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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

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2009年7月23日。耳垂残存型小耳症術前。
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耳があるべき場所を赤で示す。
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作成した3次元肋軟骨フレーム。
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皮弁形成および皮下ポケット作成。
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3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットに移植した。
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そして、2010年3月9日耳立て手術の日となった。
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耳立て手術のデザインを示す。
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耳を立てるため、耳の後ろに移植する肋軟骨ブロックを作成した。
頭からあらかじめ薄い皮膚を採取。
頭から血管膜を起こした。
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耳を上から見たところ。耳が立っていることがわかる。
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耳を前から見たところ。耳が立っている。

その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。



第1次ベビーブームの老人が増加し

第2次ベビーブームがあったものの

第3次ベビーブームが起きなかった事から

若年層が減少の一途をたどり

人口ピラミッドが、ピラミッドの形ではなくなり、

深刻な社会現象がおきていると、つい最近、このブログに書いたばかりだが


昨日の読売新聞の社説でも、この人口形態で、

社会保障を維持するためには、もはや減少した生産人口だけでは、

老人を支えられなくなったので、消費税の増税が必要だ。

と、述べている。


日本人の平均寿命が延びたということは、喜ばしいことだが

従来の、65歳で退職という考え方の常識を大きく変えて

元気な人は、死ぬまで現役で働けるような

抜本的な社会改革も必要となる。


老人自身が、ある程度の税金を払っていかなければ

もはや社会保障制度が、成り立たなくなったのだ。


逆に、老人の中には、元気で、頭脳明晰で、長年の経験を発揮してもらうと、

社会に貢献できる人材が、多く埋もれている場合が多いのではないだろうか。


定年という社会通年から、その能力を、埋もれさせている事が

社会にとって、勿体無い事だ。


頭脳明晰な老人が、一念発起して、集団で会社を興し、

その会社が、次々に、老人で引き継げるようになれば

老人も、やる気が出てくるだろう。


金融機関も、このような老人ベンチャー企業に対し

柔軟に投資を出来るようになれば、経済的にも活気がよみがえる可能性が出てくる。


現在の老人の多い人口構成だからと、

悲観論ばかりではなく、

新たな老人活用法が、日本で成功すれば

世界に先駆けたモデルともなりうる。


生きるためには、仕事をし、収入を得ることが自然である。

元気でいる限り、老人は、もっと積極的に前向きに、仕事に打ち込むべきだろう。


それが、生き生きとした明るい老人が増加する事になり

社会経済にも、大きな活性化と貢献を齎す事になる。