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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

本日午前中は、

海外からの小耳症患者さんからの診察を受けに来たいと言うメールや

海外の形成外科医から小耳症手術見学をしたいと言う問い合わせのメールに対する返事

などに応答する作業に時間を取られた。


その後、小耳症で入院中の患者さん達の包帯交換を行った。

そして明日、小耳症手術予定の患者さんが入院された。


午後からは、外来の時間。

小耳症で新患の患者さんが2名来院されたので

同時に、手術法の説明を2時間ほどかけて行った。


2名と言っても患者さんは子供さんなので、ご家族がついてこられている。

2家族一緒に説明するとなると、

外来診察室が通常より広くなければならない。


しかも、画像を供覧しながらの説明なので、皆が良く見えるようにするために

大き目のコンピューター画面が必要となる。

このような特殊性が小耳症専門クリニックには必要となっている。


私が勤務医だったころには、大きな病院であっても、

通常の病院の外来では、それが不可能だった。

外来のたびに、自分のノート型コンピュータを外来に運んで行って

毎回セッティングしなければならなかった。

ノート型パソコンは、画像が小さいので複数の患者さん達が、見ずらかった。


開業して良かった点は非常に多いが、

そのうちの一つとして

このような点を考慮に入れた外来を、設計しておいたので

小耳症の患者さんのために、便利な外来となっている。

日本の目指している福祉レベルは、どういうものだろうか?

前政権での麻生首相が述べていたのは「中福祉・中負担」だった。

中福祉とは、どういう事だろうか?

よく考えると、非常にあいまいだ。


福祉の中には、いろいろなジャンルがあるが

福祉の中でも、医療に絞って考えてみる。


最低レベルの医療だけを国民に受けさせるレベルなら、「低福祉」と言うのだろう。

政治家としては、低福祉とは言えないので「中福祉」と述べたのだろう。

逆に考えると、「高福祉」と述べないことが気にかかる。


高福祉とは、世界最先端の高度医療のことを意味する。

だから、政府の意味する中福祉とは

世界最先端の医療レベルを含まない福祉レベルとも受け取れる。


そう考えると、最先端の医療が、

アメリカに比べて日本で一般的に受けられるようになるのには

30年のタイムラグがあることが理解できる。


本当に、このようなことでいいのだろうか?

日本は、経済大国といわれている国なのに。