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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

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2010年3月2日。耳輪外側の欠損を伴う立ち耳、前方からの外観。
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斜め前から見た所。
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耳のクローズアップ所見。
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耳を上から見ると、立ち耳であることがわかる。
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手術デザイン。
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手術デザイン。
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立ち耳の耳介軟骨を修正しなければならない所に、針を刺して示す。
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耳の裏に刺した針が出ている。
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耳介軟骨にマットレス縫合をかけて形に修正を加える事で、立ち耳を修正した後、
耳垂皮弁および耳輪皮弁を形成した所。
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耳の後方からの所見。
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それぞれの皮弁を回転移動させ縫合した。
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耳の後面の縫合線を示す。
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耳を上から見ると、正常な角度に倒れていることがわかる。
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ロール状に巻いたガーゼを耳の裏と表から縫合して密着させるため、
ボルスター固定を行った。
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正常な耳が形成されている。
ボルスター固定は、術後10日目ではずし、2週間になる前に抜糸を行う。


このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。