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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

人に感動を与える芸術は偉大だ。

人によって好みが異なるが、


偉大な芸術家が描いた絵画には、多くの人が感動する。

私の最も愛する画家は、サルバドール・ダリ。

ダリの絵を見ると、私にもインスピレーションが湧き上がり

エネルギーが沸いてきて、絵を描きたくなる。


偉大な歌手にも、多くの人々が感動する。

私の最も愛する歌手は、ルチアーノ・パバロッチ。

パバロッチの歌を聴くと、気分爽快となり

エネルギーにあふれ、私も歌いたくなる。


芸術に心打たれると勇気が湧いて来る。


耳を再建する事は、科学の積み上げの結果として

究極に達すると、芸術になる。


小耳症に対する耳介再建術は、私に与えられた天職。


一人でも多くの小耳症の患者さん達に、

感動を与えることが出来る耳を再建する事が

私にさずかった道。





イタリアはローマ帝国以来、古い歴史があり

ヨーロッパのほぼ全土からエジプトを含む地中海沿岸の国々やトルコ共和国にいたる

広大な地域を支配していた。


2000年も前に、

巨大な石の柱を延々と並べ、その上に水道を引いたのだった。

その石と石の継ぎ目を、

火山灰と砂利を練った物で固めることで、

現在のセメントのような役割を持たせる方法を開発した。


この技法を用いて、コロッセオのような巨大建築を作り上げる事となったのだった。

キリスト教は、ローマ帝国初期中期までにおいては、迫害していたものの

次第にその信仰者が増加して

ついには、キリスト教がその勢力を増し。

イタリアにも教会が各地に立てられるようになった。


2000年も前からのローマ帝国の建築技術の基礎の上に

現在のローマには

世界のキリスト教会の総本山とも言われるバチカン市国に、

壮大で荘厳な教会が立っている。


巨大な柱が何百本も立ち並ぶ広場は、

人々を圧倒するほどのスケールとなっている。

先週は、このバチカン帝国を、な、なんと園長先生が訪れた。


その荘厳さと気高さに、

キリスト教徒でもない園長先生が

「心を洗われるようだった。」と、興奮冷めやらぬ感想を漏らしている。


バチカンの教会を見に来て

広場で待っている人達の中には、

「感激して目に涙を浮かべている人もいた。」と、

園長先生が熱っぽく語っている。


それほど、荘厳な所なのだ。


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2009年7月21日。特殊な形態の小耳症術前。
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耳があるべき場所を赤で示す。
耳たぶが前傾している。
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皮弁形成および皮下ポケット作成。
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3次元肋軟骨フレームの作成。
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皮下ポケットに、3次元肋軟骨フレームを移植した。
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そして、2010年2月19日。耳立て手術の日となった。
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手術のデザイン
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肋軟骨ブロックを移植して、耳を後ろから支えて耳を立て
それを生かすために血管膜で、耳の後ろをカバーしたところ。
これで、耳の血行も良くするので、術後長期経過しても、移植肋軟骨の吸収が起きなくなる。
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血管膜の上に、頭からあらかじめ採取しておいた薄い皮膚を移植した。
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耳が立っている。血行を補強しているので、耳の腫れは入院中に引く。


その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。