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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

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2009年5月21日。前傾耳垂と頬部陥凹を伴う困難な小耳症。
両側顔面半側萎縮症を伴う両側小耳症すなわち両側第1第2鰓弓症候群。
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耳があるべき場所を赤で示す。通常の小耳症に比べて耳垂が前傾している事がわかる。
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手術デザインを示す。
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皮膚弁形成および皮下ポケット作成。
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作成した3次元肋軟骨フレーム。
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3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットに移植したところ。
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2009年12月24日、耳立て手術の日を迎えた。
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耳立て手術のデザインを示す。
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あらかじめ頭から薄い皮膚を採取した。
耳を後ろから支えて立てるために作成した肋軟骨ブロック。
耳の後ろから生きた血行の良い組織でカバーし
移植肋軟骨ブロックを生かし血行を耳の後ろから増強するために頭から血管膜を起こした。
耳の前の頬部の陥凹変形を修正した。
耳輪脚の形態も修正した。
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耳を上から見たところ。
耳が立っている。
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耳を前から見ても立っていることがわかる。
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真横から見たところ。

その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。