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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

先週の日曜日、それも夜、○先生から電話があった。
何事だ。

なんだか慌ててる様子。

予防注射がどうとか言っている。

事務長!
僕は新型のワクチン、何処で打つんですか?と・・・?

え?ワクチン、まだうちに来てませんよ。
そういえば、テレビで医療従事者の接種が始まったとか
言ってたけど。

新型インフルエンザは、
ワクチンの接種に関しては、色々とわからない事だらけで、
講演会や、勉強会へも出席したのだが、
要するに、まだデータも少なく、てんやわんやで、
訳わかんないままだった。

何人分来るのか、
1ミリリットルボトルが来るのか、
当院には何の選択権もない。
一度きたら返品も出来ない。
もちろん追加注文も出来ない。

だって先生、いつもはインフルエンザのワクチン、
なんだかんだと言って嫌がっているのに、
今年に限ってどうしたの?

体調が悪いだことの、副作用がどうだのと言って、
最初の年は逃げられて、
奥さんと二人で打ちますと向こうへもって行って、
結局は打ちそこなったりとかして、
  (確信犯だよ)

いや、みんなが打ち終わってて、
もしかしたら僕に隠してるんじゃないですか?

は?
なんで○センセに隠す必要があるの?
センセ、注射、したいの?したくないの?

なんだかもごもごいっている。

その翌日にワクチンが来たので、
(二人分だけ)
まずは院長と○先生に、と思ったら、
やっぱり
今日は辞めときます。
明日にしますというので、
はて日曜日の電話は何だったのかしら。

要するに、
ハネコになるのが、嫌なだけだったのね。
このブログをごらんいただければわかるとおり、

小耳症の術前、術中、術直後の写真で一目瞭然。


いろいろな施設で小耳症に対する耳再建術が行われて、不幸な結果となり

永田小耳症形成外科クリニックにおける作り直し手術を見ていただけると

いかに、精密な手術が計画されなければならないのかが

理解いただける。


耳の再建には、その立体的形態に応じたミリメートル単位の

細かなところまで設計が及んでいる必要がある。

が、そのような報告をすると

「人間がミリ単位の手術が出来るはずがない」などと、

以前の手術法「タンザー法もどき」を行っている先生方から何度となく言われてきた。


良い意味に理解すると、

永田法は、30年以上も先を行くほど、あまりにも先進的手術法なので

従来法しか頭になかった医師達の理解の常識の域を

はるかに超えていた、と言うことかも知れない。


悪く見ると、あまりにも結果の違いに、従来法を長年行って

社会的に高い地位にいる医師達のプライドが傷つき、

見ても見ないふりをしたくなったのかもしれない。


小耳症患者さんのためを思えば、永田法への手術法の転換が必要だが

簡単にまねが出来るはずもなく、無視という方法をとってきた。


しかし現実は、永田法が世界の手術法として認識され

英語圏の形成外科のテキストとなっており

形成外科専門医師テスト問題ともなっている。


日本では、これらテキストが翻訳されて一般化するのに30年のタイムラグを要する。

しかも患者さんの発生数が毎年日本中でたった100名程度しかいない超稀な疾患で

経験がある医師数があまりにも限られており、

そもそも、耳の形態そのものが体表の中で最も複雑なために

耳再建の手術法は当然のごとく超困難である。


ましてや作り直しとなれば、さらに複雑な要素が加わって困難さを増している。

困難となった患者さんたちが、永田小耳症形成外科クリニックへと増加し続けている。


このブログは、日本での現実を、写真とともに一目瞭然に明白にしている。