログにも再三出てくるように、

他の施設で4回から6回手術されてしまった挙句

作り直さなければならない結果となって

日本中から永田小耳症形成外科クリニックへと

小耳症の患者さんたちが全国から集まってこられている。


私が、これまで再建を行った小耳症の患者さんは、ほぼ2000件を超えるが

問題は、耳の形の出来の違いで、

人生が大きく変わった患者さんを多数経験していると言う事だ。