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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

先日の土曜日である。
外来の受付に座っていると、
若いお兄さんがスタスタと入ってきて、
「ドキンですか?」と言う。

「どきん?」
「ドキンですか?」

アンパンマン?
ドキンちゃん?

重ねてもう一度
「ドキンですか?」と聞かれて、
「ドキンです。」と答えたけれど、
ああ、土足厳禁なのね。

英語の短縮形もよくわからないけれど、
最近はなんでも省略するので、
コンカツだの、シュウカツだの、レキジョだの、
実家の80歳過ぎの母親と話していると、
よく「何の事じゃ?」と聞かれるけれど、
同じシチュエーション。

短縮形って、年配者には付いていけないのだなあ。
気を付けねば、と思ったしだいです。
ナースのTさんは健康診断が気がかりでしょうがない。

「何時からするんですか?」と聞いてくるので、
「開院記念日が過ぎてからね」と言うと、
「それまでに血液がサラサラになるように、たまねぎ食べなくちゃ!」とのたまうのである。
何日かして、
「事務長さん、もうフラフラでス。今日採血していいですか~!」と言うので、
「何、ご飯食べてないの?では私が採血してあげよう!」と言うと、
「だめです!事務長さん、息子さんの採血失敗したでしょう。」という。

「うん、でも3回の内、2回は成功したよ、チャレンジさせてよ」と言ったのに、
「駆血帯縛ってくれれば、自分でやりますから」というのだ。
もう、そんなに嫌がらないでもよさそうなものだが・・・。

そういえば○先生も、
私が採血してあげる、といったとたん、
知り合いの先生に頼んで健康診断を済ませてくるし、
院長は、
「おれは明日手術があるんだ!」と叫んだ。
あたしが採血したら、どうなると言うんだろう。

でも、自分で採血するのってどんなもんだろう。
面白そうだからやって見せてもらおうと思ったが、
結局Tさんは夜勤のナースさんに採血してもらい、事なきを得た。
「一発でした。事務長さんもしてもらえば」と言われたが、
私としては、自分で自分の採血をするTさんが見られなくて、残念だった。

しかし、Tさんは
「心電図を自分で録ろうと思ったけど、無理でした」と言っていたので、
あらまあ、心電図はほんとに自分でやるつもりだったらしく、
ぜひ一度、自分で自分の心電図を取るところもまた、見てみたいものだと思ったのだ。
昨年度の日本の税収は45兆円だった。

来年度のそれは、36兆円と見込まれている。

なんと、9兆円の減収ということになる。

昨年度の4分の1の減収なのだ。

すなわち、25パーセントの減収となる。


更に失業率が増し、失業者に対する手当てが必要となる。

税収が減る上に、使わなければならない救済額が増加してくるのだから

もはや、悪循環となっている。


しかも日本は、デフレ現象となっている。

物価が下がれば、企業の利益が減り

企業の利益が減れば、そこに働く人々への給料も減る。

給料が減れば、ますます買い控えがおき、経済活動は冷え込み

税収は更に減少する。

このように、経済的に悪循環となる。


新政権が、政権公約を実行するには、どうしても赤字国債に頼るしかないが

あまりにも額が大きすぎれば、日本国債の信頼が落ち、

海外からの日本国債購入が極端に減少してしまう恐れが出てくる。


不景気の恐ろしい波が、現実のものとなって日本全体を襲っている。

厳しい現実に、残された道は限られてくる。

そもそも、今回の世界恐慌は

アメリカが始めたサブプライムローンの崩壊が、きっかけとなっている。

世界中の金融機関が、このサブプライムローンにだまされたからのことである。

アメリカの中に、世界から集めた巨大なお金が消えていったのだ。

アメリカのごく一部の誰かが巨額の利益を受けている。


このような金融システムが、間違っていることになる。