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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

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関西地方のある大学病院形成外科で手術を行われた小耳症。
2009年3月13日。
耳から髪の毛が生えている。
耳の後ろには色が異なる皮膚の移植がされている。
作り直し手術目的で永田小耳症形成外科クリニックへ入院された。
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耳があるべき場所を赤で示す。
本来耳があるべき場所からずいぶん異なる。
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本来の耳があるべき場所から比べるとずいぶん異なることがわかる。
手術のデザインが完成したところ。
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左上が、新たに作成した3次元肋軟骨フレーム。
左下は、移植されていたフレームを摘出したところ。
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頭から血管膜を起こした。
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3次元肋軟骨フレームを移植。
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移植したフレームを血管膜でカバーした。
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血管膜を頭から採取した薄い皮膚でカバーした。
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9月8日、耳立て手術日を迎えた。
髪の毛が生えない耳そのものは正常な場所に出来ているが
耳珠はまだ以前のまま、前にある状態。
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手術デザインを示す。
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正常な場所に耳珠を再建し直して、耳の周囲を切開したところ。
頭から2枚目の血管膜を起こした。
耳の後ろから耳を支えて立てるための肋軟骨ブロックを作成した。
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耳が立っている。
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耳が立っている。
耳の腫れは入院中に引く。

その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。